冠雪した冬の浅間山の美しさは筆舌に尽くし難いものがあります。個人的には富士山より浅間山の方が好きだったりします。
以前から狙っていた冬浅間と星を絡めた絵を撮りたくなり、外輪山の黒斑山に登ってきました。
浅間山が美しく撮れるポイントは標高二千数百mほどあり、強風も含めた体感温度は-20℃を下回ることが予想されるため、あまり上には長居はしたくありません。
従って昼間の山岳撮影はやめて麓の温泉で英気を養い、万全の防寒装備を持って午後遅い時間に入山することにしました。
月齢は明るすぎず暗すぎず照明としては丁度よいのですが、夜半には0時前には沈んでしまうのでなるべく月のある早い時間に撮りたいところ。 が、しかし、折からの強風で上空に傘雲が発生してしまい、浅間山の方角の星がなかなか顔を出しません。
というわけで、しかたなく星抜きの浅間山の月景です。 星の代わりに下界の軽井沢の明かりがワンポイント。(星が出ていれば邪魔な光害なのですが…)
その後、避難シェルターで寒さを凌ぎながら様子を見ますが、結局月が出ている時間には浅間山上空は晴れませんでした。
仕方ないので、下界を撮影して遊んでました。高山から見る街の灯はなかなか幻想的です。山以外の方向は星が見えるだけに残念。
撮影中にヘッドランプで遊んでいたら偶然こんなシュールな絵が撮れました。
次回につづく。