ブログの過去記事を調べてみると、これまで2回観てきているジョン・ウィックの2作目。
しかし、つい最近(1年前ぐらい?)にも何かのきっかけでちょっとだけ観たような記憶がある。
その時は何だか凄くうんざりして、「今後もうジョン・ウィックを観ることはないな」とまで思った事を薄っすら覚えているので。
今回は正月映画として放送されたので、たまたま観たい気分だったこともあって何気なく観てみた。
というのも、最近ちょっとだけ銃撃戦を楽しめる感覚が蘇ってきたので、刺激的なガンアクションが観たい気分だったこともあって。
最低でも3回は観ているし、元々この映画はストーリーなんて飾りです的な作風なので、ひたすらアクションを楽しむだけの映画だから感想というほどの感想も無いのだけど、2回目の感想時に書いていた事を今回も改めて強く感じた。
それは・・・こういった映画を楽しめるかどうかは銃(および銃撃戦)を求める気持ちがあるかどうかに大きく左右されるということ。
そういったものを求める気持ちが無い時に観ても退屈なだけで楽しむことは難しい。
ジョン・ウィック4作目のユーザーレビューを少しだけチェックしてみたら、「眠くなった」とか「退屈した」といった感想を書いている人がちらほらいたけど、そういった人達は銃器にあまり関心がない人なのだろうと思われる。
私には銃が猛烈に好きだった時期があり、ここ10年はそういった気持ちがたまに蘇る事こそあれど、基本的には求めていない状態が続いているので、ジョン・ウィックが好きな人の気持ちも、退屈だと言う人の気持ちも両方とも理解できてしまうのだ(笑)
まさに聖闘士星矢のジェミニ・サガよろしく自分の中に2つの人格が存在して、善サガの時は和やかで楽しいものを好み、ハードな銃撃戦などはそんなに好んでは観ないのだけど、悪サガが目を覚ますと途端に悪い血が騒ぎだして銃撃戦を求めるようになってしまう感じ。
近年は善サガでいる時間の方が長いから、ジョン・ウィックのような映画は気乗りしない事が多いけど、最近ちょっと悪サガが目を覚ましかけている。
つまりこの手の映画は、その時の気分次第で極端に感想が変わりがちになってしまう。
といっても、そんなのは私ぐらいだろうけど(笑)
だから私のアクション映画の感想はあまりアテにならないかもしれない。
そんなわけで、ジョン・ウィックに激しく食傷していたのが嘘みたいに、今までイマイチだと思っていた2作目すら今回は楽しめてしまった。
その後も銃撃戦がやたら見たくて、ちょうどTV放送された『ランボー/最後の戦場』と『ランボー ラスト・ブラッド』の戦闘シーンだけ観返したりした。
改めて、両作とも見る人を選ぶほどゴア描写が凄まじいことを実感。
ラスト・ブラッドでラスボスの心臓をえぐり出す例のシーンは、さすがにTV放送では上手くカットされていたけど、そこは全く残念に思わず、むしろ良い仕事だと思ってしまった。
以前はあのシーンを楽しんで観れていた自分が信じられない。
今回のように心臓をえぐり出す瞬間は見る者の想像に任せる程度に留めておくのが望ましいと感じたから。
しかし、アクションシーンは本当に面白い。
何か銃撃戦が見たいと思った時にはうってつけの映画だ。
多分こういう過激なやつを観ているせいで90年代のアクション映画がつまらなく感じるようになったのではないかという気がする。
昨年はこれまで録り溜めしてきた映画を少しでも消化しようと焦るあまり、気が向かない映画ばかり観ていた印象が強いので、今年は本当に観たい映画を中心に観ていこうと思っている。
「え?そもそも観たいと思っていない映画をなんで録画するの?」と疑問に思われるかもしれないが、TV放送されるのは昔観たけど内容を覚えていないような映画が多くて、それらの映画を今の自分が観たらどう感じるだろうという好奇心から、とりあえず録画だけはしておくわけで、本当に観たい映画が放送されることの方が圧倒的に少ないわけです。
それらの映画は今更お金を出してまでわざわざ観返そうという気持ちにもなりにくいから、TV放送された時に録画して観るぐらいがちょうどいいというか。
