最近は1日に1本は鉄道関連の番組を観る生活が続いています。
昨年のこの季節と全く同じですね。
性懲りもなく迷走中です。
12月1日に放送されたNHKの『鉄オタ選手権』では、BSで放送されている他局の鉄道番組とのコラボ企画として『呑み鉄本線・日本旅』『中井精也の絶景!てつたび』『ニッポンぶらり鉄道旅』からクイズの出題があったりして何か嬉しくなりました。
なんで嬉しい気持ちになったのか自分でも分からず、色々と考えてみたのですが、やっぱり鉄道好きな人は色んな鉄道番組を幅広く観てるんだろうなという事が垣間見れたので、鉄道関連番組を片っ端から観まくってきた自分の迷走も肯定されたような気がしたのかもしれません(笑)
そういえば、鉄オタ選手権などの鉄道番組でよく流れるBGMで以前から気になっていた曲を調べてみたところ、エレクトリック・ライト・オーケストラが81年にリリースした『トワイライト』という曲であることが分かりました。
この曲はドラマ『電車男』のOP曲だったらしく、それが鉄道関連の番組で頻繁に使われている理由なのでしょう。
私は電車男は観ていなかった為、最近になってこの曲を知ったばかりなので凄く新鮮なのです。
80年代の曲だとは全く知らず好きになったので、やはり根っから80年代のサウンドが好みなんだろうと改めて思いました。
この曲イイなと思って調べる事があると、その殆どが80年代の曲ですから。
しかし、80年代バイアス抜きにしても、この時代の方が現代よりもずっと未来感のある曲が多いと感じます。
のっけからいきなり脱線してしまったので修正しますが……
鉄道関連番組と並行して観始めたのが、小林稔侍さん主演の『鉄道警察官・清村公三郎』シリーズ。
1本90分のドラマなんですが、シリーズ全11作、全て観終わりました(笑)
いや~、これは最高でしたね。凄く面白かった。
最近観た洋画よりもずっと面白いから困ったもんです。
こういう2時間枠のサスペンスドラマって年寄りが観るものだと馬鹿にしていたところがあるんですが、昨年辺りから少しずつ観るようになってきてるんですよね(笑)
洋画オタクだった私が、洋画よりこういうドラマの方が面白いだなんて言う日が来ようとは夢にも思いませんでしたが。
これが老いというやつか…(笑)
この清村公三郎シリーズは毎回ゲストで出る俳優さんが異なるのが魅力で、テレビが面白かった頃に馴染みのある懐かしい俳優さんたちをたくさん見る事ができたのも嬉しかった。
3作目には私が昔好きだった木内晶子さんが出ていたし、4作目には『東京ラブストーリー』の有森也実さんと少し前に『スケバン刑事』で見たばかりの平泉成さん。
6作目には私が大好きなドラマ『あの日の僕をさがして』の保阪尚希さん、7作目にはマチルダさんの戸田恵子さん、8作目では我々の世代をグラビアで魅了してくれた井上和香さんと宇梶剛士さん。
9作目には20代の頃の私が好みの芸能人を聞かれた際に名前を挙げていた国生さゆりさん、10作目には『ビルぶら』の梶原善さん、11作には河相我聞さんや秋本奈緒美さんなど。
他にも顔は知ってるけど名前が出てこないor知らない俳優さんもいたりして色々と楽しかった。
ドラマの内容は、小林稔侍さん演じる鉄道警察官の清村公三郎が、毎回偶然身の回りで起こる管轄外の殺人事件にお節介で首を突っ込んで、鉄道が絡んだ犯罪のトリックを暴いていくという話。
ミステリー作品ながらもユーモア満載で人情もあり、笑ったりほろっときたりと忙しい(笑)
しかし、小林稔侍さんは鉄道関係の作品でよく目にするなぁ。
昨年観た『駅 STATION』と『鉄道員(ぽっぽや)』にも出てたし。
以前、何作か観た『駅弁刑事・神保徳之助』シリーズも鉄道絡みだったし。
でも、駅弁刑事よりは今回の清村公三郎シリーズの方がずっと面白かった。
清村公三郎シリーズの最終作となる11作目が放送されたのが2014年だから、もう10年近く新作が作られていないことになるわけで、このシリーズはもっと観たかったなぁ。
11作では足りないぐらい面白いですから。
毎回、舞台を変えながら色んな路線や車両が紹介されるから鉄道初心者としても嬉しいし、ほぼ毎回欠かさず出てくる鉄道模型のジオラマも見ていて楽しい。
清村さんの妻を演じる丘みつ子さんがまた良くて、娘を合わせた親子3人のやり取りに笑ったりほっこりさせられたり。
あと、清村さんの上司で良き理解者の橋本副隊長を演じる根岸季衣さんも、清村さんの暴走を気づかないふりして見逃してくれたり、上からの圧力やクレームがきても清村さんをかばったりと実に良い味を出していて、清村さんとのやり取りも笑えるものが多く、このシリーズに欠かせない魅力的なキャラでした。
このドラマを観てるとほんと癒やされるんですよねえ(笑)
清村さんは単なる鉄道警察官ではなく、プライベートでは鉄道マニアなのですが、清村さん含め毎回出てくる様々な鉄道好きな人物を見ていると、やはり鉄道は素晴らしく素敵な趣味なのではないかと思えてくるので、私の迷走もひょっとしたら迷走ではないのかも?…なんて考えまで過るようになってきました(笑)
清村さんのおかげで迷走を凄く正当化できるようになってきたので、今後がますます怖いです。