ベトナムの3夜 ③ ベトナムの古き都(日本でいえば飛鳥みたいな感覚) | deluxeの徒然雑草紀行

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シリアスな社会批評の直後に「ガンダムLOVE」な記事を平気で載せたりしますから(w

次に訪れた場所がホアルー遺跡です。

ベトナムは長い間、北部が中国王朝の支配を受けていましたが、

10世紀に独立した王朝である黎朝がが成立しました。

その時に都をおいた場所がホアルー、現在のニンビン市です。

 

遺跡の入口は中華風の石橋と門がありますが、これは17世紀ごろの再建されたものです。

(基本的に中の建物は全て再建)

 

最初に訪問したのは初代皇帝の祠。

左の写真の後方にある山にお墓があるそうです。

こちらが祠の中心部。

中国風に中には漢字の扁額が掲げられていました(お墓なので写真は自粛しました)。

琉球王朝の首里城が近い印象です。

漢字はギリギリ読んで意味がわかる程度です。

なお、ベトナムは19世紀に文字を漢字(字喃)からアルファベットに変更しました。

 

それにしたって午後はカンカンに晴れ上がり、湿気がひどくてウンザリしました。

 

コチラが二代目の王朝の祠です。

似ていますね、当然ですが。

案外と中は広かったので、足の弱い親を連れて行くのが難儀でした。

写真を見てもわかるかとは思いますが、とても交通の便が良いとは言えない地であることや、

王朝が政治的安定性を欠いていたこともあり、

11世紀には家臣の反乱により王朝は交代(李朝)し、

より開けたハノイに都を移したことでホアルーは衰退していったのでした。

 

ところでハノイに都を移転した理由ですが・・・それは後述します。

 

(最近読んだ本)