他にも、タイトル名は知っているけど興味がなくてスルーしてきた映画や視野を広くする為にあえて触れてみようとする映画なんかも、TV放送された機会にとりあえず録画しておく事が多い。
しかし、別に観たくてたまらないわけではないから気乗りしない。
だから先延ばしになる→どんどん録画が溜まっていく…という悪循環でBD-REに録画された映画が無駄に増え続けていたから、それを少しでも減らしていくために割とどうでもいい映画ばかり観ていたのが昨年後半だった。
でも今年は、その時の自分が欲している映画を本能のままに観ていこうと決めている。
だから新年早々、銃撃戦に偏った映画ばかり観たりしているわけで(笑)
ジョン・ウィックやランボーだけでは飽き足らず、久々に『プレデター』も観た。
この映画と『エイリアン2』は数年に一度、無性に観たくなる。
これまで何回も観ているはずなのに、未だに覚えていない所が結構ある事に気付かされる。
例えば味方の隊員が殺されていく順番とか、そういうのは正確に覚えていなかったり。
あと、カール・ウェザース演じるディロンがどうやって殺されるのかもあまり覚えていなかった。
それどころか、シュワちゃん演じるダッチがプレデターをどうやって倒したのかさえ、はっきりと覚えていなかったのだから、我ながら酷いもんだと思った。
そうか…トラップの丸太で倒したんだったなぁ。
しかし、やはりプレデターは未だにこの1作目がダントツで面白い。
これが80年代の映画だというのが信じられないぐらいで、これと比べたら90年代~2000年代のショボさを一層感じてしまう。
本作やエイリアン2ぐらい冴え渡っているSFアクション映画なんてどこにも見当たらないから。
昨年は映画に対するリスペクトが物凄く低下していて、映画を楽しめないどころか、観ていると時間の浪費にしか感じられず腹が立ってくる事さえあったけど、最近また映画が楽しい感覚が蘇ってきている事が本当に嬉しい。
映画に割く時間が惜しいと思わなくなったし、どんどん映画を観ていきたい気分というか。
この状態がなるべく長く続いてくれると良いんだけどなぁ…。
とりあえず、銃撃戦映画ばかり観ている影響でまたFPS系のゲームがやりたくなってきたので、久々にポチってしまった。
本来なら正月はこの手のゲームをプレイして過ごすのが慣例となっているのに、今年は珍しくそれをやらなかったので、やはり体が異変を感じていたのかもしれない(笑)
もしかすると、その反動もあってやたら銃撃戦映画を観たい衝動に駆られてしまったのかも。
それにしても、BSで放送される映画のラインナップは年々悪化の一途を辿っている気がする。
「トランスポーター、何回放送すれば気が済むんや!」とツッコミたくなるし。
同じような映画ばかり放送していてうんざり。
なんで大傑作の『Mr.ノーバディ』を放送してくれないのか。
誰でも知ってるような、しかもくどいぐらい放送されている映画しか放送しなくなり、70~90年代辺りの中規模作品が放送されることなんてほとんど無くなってしまい、つまらなくて仕方ない。
2010年代まではBSプレミアムでも『ヒドゥン』『殺したい女』『男と女の名誉』『スリーメン&ベビー』みたいなマニアックな映画も放送されていたものだけど、2020年代はさっぱりだ。
これって社長が変わると局の方針とかで影響があるのだろうか。
とにかく今のBSプレミアムはとてもじゃないけどお金を取っていいレベルではない。
唯一面白い映画を放送してくれていたBSテレ東も近年は本当につまらなくなってしまったし…。
ここも社長が変わったことによる影響なのか(キャプ翼の2期をスルーしたことは許さない)。
BS全般的に総じて映画のラインナップが酷すぎる。
かといって、TSUTAYAまで足を運んだところで特別観たい新作映画があるわけでもないのが辛いところ。
もっとこう、ブルーレイ化されていないような過去の作品を放送してもらいたいものなんだけど。