最近はTVなどでも紹介しまくられているので、基本情報などは割愛しますが、淡いブルーの湖に面した本当に居心地のいい村です。
時折観光バスで団体が訪れますが、その人たちは目抜き通りの散策だけで帰っていくので、中心から少し外れれば人に出会うこともなく静寂この上ありません。 オフシーズンということもあるのでしょうが。
対岸に村を臨む公園から。公共のテーブルなども置いてあるので、暇さえあればここでコーヒーなどをすすって休息していました。

村を離れると湖の周辺は牧場しかありません。のどかです。

肝心の星ですが、村の中でも十分星を撮影することが可能です。
有名な「良き羊飼いの教会」にて。車通りが結構激しいので丑三つ時まで待つ以外はTimeLapse撮影は厳しいかもしれません。

街明かりなどを入れればかなりファンタジックな絵になります。 南半球特有のマゼラン雲もバッチリ撮れます。

さて、当然街撮りだけでは物足りないので、もっと硬派な撮影場所はないかと探りを入れていたところ、とてもいい出会いがありました。
たまたま給油で立ち寄った村唯一のガスステーション、店内でかなり本格的な星の絵葉書を売っていたので聞いたところ、すべてその店員のお兄さんが撮影したということ。 当然の如くその場でカメラ談義をしてしまいました。
後から調べてみると、このお兄さん、以下のリンクの通りかなり凄い星撮りの人だということが分かりました。それを知っていればもう少しいろいろ話をしておけばよかったと少々後悔。
http://bit.ly/1hyKPtZ
美しいオーロラの写真も撮られてます。
お兄さん曰く、テカポでも年に5,6回はオーロラが見られるとのことです。
このお兄さんからテカポ周辺の秘密の撮影場所を(惜しげもなく)いくつか教えてもらい、そこで多くの撮影を行いました。
いずれの場所もテカポの街明かりさえ届かない漆黒のスポットで、街中よりも更にクリアに天の川を撮影することができました。
以下の写真もそれらの場所のひとつで、黒レベルを最大に上げているんですが、それでも前景がほぼ完全に黒トビしてしまいます。日本では経験できないような暗さです。

村周辺は風光明媚な雪山に囲まれており、天の川の方向にこだわらなければこんな絵も撮れます。夜明け前でもこの星の量です。
