現在、80年代ドラマを観る生活とNBAのプレイオフが重なってハードスケジュールに追われているのですが、そんな中、今週は頑張ってモンスターバースを3作品も観たので瀕死の状態です(←自滅してるだけw)
来週こそは少しばかりの余裕が欲しい…。
GODZILLA-ゴジラ-(2014)
モンスターバースの1作目。
BS12の「日曜ゴジラ劇場~ハリウッド編~」で字幕版を鑑賞。
公開当時に劇場で観て、その後も1回ぐらいは自宅鑑賞した気がするので、恐らく観るのは通算3回目だと思うけど、10年の間に2回も観ていてほとんど内容を覚えていないというのもなかなかに凄い(笑)
渡辺謙さんが出ていた事と、ムートーというへんちくりんなモンスターが出てきた事ぐらいしか覚えておらず、ほぼ初見のような状態だった。
ちなみに10年前に観に行った際に書いた感想がこちら↓
当時の感想でも書いていたけど、やっぱり今回も画面が暗すぎて肝心の戦闘シーンで何やってるのか分かり辛いのが不満だった。
後半になって、やっとこさゴジラが登場したと思ったらその仕打ちかい!てな感じで。
エリザベス・オルセン(アベンジャーズのスカーレットウィッチ役で有名な女優さん)が出ていることなんて1ミリも覚えていなかった。
しかし、ゴジラのデザインは今見てもやっぱり微妙だなぁ。
無駄に長いだけでメリハリもインパクトもない本編の内容を象徴しているかのようにも見えてしまう。
当時このデザインを見た際に、98年のエメリッヒ版GODZILLAを思い出してしまったんだけど、改めて見てもどこか似てる気がした。
ちなみに、こちらがそのエメリッヒ版ゴジラ様↓
本作のゴジラより細身だけど、やっぱりどことなく造形は似てるように見えてしまう。
おい、悪夢のエメリッヒ版を反面教師にして学んどらんやないけ!(笑)
そういえば、上映が終わった後の劇場の空気も似たようなものがあった気がする。
エメリッヒ版ほど明確な白けムードではなかったものの、あれをマイルドにしただけの微妙な雰囲気だったというか(笑)
映画の内容も同じで、エメリッヒ版ほどのやっちまった感こそなかったものの、酷さが多少和らいだだけで、ゴジラっぽい何かを中身の薄いドラマで見せるという所は共通しているような印象を受けるので。
でも、エメリッヒ版との大きな違いはゴジラがちゃんと火を吐くところ。
しかも、炎が青いのが美しい。
その青い放射熱線を敵の体内に直接吐きかけるというのもなかなかに残虐非道な技だった。
これって日本のゴジラはやった事がなく、本作独自のアイデアなのだろうか。
とはいえ、やっぱり何回観てもパッとしない印象しか残らないのは何故だろう。
アメリカ映画らしく軍隊や銃器なども全面に出してくるものの、そういったミリタリー要素すら魅力的に描けておらず見応えに乏しかった。
ゴジラの見せ方にしても、これだけ技術が発達してるんだから、もっと人間の目線から恐ろしいゴジラを演出できたのではないかと思ってしまうし。
本作ではゴジラに対する恐怖感があまり伝わってこないのが残念。
ハラハラドキドキ感が薄いというか。
観た後に残るものがない。
それならせめて観ている最中ぐらいエンタメとして楽しめれば良いのだけど、そこも微妙だし。
結果、得られる満足感も凄く中途半端で、極めて存在感が希薄な作品というのが結論かな。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)
今回が初見で吹き替え版を鑑賞。
本作は『キングコング:髑髏島の巨神』に続くモンスターバース3作目となるのだが、そもそもキングコングの内容を全く覚えていない(笑)
ダメだ、この人・・・怪獣映画は全く内容が頭に残らないタイプらしい。
よほど適性が無いんだろうなぁ。
嫌いではないんだけど向いていないとはこういう事なのかも。
BS12のゴジラ劇場では、本作をスルーしてモンスターバース1作目のギャレス版ゴジラと4作目のゴジラvsコングだけ放送したのでユーザーから不満の声が出ていたけど、私は運良くスターチャンネルの無料放送期間中にたまたま本作が放送されたおかげで観る事ができた。
今回モンスターバース3作品を一挙鑑賞しようと思ったのも、そんな幸運に恵まれたという理由が大きい。
今回、遂にキングギドラが登場するという事で楽しみにしていた。
モスラが登場することも何となく知っていたけど、ラドンまで出てくるのは知らなかった気がする。
へえ~、ハリウッドがキングギドラを作るとこんな風になるのかと、まじまじと観察。
これはなかなかよろしいのではないでしょうか。
