梅雨時の奄美の森で見られる「シイノトモシビダケ」。
名前の通り、スダジイなどの倒木に生える夜光性のキノコです。
天然発光物好きにとっては避けて通れない一品。以前から撮影チャンスを虎視眈々と狙っていました。
漆黒の森の中、ハブに細心の注意を払いながら必死に探し回ったが、前日までの降水が少ないため湿度が足りず発生条件が悪く、見つかったのは結局極小の一本のみ。
森の中にはホタルの幼虫が多数いてそちらの発光の方が強く、なおかつ大多数なので更に見つけにくくなってしまうわけです。
ただ一本をマクロってみました。雰囲気だけは伝わるかと思います。


ちなみにこの時期の奄美はサンゴの産卵の時期でもあり、それを狙うなら満月直後。 キノコは逆に月があると見つけにくいので新月前後。
どちらを選ぶか悩んで後者にしたわけだが、ちょっとばかりアテが外れてしまいました。
キノコは伊豆諸島でも見られるらしいので、機会があればそのうちリベンジしようかと思ってます。