【映画感想】『ゴジラvsビオランテ(1989)』『ゴジラvsデストロイア(1995)』 | 後追い80's

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  ゴジラ vs ビオランテ(1989)

 

 

 

冒頭から沢口靖子さんが登場。

 

『澪つくし』から4年しか経っていない時期ということもあって、やっぱり美しいなぁと感心していたそばからいきなり死亡という急展開にビックリ(笑)

 

結局、沢口さん演じる英理加さんの遺伝子が今回ゴジラと対決するビオランテになるわけだけど、この設定って何となく初めて知ったような気がしないというか…。

 

これまでゴジラシリーズを観た時期は2回あって、1回目は98年にローランド・エメリッヒ版『GODZILLA』を観にいく前にレンタルビデオで何作かまとめて観た時で、2回目は2014年にギャレス・エドワーズ版『GODZILLA ゴジラ』が公開されるにあたってBSが過去作を放送した際に観たと記憶しているけど、そのいずれかで本作を観ていた可能性がありそう。

 

しかし、今回もっと驚くべき記憶が蘇ってきた。

 

実は本作公開当時、劇場に観に行っていた可能性が高そうなのです。

 

というのも、前売特典が欲しくて、わざわざ劇場窓口まで行って前売り券を買った記憶があるので、前売り券だけ買って映画は観に行かなかったなんて事はないだろうし、そういえば母に付き合ってもらったような気もしてきたので(当時まだ子供だったので)、劇場で観ているのだろう、と。

 

この前売り券を見てもどこか既視感を覚えるから、高い確率で間違いないと思われます。

 

 

当時の私はこの「ゴジラスタンプ」を欲しがっていたのか(笑)

 

しかし、劇場まで観に行った映画というのは大抵タイトルぐらいは覚えているものなのに、観に行った事すら記憶から消えてしまっていた映画も珍しい。

 

しかし、実際に観て何となく納得。

 

ふむ…これは記憶に残らないのも無理もないかもしれない(笑)

 

といっても、つまらなかったわけではなく、予想していたよりも面白かった。

 

これまで人間ドラマのパートは「ダサい」「退屈」「気持ち悪い」の三重苦で凄く苦手だったけど、今回は何の抵抗もなく普通に観れた事に自分自身の変化を感じた。

 

昔は日本の俳優さんにはそんなに興味がなかった気がするけど、近年は80年代のドラマを観ている事がプラスに働くケースが多く、本作のキャストで言えば沢口靖子さんは『澪つくし』、三田村邦彦さんは『必殺仕事人』シリーズ、田中好子さんは『おしん』や『銭形平次』で馴染みがあるから良いキャスティングだと思えたりするし。

 

更に高嶋政伸さんや峰岸徹さんも出ており、ゴジラと戦うスーパーX2という兵器のオペレーターとして豊原功補さんと有名になる前の鈴木京香さんまで出ていたりして、今見るとなかなかに豪華な顔ぶれ。

 

昔は人間パートなんて早く終わってくれとしか思っていなかったから、出ている俳優さんたちに親しみが持てるようになった事によって楽しめるようになった部分は大きいのかもしれない。

 

奇遇にも、この記事を書いている最中にモデロイドからスーパーXとスーパーX2のプラモが出るというニュースが目に入った。

 

特撮ファンでもない私には全く関係のない話なんだけども(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ゴジラvsデストロイア(1995)

 

 

 

恐らくこの映画も98年にビデオで観ているのだろうけど、内容はこれっぽっちも覚えておらず。

 

巨大化する前のデストロイアが特殊部隊と戦うシーンがエイリアン2のデジャヴだった(笑)

 

使っている銃器まで似てた気がするし。

 

メルトダウンに向かって全身が赤く光るバーニングゴジラは魅力的で、今にも爆発しそうな体でデストロイアという強敵を相手に満身創痍で戦う姿には美しい悲壮感すら漂っていた。

 

 

キャストは辰巳琢郎さん、石野陽子さん、中尾彬さん、平泉成さん、高嶋政宏さんなど。

 

高嶋政宏さんは『ゴジラvsビオランテ』で高嶋政伸さんが演じていたのと同じような役だったけど、同一人物なのかは不明。

 

ビオランテ同様、人間パートはあまり記憶に残らない。

 

事実、本作を観てから1週間ほど過ぎたけど、もうあまり思い出せないぐらいだから。

 

自分が特撮映画に疎いせいか、具体的な感想が何も出てこない。

 

ゴジラとデストロイアの戦いはそれなりに楽しむことが出来たというぐらいしか…。

 

でも、これまでそんなに興味がなかったゴジラシリーズをもっと観たいという気持ちにはなってきたので、自分の中で何か魅力を感じている部分はあるのだろう。

 

特に平成ゴジラをもっと観てみたい気がする。