年末、片付けをしているときに、全く着なくなった着物をみて、2024年お正月は着物を着よう!と決心しました。
20代の頃はよく着物を着ていたのですが。
会社勤めだとなかなか難しいですが、会社も辞めたことだしと。
私の亡母は毎日着物を着ていました。
着物というと床の間で正座をしているイメージを抱かれる方が多いようですが、母は着物姿のまま、自転車によく乗っていました。
私も着物で自転車に乗ります。
久しぶりに着ると、時間ばかり掛かって納得できる着付けではありませんでしたが、最近はかなり慣れてきました。
着物警察に見つかったら、お説教されそうな着付け・着回しだと思いますが、自分が楽なように着ています。
お正月三が日は、無地っぽい付け下げを着ました。
三が日を過ぎてからは、生紬(私の地方ではしょうざんと呼んでいました)大島紬など。
自分なりに少しだけ拘って着ていたのですが、お正月に占いに来られたリピーターのお客さんが
「え~今日は浴衣~!旅館の女将さんみたい~」と。
色々違います・・・。
浴衣じゃないし、旅館の女将さんは浴衣を着てお客さんを接待しないし。
お客さんに購入していただいた鑑定時間ですので着物の説明をするのは違うし、そもそもどこから話したら良いのかわからなくてスルーしました。
以前着物好きな友人が、浴衣を着てお買い物へ出かけようとしたときに、ご近所の男性から「今日は結婚式に行かれるのですか?」と聞かれ、ビックリしたと言っていたことを思い出しました。
リピーターのお客さんは25歳の女性。最近は和装に触れる機会もなく、触れるとしたら浴衣だけなのかな。
だから、着物=浴衣と思われているのかもしれません。
民族衣装としての着物を考えると、仕方ないとは思いつつも複雑な思いがあります。
せめて松の内まではと決めていた着物生活。
もう少しだけ続けられそうです。暖かいし。