こんにちは、モビリティです。
テレビやドラマでも聞くようになった「カテーテル」。
こういった疑問に、簡単にお答えします。
カテーテルの定義
カテーテルの定義は
・体内に挿入して、検査や治療などを行うための柔らかい細い管
となります。カテーテルと言っても、目的によってさまざまな種類があります。
カテーテルの種類
カテーテルはかなり種類が多いので、代表的なものを紹介します。
① 吸引カテーテル
② PTAバルーンカテーテル
③ アブレーションカテーテル
④ 膀胱留置カテーテル
出典:ASKUL
吸引カテーテルは、その細い管を鼻の穴または口から入れて、喉や気管などの排液や異物を吸引して除去する目的で使われます。
日本のシェアは2メーカーがほとんどを占めており、どちらも製造が上海であったために、現在国内では欠品騒ぎとなっています。
出典:MedicalEXPO
PTAバルーンカテーテルとは、主に狭くなってしまっている血管の中にその細長い管を入れ、狭くなっている場所でバルーンを膨らますことで、血管を拡張することを目的としたカテーテルです。
出典:東京ヴェインクリニック
出典:Abbott
アブレーションカテーテルとは、直径2mmほどの細い管を血管内をたどって、心臓内に挿入し、不整脈のもととなる異常な部分に高周波電流を流し焼灼または冷凍凝固を行います。
製品にはプラチナイリジウム合金のように、レアメタルが使われているものがあります。プラチナイリジウム合金は高い耐熱性と耐食性を持っているため、結婚指輪などにも使われます。
出典:富士システムズ株式会社
膀胱留置カテーテルとは、直接尿を排出させるために、尿道を通して膀胱に入れておくためのバルーン付きカテーテルです。
手術をした後は、自力でお手洗いに行くことができないため、術中から、このカテーテルを留置されます。排尿したものは、カテーテルの末端に接続されている蓄尿バックに貯められます。
素材は天然ゴムやシリコン製のものがあり、どちらにも親水性コーティング(水に触れるとすべすべになる)が施されているものがあります。
カテーテルはご紹介したもの以外にも、もっともっと目的別の種類があります。
また機会があればカテーテル第2弾で紹介したいと思います。
