
ヨーロッパで一番大きい氷河らしいが、その大きさの割には観光客で人だかりが出来ているのはSkaftafellとJokulsarlonの2箇所のみ。
その他の場所はガイドブックにもきちんと載っていないので、自分の足(車)で探せばいくらでも自分だけの絶景を発見できる。
まあそれはアイスランドの他の土地でもそうなのでしょうが、とりわけ氷河や雪山が有無を言わさずフレームに入ってくるので絶景度が10割り増しになってしまうわけです。
まずは上で書いたうち、Skaftafellに関してはそこ自体はあまり絶景ではなく、ただのトレッキング基地のようなので素通りして、Jokulsarlon。

昼間はそれはそれは多くの観光客でごった返して閉口するが、さすがにここは外せないので入念に撮影しました。
ただし、ごった返しているのは観光船が運航している時間帯のみで、撮影向きの朝夕のゴールデンタイムや夜のオーロラタイムの頃は幸いあまり人はいない。
バトナヨークトルには数多くの氷河湖があるが、直接海と接しているものは(たぶん)ここだけ。
そのために他の氷河湖では見られないダイナミックな風景が見られる。
氷河を離れた氷は片っ端から海に流れていくので新陳代謝がよいのか、ここの流氷は他と比べてかなり大きく、それらを雪山や氷河と絡めて撮影できる。やはり晴れた日の早朝が神々しい。

流氷の模様を反射させてみても抽象絵画のようで面白い。

夜になってオーロラなど出てくると更に神々しくなる。

この流氷が周囲の海岸に流れ着いてよく壁紙にされているおなじみの風景になっている。
ここも日の出直後が最も美しく、人も少ない。

地図を見るとJokulsarlon以外にもリングロードからバトナヨークトル氷河の麓へ向かう看板も出ていない謎のダートの脇道が多数あり、気になってそれらの側道を出来る限り沢山攻めてみた。
するとほとんどの場合それぞれが趣の異なる絶景に突き当たる。 これらの多くは氷河湖または氷河トレッキングのアクセス道のようだ。もちろんLonely Planetなどのガイドブックには一切記述がない。
幾つか掲載するとこんな感じ。







ちなみに、探してみると簡単に取り付けそうな氷河もあり、ガイドツアーだとかなりの金額になるので、撮影向きでない悪天時に暇だったので自己責任でちょっとばかり勝手に氷河ウォークをしてみた。

ちゃんとした装備はなく普通の山靴で登ったのですが、想像以上に摩擦があってあまり滑ることはありませんでした。まあ、危険なのでほどほどの所でやめておきましたが。

よく探してみると、有名な蒼い氷の洞窟(今回はシーズン外だったので行けなかった…残念)を彷彿とさせるようなケーブがそこかしこにあります。あそこまで綺麗ではありませんが。

