食洗機の効果を最大にする4つの要素と3つのポイント | 医療材料アドバイザー 滅菌技士/医療系事務/医療機器情報コミュニケータ@モビリティの毎日ログイン

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東京都在住で、長女4歳と次女1歳のパパです!

第2種滅菌技士、MDIC(医療機器情報コミュニケータ)の資格を所有していて、10年以上医療系事務でいろんなことをやっています。

主に家庭に転用できる医療材料の情報を発信しています。

 

こんにちは、モビリティです。
ブログを見ていただき、ありがとうございます。

 

 

病院でも大型の食洗機のようなものを使って、手術の汚れを落としています。

 

 

ふだん、何気なく食洗機(食器洗い乾燥機)に入れてませんか?

3つのポイントを知れば食洗機をもっと効果的に使えます。

 

 

私は、ちゃんと知る前は適当に入れていたので、終わった後に見てみると汚れが落ちていませんでした。

 

 

この記事を読めば、綺麗に汚れを落とすことができます。

 

 

本記事の内容


■ 食洗機の効果は4つの要素で決まる。

■ 水のあたる位置、意識していますか?

■ 効果を最大にする3つのポイント

■ 洗剤によって汚れが落ちる仕組み。ちょっと深く解説します。

■ 食洗機には使える洗剤と使えない洗剤があります。
 

 

 

  食洗機の効果は4つの要素で決まる。

 

食洗機の効果は何で決まるかご存知ですか?

 

 

4つの要素で決まるのです。

 


① 温度

② 時間

③ 物理的な力(水の力)


④ 科学的な力(洗剤の力)
 

 

この4つの要素がバランスよく発揮されると洗浄の効果が最大限になるのです。

 

 

バランスが取れている状態は

 

 

このような状態です。

 

 

たとえば、時間を短くしたいときは

 

 

このように温度を上げ、化学と物理の力を強めることで洗浄の効果を保つことができます。

 

 

  水のあたる位置、意識していますか?

 

基本的な食洗機は、下にあるプロペラ(洗浄ノズル)から水が噴射されます。

これが物理的な力です。

 

 

食洗機によっては、真ん中に伸びるノズルがあり、そこからも噴射されます。

 

 

このプロペラは、水の噴射される勢いだけで回っています。

よく見ると、穴が斜めに空いているかと思います。

写真はこちらからお借りしました。

 

 

ここから噴射される水が汚れに当たることで汚れが落ちる仕組みです。

 

 

つまり、下から上がってくる水に対して、食器の汚れを向けないと落ちにくくなるということです。

 

 

  効果を最大にする3つのポイント

 

それでは食洗機の効果を最大に発揮する3つのポイントです。

 


① 洗いものは重ねない

② 残さいフィルターは毎回キレイにする

③ 汚れのひどいものは予洗いをする
 

 

この3つのポイントさえ守れば、食洗機の効果は最大に発揮されます。

 

 

ひとつずつ解説します。

 

 

①洗いものは重ねない

 

先ほど解説したように、洗い物が重なると水が当たりません。つまり物理的な力が発揮されなくなります。

 

 

箸は持ち手を上にする、キッチンばさみは開いて入れるなどのコツが下記サイトにまとめてあったので、これを守るようにしてください。

 

 

 

 

②残さいフィルターは毎回キレイにする

 

残さいフィルターとは

 

こういう感じの底面にあるやつです。

 

 

ここに残っている異物を除去しないと、ゴミで食器を洗っていることになります。

 

 

 

③ 汚れのひどいものは予洗いをする

 

滅菌業界でも、手術で使用した器具で汚れのひどいものは一度予洗いをし、事前に汚染量の軽減を図っています。

 

 

食洗機も同じで、あまりにも汚れているものは、あらかじめ軽く予洗いをすることで、本格的にキレイになります。

 

 

ぶっちゃけめんどくさいですけど、やるとやらないとで二度手間を防げます

 

 

  洗剤によって汚れが落ちる仕組み。ちょっと深く解説します。

 

洗剤の中には界面活性剤というものが入っているものがあります。

 

 

界面活性剤って?

界面活性剤とは、水と油のように性質の異なる物質をなじませる働きのある物質です。

 

 

界面活性剤には2種類の界面分子があります。

 

 

①水になじみやすい分子(親水基)

②油になじみやすい分子(親油基または疎水基)

 

この界面活性剤(親水基と親油基)が洗剤の中には無数にあります。

 

そして汚れ(油)に対して油になじむ部分がくっつき、水になじむ部分が引っ張ることで汚れを落とすのです。

 

 

この原理は、洗濯洗剤でも同じ原理です。

 

 

洗剤は、この界面活性剤のほかに

 

・酵素

・可溶化剤

・分散剤

 

などが入っているものがあり、それぞれによって効果の付加価値を高めています。

 

 

  食洗機には使える洗剤と使えない洗剤があります。

 

食洗機に台所洗剤は絶対に使用しないこと!

 

 

これは絶対に守ってください。

 

 

大事なことなのでもう1回言います。

 

 

食洗機に台所洗剤は絶対に使用しないこと!

 

 

もし間違えて食洗機に台所洗剤を使ってしまった場合は、中が泡だらけになって、最悪の場合、食洗機が壊れてしまいます。

 

 

それは何故か。

 

 

泡立ちのいい台所洗剤をいれてしまうと、食洗機の噴射能力によって食洗機の中で洗剤が泡立ち、中が泡まみれになります。


泡まみれになることで、循環水圧が弱まり、洗浄効果を弱めてしまいます。

 

 

また、ノズルが泡を吸い込んでしまい回転不良を起こしてしまい、故障の原因となるのです。

 

 

万が一、台所洗剤を入れてしまった場合は、お使いのメーカーの指示に従って対処してください。

 

食洗機に台所洗剤は絶対に使用しないこと!

 

 

今は、粉末、液体、タブレットタイプなどの洗剤が色々売られています。

 

 

目的別で選びたい方は下記サイトを参考にするとわかりやすいと思います。

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

我が家はこれです

 

 

 

 

 

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