こんにちは、モビリティです。
梅雨が明け、ますます暑くなってまいりました。
みなさんお使いの制汗スプレーには銀(Ag+)が入っていますか?
「銀が入っているスプレー使っているけど、どういう効果があるの?」
この疑問にお答えします。
イメージは「抗菌」「消臭」ですよね。
この記事は、3分くらいで読めます。
■ 抗菌作用を持つ「銀イオン」の原理を解説
■ 細菌をやっつけるなら体に有害なの?そんなことはありません。
■ 医療で使われる銀含有製品

抗菌作用を持つ「銀イオン」の原理を解説
「銀は抗菌効果がある。」とよく聞きますよね。
具体的には「銀」そのものに抗菌効果があるわけではありません。
メカニズムは「銀」に科学的な刺激(浸出液に触れるなど)があると「銀イオン」が発生します。
その「銀イオン」に抗菌効果があると言われているのです。
銀イオンの抗菌メカニズムは
② 銀イオンが細菌の様々な酵素と反応
③ 酵素の働きを阻害し、細菌の増殖を抑制する
このような感じになっています。
Ag+と書かれた制汗スプレーは、臭いの原因となるニオイ菌(細菌)の増殖を抑えることで臭いを防止してくれているのです。
細菌をやっつけるなら体に有害なの?そんなことはありません。
「銀」または「銀イオン」が細菌をやっつけてくれるなら、人体やばいんじゃね?と思われるかと思います。
結論、そんなことはありません。
たとえばご家庭でお使いの、水道の蛇口に取り付ける浄水器、この内部にも抗菌のために「銀」が使われています。
日本やアメリカの飲料水規則基準の中に「銀」については含まれていません。
銀イオンを飲んでも平気かというと、銀イオンは胃の中の塩酸に触れると「不溶性の塩化銀(溶けない塩)」になるので、人体に吸収されることなく、体外へ排出されます。
その他には仁丹にもその表面に銀が使われており、食品添加物としても安全が証明されています。
その他には、ヨーロッパでは古くから銀食器を使われていたり、江戸時代は銀の箸を使っていたりと昔から使われているのです。
医療で使われる銀含有製品
医療でも銀が入っている製品があります。それは「ドレッシング材」です。
「ドレッシング材」とは創傷被覆材のことを言い、すごい効果のばんそうこうみたいな物です。
・創の保護
・湿潤環境の維持
・治癒の促進
・疼痛の軽減
を目的としております。
このドレッシング材、銀が入っていないものもありますが、創部を綺麗に早く治すために、銀含有製品が販売されております。
たとえばこの商品だと、中に「硝酸銀」が入っています。
傷口に貼ると、その傷から出てくる体液(浸出液)に接触するので、30分以内に銀イオンを放出します。
非常に広範囲の抗菌効果が証明されていて
・グラム陽性好気性菌
・グラム陰性好気性菌
・嫌気性菌
・真菌
のバリアーとして有効です。
糖尿病性足潰瘍、下腿潰瘍、褥瘡、Ⅱ度熱傷など適しているので、多くの病院で使われています。
最近では銀イオンをプラスしたマスクなんかも売ってますが、なんとなく嘘くさいのがたくさんあるので私はオススメしません。
銀系抗菌剤は、抗菌効果が高く安全性が高いです。
これからの夏は「銀含有(Ag+)」の付加価値がある製品をオススメします。
こちらの記事ではAg+のハンドジェルを紹介してます。
