【バスケ日誌】チーム探しも楽じゃない | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

先日の日曜日、新しいチームに参加してきた。

 

チーム名は知らない。人の名前も誰一人覚えていない。

 

昨年からやり取りしていたチーム代表の人がその日は来れないという事だったので、体育館に到着してチームの人に事情を説明する所から始まった。

 

私が参加する事が全く伝わっておらず、初っ端からぎこちない展開。

 

アップもストレッチもシュートの1本すら打たないうちに、いきなり3on3をさせられるハメになった。

 

まず、これが最初の違和感だった。あまりにもアバウトすぎないか?と。

 

 

当然ながら、体はろくに動かず、初対面同士だからプレイの息も合わない。

 

その後、人が集まりだして5on5が始まりそうだったので、とりあえずアップをさせてほしいとお願いして、ストレッチや軽いシューティングを少しだけやって、1試合見学した。

 

しかし、結果的に自分が休んだのはその1試合だけで、その後はひたすら出ずっぱりだった。

 

試合の休憩中もシューティングをして、全く体を休める事もなく、自分よりずっと若い連中と2時間以上走りっぱなし。

 

しかも、無駄にドタバタ走り回るだけのスタイルだったので本当に疲れた。

 

それでも、ハァハァと息があがった姿は見せないぐらいの余力は残っていた。

 

普段、走り込みも何もやっていないのに、我ながらよく体が持つもんだと少し不思議に思えた。

 

 

チーム分けは2回行った。

 

自分としては良いプレイもあったと思う。

 

シュートの感覚が掴めていなかったにしては、なんだか知らないけどミドルのロングシュートがよく入ったし。

 

自分がスクリーンをかけてピック&ロールが決まってフィニッシュ出来た時もあった。

 

そもそも、これまでスクリーンというものをほとんどかけた事がなかったので、これは気持ち良かった。

 

あと、速攻からのダブルクラッチも1つ決まったな。

 

他はリバウンドからのゴール下シュートが何本か。

 

覚えているのはそれぐらいかな。

 

とにかく、試合をたくさんやり過ぎたせいで、あまり覚えていない。

 

 

ただ、このチームに参加した感想としては、まずコミュニケーションが全く取れないのが最大の問題だと感じた。

 

試合開始前にこちらから聞かないとディフェンスのマークマンさえ指示してくれないし。

 

これは前回参加したチームも同じだった。

 

 

分かり切っていた事だが、今の時代は本当に人が壁を作り過ぎていて、コミュニケーションをとる事が困難だ。

 

10代20代の頃にたくさんの社会人バスケチームに参加していた頃とは、まるで人の親しみやすさが違う。

 

この日、私に話しかけてきたのは1人の男性だけだった。

 

他は目も合わない。だからプレイ中のアイコンタクトも出来ない。

 

それぞれがバラバラにやっている感じだった。

 

そして、無駄に走りまくる。

 

走るだけ走って雑なプレイをしてターンオーバーの繰り返し。

 

それでワイワイキャーキャー笑って楽しそうに。

 

どちらかといえば、体育のバスケに近いノリだった。

 

 

まあ、楽しむだけならこれはこれでアリだと思う。

 

むしろ、昔の自分なら周りに構わずガンガン個人プレイが出来てラッキーぐらいに思っただろう。

 

でも、これは今の自分が求めているバスケではない。

 

今の自分は昔とは逆で、個人技なんてどうでもよく、1つ1つのプレイを大事にして、パスをよく回してノーマークを作り出すようなちゃんとした形のバスケを学びたい意欲を持っているから。

 

そして、ああいったノリは子供っぽくて、さすがに今の自分にはしんどい。

 

いや、学生時代の自分でさえ、あのような感覚でやった事はほとんど無かったはず。

 

だから、決して楽しくなかったわけではないけど、満足感よりも何か違うという違和感の方が大きかった。

 

 

帰り道、色んな事を考えながら車を走らせた。

 

前回のチームと今回のチーム、どちらに参加すべきか。

 

前回のチームをAとして、今回のチームをBとした場合・・・

 

Aは2時間で白いバックボード

 

Bは3時間で透明のバックボード

 

条件的にはBの方が魅力的だ。

 

しかし、プレイ内容や雰囲気はAの方が良かった気がする。

 

 

2日ほど悩んだ結果、やはりAの方にしようと心が決まった矢先、たまたま他にも募集していたチームを見つけたので、次回はそちらに参加してみる事に決めた。

 

残念ながら、これら全てのチームが日曜日の夜なので、この中から1つだけチームを選ばなければならない。

 

 

今日、チームBの代表者から先日の練習の感想を聞かれたので、感じた事をそのまま伝えた。

 

「もう少し各々の良さを活かせるように考えながらやっていった方が良いのではないか」

 

「コミュニケーションは全く取れないし、それぞれがバラバラでやっている感じがして、あれではチームプレイは成立し辛いと思うし、何より本当の楽しさに辿り着けないのではないか」

 

「バスケの動きが分からない人には分かる人がアドバイスしてあげたりと、そういったコミュニケーションを取りながらみんなで毎回少しずつ向上していけるのが本当の楽しいバスケなのではないか」

 

そういった自分の考えをかなり言葉を選んで伝えたつもりだが、「社会人になってコミュニケーションとる時は自分から話にいくなりしないと会話にならないだろうと思います」という答えが返ってきたので、これはもう話しても分かってもらえないパターンだなと悟った。

 

自分が言いたかったコミュニケーションとは、あくまでもチームプレイに関する話であって、何も世間話がしたいわけではない。むしろ他人のプライベートなんかには1ミリも興味ないし、死ぬほどどうでもいい。職業、年齢、バスケ歴・・・全てにまったくもって興味が無い。

 

ただ、もっとこうやった方がよくないかとか、こういう風に動いてほしいとか、お互いにそういった意見交換がないと意思の疎通が全く図れずターンオーバーの連続になってしまう。実際そうなっていたし。

 

そもそも、初参加者に対してディフェンスのマークマンすら誰も指示してくれないというのは、本当に配慮が無さ過ぎるとしか思えない。

 

とはいえ、バスケの楽しみ方に関しては、どちらの考え方が間違っているわけでもなく、お互いに求める楽しさの種類が違うというだけの話だろう。

 

そんなわけで、チームBは候補として消滅した。

 

 

次回はまた新チームに参加してみる予定で、もしここが自分に合えば決定。合わなかった場合はチームAで決まりとなるだろう。

 

それにしても、昨日も別のチームで激しくバスケをやってきたので、最近は本当に疲れが抜けず、1日中眠くてしょうがない。

 

試合にぶっ通し出続ける短期的な体力はあっても、翌日以降に疲労が残ってしまう長期的な体力の方が自分にとっては最大の課題だ。

 

この長期的な体力の方は10代の頃からずっと最大のウィークポイントで、どうすれば改善していけるのか未だに分からない。

 

毎日ジョギングでもすればいいのだろうか。

 

ともかく、こんな体力では話にならない。

 

長年に渡ってほとんど動かしていなかった体を急に動かし始めたばかりなのだから仕方ないけど、慣れてくると共に少しずつ改善していける事を願いたい。