ここで泊まった理由は二つ、幹線から外れているので静かなことと、近くにある光徳沼を撮ってみたかったこと。
白根山のロープウェイの始発は8:00と非常に遅いので、それまでの時間の有効利用というわけです。
ネット情報で、光徳沼にはバイカモが自生しているということなので、是非水中映像をと考えて水中ハウジング持参で夜明け前の林道をライトで照らしつつ光徳沼に向かいます。
男体山の黎明を撮りつつ明るくなるのを待ちます。

光徳沼は落ち着いた雰囲気で、こじんまりとした遊歩道があり、沼といいながら事実上は川なので結構流れがあります。


バイカモを探しましたが、どうやら花のピークは過ぎていたようです。

水中写真の技法で、半水面写真というのがあります。 要は半分だけ空中に出した写真ですが、技術的にはかなり難しく、かなりの枚数を撮っても当たりがあるかどうかは運しだいというところです。 水中が十分明るいことが前提になるので晴れの日の太陽の高い時間を狙うのが鉄則です。 早朝ではあまりうまく撮れないのは承知でちょっとトライしてみました。

川の流れがあるので、藻類は当然ぶれてしまいます。川の水中撮影の難しさを思い知った次第です。