ラドンもカッコよくリファインされたように見えるけど、その分、個性が薄れてどこかで見たような凡庸なモンスターになってしまった印象。
まあ、その辺は怪獣の造形にまるで明るくない人間の戯言なので、軽く聞き流してもらえればと。
人間パートは相変わらず面白いのかつまらないのかよく分からない内容で、渡辺謙さん演じる芹沢博士の尊い犠牲も特に胸を打つものでもなく…。
キングギドラが圧倒的に強く描かれている点は良かったけど、正直これほど魅力的なヒールモンスターが今後出てくるのか?という懸念を抱いてしまい、ここがモンスターバースのピークとなるような気がしてしまった。
一度はギドラに倒されるも、モスラの力を借りて復活し、見事ギドラに逆襲した後、ギドラの傀儡となっていたモンスターたちが集まってきて、新たな王となったゴジラの前にひれ伏す場面がなんか面白かった。
あんなデカいモンスター達でも頭を垂れたりするのか、と(笑)
ギャレス・エドワーズ版のGODZILLAは何がしたいのかよく分からない映画でモヤモヤが残ったけど、本作ではしっかりエンタメに振ってモンスターバトルを見せてくれたので、そこは満足できた。
しかし、やはりこれも観てから数日経つけど、もう内容があまり思い出せない。
私の怪獣映画記憶できない病は結構深刻であることを今回初めて自覚する事となった。
ゴジラvsコング(2021)
モンスターバース4作目。
BS12の字幕版で鑑賞。
今回はゴジラとキングコングの戦いになることは分かっていたけど、まさかメカゴジラまで登場するとは知らなかった。
しかも、それを遠隔操作する白目の小栗旬までセットだなんて(笑)
ハリウッド版のメカゴジラはゾイドっぽいというか、某変形ロボット映画を彷彿させるものもあった(笑)
まあ、これはこれで良いんじゃないだろうかという割と好意的な印象。
色んな武器が満載だったのも良かったし。
人間パートは前作で引っ掻き回した女の子が主人公ポジションになって、ナードの青年とポッドキャスト配信をする陰謀論者の黒人男性という、いかにも取って付けたような歪な3人組によるドタバタ劇が中心となっており、コメディ要素が増している。
でも、人間パートなんてもはや飾りに過ぎなくなっていて、メインは清々しいまでにゴジラとコングの徹底的などつきあいなので、観る側も割り切って楽しみやすくなっていたような気がする。
ゴジラvsコングは思っていた通り、ゴジラの勝利。
しかし、そんな最強のゴジラをも蹂躙してしまう最強の敵メカゴジラが降臨。
ゴジラがトドメを刺される寸前にコングが邪魔をして、そこからゴジラとコングが共闘してメカゴジラを撃破する展開はなかなかに熱かった。
でも、このシリーズは絶体絶命のピンチにゴジラかコングが間一髪で助けてくれるというパターンが1作目から多く見られ、正直またそのパターンですか…と飽き飽きしてしまう。
こうもくどいと、どうせ助かると読めてしまうのでスリルに欠けるというか。
雨の日が続いたせいで録画状態が悪く、序盤の人間パートの部分が10分ほど録画できていなかったけど、話は問題なく理解できたし、肝心要のゴジラvsコングの戦いは全て見る事ができたのは不幸中の幸いだった。
ただ、小栗旬が演じた芹沢という人物が、渡辺謙さんが演じていた芹沢博士とどういう関係なのか分からなかったのでネットで調べたら、芹沢博士の息子という設定だった。
う~ん、でもあの話にそんな設定要る?と思ってしまうなぁ。
とりあえず、これでモンスターバースは全作観たことになる。
よし、これなら現在公開中の『ゴジラxコング 新たなる帝国』も観に行くことができるぞ!
・・・と言いたいところですが、観に行きません(笑)
ユーザーレビューを軽くチェックしてみたら、ゴジラがダッシュする事が分かったのと、コング中心の内容となっているようなので、またいつか無料で観れるような機会があればその時でいいやって事で。
自分にとってモンスターバースとはその程度の存在なんでしょう。
これを観に行くぐらいなら『ゴジラ-1.0』に行った方がマシな気がするし。
余談ですが・・・本来観に行くはずだった『ゴーストバスターズ フローズンサマー』は、観る予定を立てていた日に体調を壊して行けなくなってしまい、そこから何かどうでもよくなってしまって未だに行けておりません(最近ドラマ生活に追い立てられて時間にも精神的にも余裕がない事も手伝って)。
ユーザーレビューを見ても内容がパッとしなさそうだし、完全に気が向かなくなりました。
果たして次は何を観に行く事になるのだろう。