全般性不安障害は新しい呼び方で、かつてはというよりも今でも不安神経症と言われています。
この症状が急に表れた場合、本人や周りの者はもちろん普通の医師も体に異常があるのではないかと思ってしまいます。
前回の記事の「寒くて寒くて耐えられない」も、救急では原因がわからず朝9時の外来受付まで待たされ、内科を受診するもわからず精神科へ回されました。
そこでやっとぼくの病名が付きました。「不安神経症です」
それが3月18日。その時に薬を出してくれましたが、あまり改善しませんでした。
しかたなくインターネットで同じ症状の人を探して自分の症状が「悪寒戦慄」だということを知りました。
そして悪寒戦慄を調べていると、アリナミンEXプラスが効く、ということでそれを服用するとすぐに収まりました。
この全般性不安障害はストレスによる自律神経のアンバランスによって引き起こされるようです。
このストレスが3月の末で軽減され、それに伴って4月はアリナミンを飲まなくても普通の生活ができていました。もう、こんなことはないだろうと思っていました。
ところが5月13日(月)、スポーツクラブから帰って妻と昼食をとっている時、急に息苦しくなり「窒息するのでは」と思うほど息ができない状態になりました。なんとか自力で頑張って、息ができるようになりましたが今までにない症状でびっくりしました。しかし、1,2分後食事を再開できその日は普通に生活できました。
寝つきもよく普段通りに眠りました。日付が変わり5月14日。
朝5時に目が覚めトイレに行きました。たまに朝方トイレに行きます。
その時の気分は普通でした。
トイレから戻り、布団に入るとなんか呼吸がしにくくて「このまま寝ていていいのだろうか」と大きな不安に襲われました。布団から出て、椅子に座ると比較的呼吸が楽になるので、その状態でまたインターネットで同じ症状の人を探し始めると、さあ大変。
寝ていて呼吸がしんどい、でも体を起こすと呼吸が楽になるのは心不全だ
とか、肺に水が溜まっているとか恐ろしい内容ばかりが検索に引っ掛かりました。
妻が6時過ぎに起きてきて朝食の準備をするころには、さらに気分が悪くなっていました。
そして、朝食。しかし、まったく食べられませんでした。
中央市民の救急外来に行ったって、3月と同じように何もしてもらえないだろうし、どうしてよいか全くわかりませんでした。
肺がんが急に悪化して血中酸素濃度が下がっているのではないだろうかとか心臓が急に弱くなってしまったのだろうかとか、考えているともう悪いことばかり。
藁をもつかむ思いで、いつも通っている道にある呼吸器内科に行くことにしました。
私からの病状を聞き取り、問診。医師は
「不安神経症です。なぜかというと私と話しているとあなたは安心して呼吸が楽になっているではありませんか」
はい、その通り。血中酸素濃度も測ってみると97。正常値。
気分的にだいぶ楽にはなりましたが、まだまだ体はだるいし、呼吸もしんどくなる時があります。
昼食もだめでした。夕食もダメでした。14日は何も口に入れることができませんでした。
この不安神経症(全般性不安障害)は交感神経のアンバランスが原因。
原因がわかれば、的を絞って調べられるので、またまたネットで検索。
すると、いいのが見つかりました。
腹式呼吸。
吸うときには交感神経が活性化し、吐くときには副交感神経が活性化されるそうです。
「4秒で吸い、8秒かけてゆっくり吐きましょう」
また、腹圧呼吸というのもありました。興味のある人は検索してください。
また交感神経を活性化するには背骨や周りの筋肉を意識することが大切だとも言われています。
つまり姿勢を正しく保つことが交感神経を活性化させることにつながるということです。
これを14日の午後から本日15日まで頻繁に意識し、やってみたところ、効果がでました。
夕方にはおなかが減ってきたのです。久しぶりにおやつを食べました!
夕食はちょっと前に自分で作っていた、鶏むね肉のフライとポテトフライ。
なんと食べることができました。
そして呼吸法プラス、軽い有酸素運動。つまり、散歩。これも午前、午後両方やってみました。
そのかいあって、今は普通の体調に戻りました。(15日20:30現在)
この自律神経のトレーニングはいろいろほかにも効果があるそうです。