【80年代洋画】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

もうしばらくBTTFを観てないなと思い、久々に字幕版を引っ張り出して鑑賞。

 

ブログの過去記事を調べたところ、2014年に観たのが最後である事が判明してビックリ。

 

 

もうそんなに観ていなかったのか…。

 

どうりで結構内容を忘れてしまっているわけだ。

 

 

時計の音がチクタク鳴る場面から映画が始まる事も覚えていなかったし、1955年にタイムスリップして以降の展開も忘れている部分が多く、今回でようやく内容がちゃんと記憶に刻まれた気がする。

 

これでもう忘れる事は無いだろう(多分…)。

 

 

本作が面白い事は言うまでもないし、散々語り尽されてきてるから、今更改まって感想を書くような事も無いんだけど、とにかく良く出来てるなぁと感心させられた。

 

ジョーイおじさんが赤ちゃんの頃から檻の中が好きな事やビフたちが肥溜めに突っ込む際に叫ぶセリフが「シーーット (Shit)」だったりと、ダジャレのような細かいネタ(遊び心)が満載なので観ていて本当に面白い。

 

 

あと、ハラハラドキドキさせる展開の作り方が凄く上手いなぁと改めて感心させられた。

 

次から次へと発生するアクシデントなど、シチュエーションの作り方に取って付けた感がなく自然だから、誰もが画面に釘づけになってしまうように出来ている。

 

そういう没入状態への持っていき方が何故にこれほど巧みなんだろうと、心底感心すると同時に、今の映画は何でこれが上手くないんだろうと、その原因をしばし考え込んでしまうほどだった。

 

ほんと名作でしかないなぁ。

 

正直、本作より好きな作品なんていくつもあるんだけど、このどうしようもないほどの名作感は非常に稀有なものだと感じられる。

 

全面的に非の打ち所がないというか。

 

 

55年はアメ車がカッコよくて、目に入るクルマの全てに眼福だった。

 

以前観た時は、そのような感覚を持った記憶は無いのだけど。

 

長らく観ていなかった映画を観返すのは、こういった自分の内面の変化が実感できるのも面白さの一つだと思う。

 

 

防護服を着たマーティが宇宙人になりきって、過去のジョージ(マーティの父)に「私はダースベイダーだ」と名乗るシーンも可笑しかったな。

 

 

デロリアンの空を飛ぶバージョンは、パート2になって初めて登場したと思い込んでいたけど、本作のラストで既にお披露目されていたという事なんかもすっかり忘れてしまっていた。

 

あと、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのアルバムを聴いて以降に本作を観たのも今回が初めてだった。

 

そのおかげか、『パワー・オブ・ラブ』以外の楽曲がいくつか使用されている事なんかにも注意が向くようになった。

 

そういえば、マーティだけでなくドクまでNIKEのスニーカーを履いていた事にも今回初めて気づく事ができた。

 

色んな意味で、改めて観返す事ができて良かった。