【レトロゲーム日誌】『ダークハーフ』4日目に見えてきたもの | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

いつも通りレトロペディアによるレトロゲーム日誌です。

 

 

 

現在レトロペディアで『ダークハーフ』をプレイ中なんですが、実はちゃんとスーファミのソフトも持ってたりするんですよね。

だからレトロフリークの方でもプレイ可能なんですが、レトロペディアを買って以来、レトロフリークは出番がないから仕舞ってしまい、わざわざ引っ張り出すのも面倒なのでレトロペディアでプレイしているというわけです。

 

そんなわけで、魔王の4日目がスタート。

 

開始からすぐにアルピーヌの森へ続く洞窟に行ったものの、洞窟の中をひたすらグルグルグルグル彷徨うハメとなり・・・隠し通路などもちゃんと見つけたはずなのに何故か入口に戻ってきてしまう。

 

その間、毎度恒例の睡魔に何度も襲われウトウトしては意識を取り戻しの繰り返しで不毛な時間を浪費…。

 

それでもやっぱり入口に戻ってきてしまうので、おかしいと思って一旦洞窟を出た所から少し散策してみたら、ほどなくアルピーヌの森に到着。

 

つまり・・・私はちゃんと出口に辿り着いていたのに、ずっとそれを入口だと勘違いしていたというオチだったわけです(笑)

 

いやいや、洞窟に入った時と周辺の風景がほとんど同じに見えたから仕方ないでしょ、これは!! って誰に向かってアピールしてるんだかw

 

洞窟をちゃんと抜けられた事がひと目で判別できるように、周辺の風景を差別化させるとか、分かりやすい目印になるような物を設けるとか、プレイヤーに対する心配りはないんかねえ(←30年近くも前のゲームに不毛な時効クレームw

 

ったく、苦労せんでもいいところで物凄く時間食ってまったやないかい!

 

このゲームって本当にダンジョンの作り方がイジワルなんですよねえ…。

 

アルピーヌの森の中も結構入り組んでいましたが、そこまで苦労することなく進むことができて、ボスキャラの聖騎士エノットと対決。

 

結構硬かったものの、前日の卑怯者(聖騎士レイ)と比べたら割とフェアな戦いをする事ができたので、そんなに苦労することもなく撃破(フェアと言っても1ターンで4連発攻撃してきたりはありましたが…)。

 

そして魔王の4日目は終了。

 

 

この辺りでだんだん気付いてきました。

 

このゲームに今一つのめり込めない理由に。

 

例えば魔王側での戦闘の際、しもべにしたモンスターたちに命令を下すことができず、どう戦うかはCPUの判断に委ねるしかないのですが、このシステムがゲームの面白さを半減させていると感じるのです。

 

もっと言えば、面白いかどうか以前に、こいつらは魔王様の「しもべ」なわけなんですよ。

 

そのしもべに対して、主(あるじ)が命令できないとか…どう考えてもおかしいやろ!って話で。

 

ターン制のRPGはただでさえ戦闘が単調に感じやすいというのに、戦略の半分程度しかコントロールできないとしたら、戦闘の面白さは更に損なわれてしまうばかりだとしか思えないのです。

 

この問題については、あとから勇者ファルコの方でも触れます。

 

 

というわけで、勇者ファルコの4日目。

 

3日目に入手した結界石を王様に渡すと、王様は大慌てでどこかに消えていきました。

 

それを追っていくと、何やら仰々しい機械で結界石の力を増幅させ、魔王が入ってこれない結界を張る事に成功したとのたまいだす王様。

 

「今夜は宴会だー!」と浮かれ始めたところに地鳴りが発生し、牢屋に囚えていた罪人たちが逃亡したと配下の兵達が大騒ぎし始め、ファルコ達も逃亡した罪人達を探しに駆り出されることに。

 

逃亡した罪人が潜伏していると見られるシャマルの洞窟に行くと、ここがまた入り組んだダンジョンになっていて、睡魔と格闘しつつ隠し通路などを探りながら先に進んでいくと、逃亡した罪人たちを発見。

 

しかし、そこにいたのは罪人ではなく、何の罪もないようなごく普通の庶民ばかりだったので、さすがに何かがおかしいとファルコ達も気付き始めます。

 

