はやてさんには、デビュー当時に大変お世話になりました。
たしか、旗揚げシリーズの次のシリーズから参戦していただいていたと思います。
その大事なお披露目試合、
当時のはやてさんはデメキンのタイツに上着はオレンジのビプスという、バスケ部か?というような摩訶不思議な格好で試合させられていました。
そうです。
練習生だった和田秀作に、コスチュームを忘れられたのです!
しかも会場は東北の福島だったかで、間違いなく取りに帰れない距離です。
告白します。
コスチュームを忘れたのは和田秀作氏ではなく、僕です。
すいません…。
それだけではありません。
試合のある土日、台所の三角コーナーのごみを捨てずに先輩がすごい顔で怒っていて、
はやてさんは
「また練習生でしょう。雑用が多いから仕方ないですよ」
と、その先輩をなだめてくれましたが、、、
あれも僕です。
本当にすいません。
練習が嫌いで、
プロ意識の欠片もなく、
毎日のように先輩に怒られては「アイツ(GAINA)の影に隠れてわからなかったけど、お前の方が全然ダメだな」と罵倒される毎日。
レスラーになりきれてなかったダメ人間だった僕にいつも苦笑いで優しく接してくれ、
「大丈夫だよデメちゃん」
と、
年齢が大きく離れた僕に対していつも変わらぬ対応で、
興行後のすさんだ僕の心をいつも癒し慰めてくれていたはやてさん。
20周年の毒人9で、
自分にゆかりのある選手、
お世話になった方を思い浮かべてすぐにはやてさんの名前を思いました。
そして、2013年頃にツバサさんと東京で話した、対戦したい相手。
僕はすぐさまはやてさんにオファーしたのでした。
~その②につづく~