【映画感想】『ダブルインパクト』(1991) | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

 

 

 

BSの吹き替え版で鑑賞。

 

ジャン=クロード・ヴァン・ダムが一人二役をして双子の兄弟を演じるアクション映画。

 

双子がまだ赤ん坊の頃に両親を殺され、その25年後に出生の秘密を知った双子の兄弟が両親を殺した悪党に復讐しようとする話。

 

双子の弟のチャドはLAでエアロビのインストラクターをやっている優男で、兄のアレックスは香港で密輸業者として暗躍するアウトローという正反対のキャラなのだが、チャドは空手の達人でアレックスは喧嘩や銃に強いので、それぞれの特技を活かしたアクションシーンが本作のウリなのだろう。

 

しかし、全般的にテンポが悪く、肝心のアクションシーンはやたらスローモーションが多く、爽快感も含めどこか今一つな印象だった。

 

銃撃戦の見応えも、中の下ぐらいかな。

 

内容云々よりも、ヴァンダムの肉体美を愛でる為の映画のような気がしてならない(笑)

 

チャドの育ての親役でジェフリー・ルイスが出ていたのが嬉しかった。

 

イーストウッドの『ブロンコ・ビリー』という映画で、この人が精神病院で黙々と真面目にほうきで掃除しているシーンで大爆笑して以来、ジェフリーさんの顔を見る度に無条件で笑ってしまうぐらいお気に入りの役者さんなので。

 

この映画を観た後、BS12で放送中のドラマ『特攻野郎Aチーム』にもゲスト出演していたので、またニヤけてしまった。

 

少し厳しめの感想になってしまったけど、決してつまらなかったわけではなく、そこそこ楽しむことは出来たし、妙に後味爽やかな映画だった。

 

満足度は・・・74点