Photoshop再勉強中 | Nature | Photography | Music | Art

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最近あるきっかけでデジタル写真におけるポスト処理の重要性を認識することがあり、今まで(恥ずかしながら)直感的にしか使っていなかったPhotoshopをもっと深く使いこなせるように再勉強しています。

そこで最近読んだPhotoshop参考書をいくつか。

注. 仕事柄ですが技術書関係の和書や邦訳本の品質はあまり信用していないので、すべて洋書になります。(あしからず) 以下のうちいくつかは邦訳も出ているようです。

Adobe Photoshop CS5 Book for Digital Photographers, The (Voices That Matter)

今使っているのがCS5なのでこれを買いましたが、CS6版も出ており、邦訳もある。
写真のポスト処理という観点からは定番本のようです。なるべく自由度の高いRAWの状態でできることはやってしまおう…というのが趣旨のようで、半分くらいはAdobe Camera RAWの説明となっています。各主要パラーメータの説明や技などが盛りだくさんでとても分かりやすい。取っ掛かりとしてお勧めです。

The Photoshop Darkroom: Creative Digital Post-Processing

いわゆる「デジタル現像」のノウハウを網羅した本でとても参考になる。ダイナミックレンジの大きい元絵をLayerを駆使して部分最適をしていってひとつの作品をつくっていくやりかたをいろいろ紹介しています。絵も多くて読みやすい。とりわけ手動HDRの作り方などは目から鱗です。

そしてこの本の終わり近くにほぼ秘技のように紹介されていたのが「LAB色空間」での処理です。通常のRGB空間では難しい処理を簡単にできてしまうこの手法に興味を持ち、LAB色空間のほぼ唯一の解説書っぽい以下の本。

Photoshop LAB Color: The Canyon Conundrum and Other Adventures in the Most Powerful Colorspace

少々古い本でCS2を対象にしていますが、内容はとても深遠でまだ完全に理解し切れていません。 とにかくLAB色空間にはいろいろな可能性があるので、しばらくこの本と格闘してみようと思ってます。

ある天文写真のサイトでこの本のLAB色空間の手法を使った星雲の彩度アップの方法が載っていたので以前撮影した天の川写真で早速真似をしてみました。

[処理前]

Todos os Tons

[処理後]

Todos os Tons

確かにノイズはあまり増えずに彩度だけアップできるようです。