恩田陸さんの、「蜂蜜と遠雷(下)」を読みました。
ピアノコンクールの話です。4回の対戦の模様が書かれています。
ピアノという音楽は耳で聞くものなのに、それを文章で読む。
でも読むことによって、どんな音楽かを感じる事ができるのです。
そして読み進めるうちに、次のコンテスタントはどんな音楽を聴かせてくれるのだろうと、夢中になって読むのです。
不思議な感覚です。
ただ、ただ、これだけの事が、こんな分厚い2冊の本になるなんて、そして夢中にさせてくれるなんて。
これだけ感動できる、こんな感覚を味わう事ができるピアノを実際聞いてみたいと、心から思いました。
素敵な本に出会えた事に感謝です。