【80年代洋画】勝利への脱出(1981) | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

 

 

BSの字幕版で鑑賞。

 

第二次大戦の最中、ドイツ軍の捕虜となった連合軍の兵士とドイツの選抜メンバーがサッカーの親善試合をするという話。

 

主演はシルヴェスター・スタローンとマイケル・ケイン。

 

スタローンは大好きだし、第二次大戦を舞台とした映画も好きだけど、それでもこの映画は長らくずっと避けて通ってきた。

 

その理由は・・・内容が「大脱走+サッカー」だという先入観を持っていたから。

 

そもそもサッカー自体に全く興味がないし、『大脱走』もそんなに好きな映画ではないので、内容的に惹かれる要素が無かった。

 

でも、81年公開作という事はこれも80年代洋画になるわけだし、さすがにそろそろ観ておくべきだろうと思って観てみることに。

 

その結果・・・本当にイメージ通りの映画でしかなかった(笑)

 

見事なまでに先入観そのままの映画で、まさに大脱走+サッカー以外の何ものでもなかったというか。

 

 

つまらなくはなかったけど、面白かったわけでもない。

 

でも、胸が熱くなるような場面も皆無に近かった。

 

なんか先の展開が読めすぎて、例えばペレがオーバーヘッドキックで同点にする場面など、以前この映画を観たことがあるかのように「はいはい、そこでオーバーヘッドキックでしょ」と事前に分かるぐらいだったし。

 

好きな人は色々と語りたいことが出てくるんだろうけど、私は全く何の思い入れも無いので具体的な感想が何も出てこない。

 

せいぜいドイツ軍の車両(迷彩色のキューベルワーゲンやトラックや兵員輸送車など)が出てくるシーンで目が喜んだ程度で、戦闘なり銃撃戦があるわけでもないので、他は特に何の見応えもなかった。

 

あ、若き日のスタローンが見れたのは嬉しかったかな。

 

 

一応、81年に公開された映画なので80年代洋画という事になるのだろうけど、舞台設定が第二次大戦下だし、演出や音楽などみてももっと昔の映画(60~70年代辺り)という印象を受けたので、これを80年代洋画にはカテゴライズしたくないというのが正直なところ。

 

それこそスタローンが出ていなかったら何の見応えもなかったような気がする。

 

満足度は・・・72点