12月1日19時半 NHKホール

指揮;ファビオ・ルイージ

フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14

個人的には絶好調に見えるN響ルイージのコンビだが、会場の入りは今一つだ
事務局も、売れないグッズを作って、ホール内で「見るだけでも」と空しい呼び込みをする時間があったら、何故これだけ客が入らないか考えたらと思う
毎年断トツでアンケートのトップになるデュトワを呼ばないのなら、あんな質問項目は廃止したらいいと思う

オケは16型で今回の試用コンマスは川崎さんが再登場、
フンパーディンクは普通に楽しく聴いたが、最初に持ってきた意図がイマイチ分からない

幻想は予想通りの熱演、3楽章の冒頭が多少バランスが悪かったような気もするが、これは聴く場所にもよるから何とも言えない
ルイージのタクトは熱く、N響もそれに応えて、一糸乱れぬは言い過ぎだが、それに近い演奏だ
観客には大うけだったが、ちょっとやりすぎのような気がする、ルイージはフランス物はソヒエフに任せたらと思う
一方、前回はオーバーアクションの演奏ぶりが目立った川崎さんだったが、今回はそうでもなかった

11月30日19時  オペラシティ

指揮:高関 健(常任指揮者)
トスカ:木下 美穂子
カヴァラドッシ:小原 啓楼
スカルピア:上江 隼人
アンジェロッティ:妻屋 秀和
堂守:晴 雅彦
シャルローネ&看守:大塚 博章
スポレッタ:高柳 圭
合 唱:東京シティ・フィル・コーア
(合唱指揮:藤丸崇浩)
児童合唱:江東少年少女合唱団

2回中止になった公演が3度目の正直で実現した
今日は流石にプレトークは無いのでは思っていたら、高関さんの声が聞こえて吃驚、途中から傾聴
いつもは話があまり面白くない高関さんだが、今日の話は面白かった
師事していたカラヤンがある時期からトスカは演奏会形式でしか振らなくなったことから、
トスカは演奏会形式向きなのでシティで演奏会形式でオペラをやるのならトスカと決めていたという
そしてトスカは音楽が素晴らしいので幕間は途中で演奏を止めたくないと観客へのお願いがあり、このお願いが忠実に守られた

特に期待しないで行ったのだけど、失礼しました、脱帽だ、とにかく素晴らしい演奏会だった
私なんぞが細かい評を述べても仕方ないのだが、とにかく木下さんと小原さんは正に絶唱だった、
歌手をオケの背後の台に配した演出も見やすかった
オケも良かった、高関さんの狙い通り、トスカの音楽の美しさを享受できた

ホールは通常の定期よりは人が入っていたものの、満席でないのはもったいない
休憩時間にカウンターで1月のティアラ定期のチケットを購入しようと思ったら、完売と言われたのが、唯一残念だった

11月25日18時 NHKホール

指揮;平石章人〇、湯川紘惠●

スヴィリドフ/小三部作〇
プロコフィエフ/歌劇「戦争と平和」-「ワルツ」(第2場)〇
A. ルビンシテイン/歌劇「悪魔」のバレエ音楽-「少女たちの踊り」〇
グリンカ/歌劇「イワン・スサーニン」-「クラコーヴィアク」〇
リムスキー・コルサコフ/歌劇「雪娘」組曲〇
チャイコフスキー(フェドセーエフ編)/バレエ組曲「眠りの森の美女」●

周知のように、フェドセーエフがドクターストップで来日出来ず、2人の指揮研究員が代役を務めることになった
これで、Aプロは10月が中止だったから、Autumnシーズンは3公演のうち予定通り開催できたのは9月のみということになる
原宿からNHKホールに向かうと、エスニックなテントがずらり、今日はフィリピンフェアのようだ

会場は空席も目立ったが、ルイージの時とそれほど客入りは変わらない感じ、それはそれでやばいと思うのだが
そして今日は新シーズンに入って初めてコンマスに亮太郎が登場だ
マロが定年で1月に退任し、4月に特別コンマスに就任した現在、N響のソロコンマスは亮太郎一人となったにも関わらず、
ゲストコンマスに昇格した郷古さんやマロ、さらにはゲストコンマスに色々な面々が登場する一方、亮太郎は全く顔を見せなかった
ここ数年在京オケのコンマスに大きな変動は無かったのだが、今春、幾つかの在京オーケストラでコンマスが退任するという異常事態が発生し、怪情報が乱れ飛んでいた
というのは半分冗談だけど、N響が新たにコンマスを迎えようとしているのはおそらく事実ではないかと思う、

オケは16型で、ピアノ、チェレスタに加え、各種打楽器が後列に並んでおり楽しそうだ、
一人目の研究生の平石さん登場、なかなかのイケメン、
前半の曲はどれも聴くのは初めてと思うが、愉しい曲ばかりだった
指揮については手堅く仕事をこなしたという感じ、聴衆からは温かい拍手が送られた

後半、二人目の研究生の湯川さんも颯爽と登場、きりりとした表情だ
「眠りの森の美女」は、1-9曲までは、バレーの進行に合わせた順の選曲だが、フェドセーエフはその後の3曲を追加している
聴いてみると、その3曲で見事に盛り上がって終わっていた
湯川さんもあくまで手堅い指揮、自分は出さずにあくまで与えられた役に徹したのだろう
今回の2人に任せた理由として、春にフェドセーエフが来日してN響と地方公演を行った際に2人が帯同したことが挙げられれていた
そういえばフェドセーエフ来てたな、主に関西で公演してたような気がする、折角来たなら東京でも何か振ってくれればよかったのに、、、