そんな矢先、これまで何度か出てきたクレールという謎の女性が現れて仲間になってくれました。

 

更に先に進んでいくと、魔王でプレイしていた際に大苦戦を強いられた卑怯者聖騎士レイがボロボロの状態で倒れているのを発見。

 

聖騎士レイはギルバルト(1日目からファルコと共に戦ってきた魔導士)の兄だった事が分かり、レイの話から王様が黒であることもいよいよ明確になってきました。

 

まあ、薄々分かってはいましたが(笑)

 

クレールが瀕死のレイを安全な場所へとテレポートさせ(こんな凄い事をサラッとやってのけた)、その後は魔王の配下である魔士ヴェルギルとの決戦に。

 

まずはギルバルトにストレングス(指定した範囲内にいるキャラの攻撃力をアップさせる魔法)を唱えさせ、ストレングスによって攻撃力が強化されたファルコと2人の傭兵によってヴェルギルをタコ殴りにしつつ、クレールは味方の体力を回復したり、シールドという魔法で味方を守ったりしながらサポートするという作戦だったのですが・・・ちょっとした問題が発生。

 

ここで再び先程の話に戻りますが、勇者側での戦闘でも、せっかく仲間にできた傭兵の戦い方をプレイヤーがコントロールする事はできず、CPUの判断で勝手に戦われてしまいます。

 

普段のザコ戦では手を焼くような敵もいなかった為、そこまで大きな問題にはならなかったのですが、ボス戦で問題が浮き彫りになりました。

 

というのも、せっかくストレングスで攻撃力を強化してやってるのに、傭兵のバカどもは素直に武器で攻撃せずにチンケな攻撃魔法ばかり唱えやがって、与えるダメージ値が1桁という愚行を何度も繰り返すのです(思い出すと腹が立って口汚いですがご了承くださいw)。

 

途中からヴェルギルよりも傭兵たちの方を殺してやりたい衝動に何度駆られた事か!(笑)

 

このゲーム、味方に対しても攻撃可能なので、やろうと思えば普通にやれますからね。

 

 

とはいえ、現実問題いなくなられても困るので、渋々殺意怒りを押し殺して、逆にせっせと体力を回復してやりましたが(笑)

 

しかし、あいつらが馬鹿なせいでかなりの長期戦を強いられるはめになりました。

 

傭兵どもが変にこねくり回さないで、素直にストレングスの強化を利用して武器攻撃してくれていれば、もっと遥かに早い時間で片がついていたはずなのに…。

 

やっぱり、何度考えても傭兵やしもべにコマンド選択させないシステムにした事は悪手だとしか思えません。

 

 

システムで言えば、このゲームにはドラクエのようなレベルという概念がなく(ただし魔法にはレベルが存在しますが)、拾ったアイテムによって攻撃力や防御力やすばやさなどがアップしていくシステムなんですが、レベルの代わりに中心となっているのが「ソウルパワー」です。

 

これは歩く度に減っていくようになっており(魔王の場合は魔法の使用でも消費される)、つまり何が言いたいかといいますと、私のように実生活でも目的地探索を苦手とする人間にとっては苦業でしかない方向音痴殺しのシステムだと思うわけです。

 

レトロペディアでどこでもセーブ可能だから良いものの、実機だったらストレスが半端じゃなかったはずです。

 

どんどん減っていくソウルパワーのプレッシャーを感じながら、入り組んだダンジョンを探索するスリル。

 

それこそがこのゲームの真骨頂だ!!・・・とでも言いたいのかもしれませんが、そんなものはスリルでも何でもなく、残念ながらストレスにしかならんのです(笑)

 

実際このゲームは戦闘で苦戦することはほとんどなく、ゲームの大半は目的地の探索となっているので、良い悪いはさておき、私との相性はかなりよろしくないシステムだと感じています。

 

 

そんなわけで、ヴェルギルを倒した事でファルコの4日目が終了しました。

 

次は魔王の5日目が始まるわけですが、現時点では魔王様が弱くてモヤモヤしています。

 

魔王様の絶大な力によって人間たちを蹂躙できるゲームだと期待していたのに、今のところはファルコの方が無双してるぐらいですからね。

 

ここから魔王様が本来の力を取り戻し、理不尽パワーで人間どもをねじ伏せるような戦いができるようになる事を期待したいところです。