3月23日14時 サントリーホール
指揮:アレクサンダー・リープライヒ
ヴァイオリン:辻彩奈
三善晃:魁響の譜
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op. 35
シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op. 97 「ライン」
リープライヒは過去に日フィル以外も日本のオケに客演しているよう府だが、初めて聴く、
しかし、あまり食指の動かないプログラム、強いて言えば久々に聴く辻さんが楽しみと言えば楽しみ
小雨が降る中、ホールの客の入りも半分程度か
最近に日フィルではカーチュン・ウォンも積極的に日本人作品を採り上げているが、他のオケも含めて、三善作品が採り上げられるのは珍しいように思う
魁響の譜、初めて聴いたが、典型的な苦手のタイプの現代音楽だった、聴いていて不愉快にはならないが全く気持ちが動かない、
まあ端的に言えば退屈な音楽、ひたすら時間の経過を待つ、聴衆の反応も極めて薄いものだった
次のシマノフスキも聴くのは初めて、20数分の作品ながら、単楽章で、とらえどころがなく、これまた退屈してしまった
寒暖差アレルギーで鼻水が出たので、薬を飲んできたのがいけないのか、とにかく眠たい
静かになって、はっと目を空けるとカデンツァが始まったのを最後に記憶が飛んでいる
期待していたソリストアンコールも無し
休憩後のライン、今度こそ眠らずに聴こうと構えたが、リープライヒは何を考えているのか超高速演奏
その割には楽章間の時間は、お疲れタイムだか何だか知らんけど、たっぷりと長目だった
オケは14型、コンマスは田野倉さん、演奏後は、ブラヴォーも飛び交い、聴衆の反応が良かったのが、個人的には最大の謎だった
3月16日14時 すみだトリフォニー
指揮:上岡敏之
ピアノ:アンヌ・ケフェレック
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
アンコール
ヘンデル(ケンプ編曲): 組曲第1番 HWV 434より第4曲 メヌエット ト短調
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D944「グレイト」
敬愛するケフェレックがベートーベンを弾くということで、先週に続きすみトリに再度参上だ、重なるときには重なるのである
旧ルビーの「すみだクラシックへの扉」シリーズは、チケット代が安いこともあるのか、よく売れているようで本日も客席は満席の勢いである
いわゆる名曲プログラムだが、全く不満が無い
ベートーベンのPf協はどの作品も素晴らしいのだが、演奏頻度は番号に比例している感じで、1番、2番は低いような気がする
昨年のラ・フォル・ジュルネでの30-32番ソナタの演奏が素晴らしかったのが思い出される
そして今日も期待に違わぬ素晴らしいものであった、歳のことを言っては失礼かもしれないが、技巧的に全く衰えが感じられない、一音一音が明晰で、高潔さが漂う演奏なのだ
上岡さんを新日で聴くのも久しぶりだが、好伴奏だったのではないだろうか
アンコールはいつものやつである、
後半はグレート、交響曲8番とうのがとにかく気に入らない、2022年にブロムシュテットがDGから出した新譜では
交響曲第8番『未完成』、第9番『グレート』になってるぞ、きっとブロム翁も、未完成が8番に決まってると言うに違いないのだが、
N響の来シーズのブロム翁のCプロでは交響曲第7番『未完成』、第8番『グレート』となってる、ちょっとちょっとだ
ともかく、私の若いころは、第9(7)番『グレート』という表記はしばしば見られたが、8番は一貫して未完成だったのだ
それだったらモーツァルトの37番はどうだっていうんだ、
時折変態的な解釈を見せる上岡さんだが、今日のシューベルトは至ってノーマル、
最初のホルンが今一つだったが、全体的には凄く良かった、そういえば監督時代にシューベルトの交響曲は全曲やってたな、
フィナーレの最後を、強奏でなく、すっと消え入るように終わらせたのが新鮮だった
オケは14型、最後は崔さんと参賀でした

3月15日19時 サントリーホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ(首席指揮者)
ソプラノ:ヴィットリアーナ・デ・アミーチス*
カウンターテナー:彌勒忠史*
バリトン:ミケーレ・パッティ*
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)*
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団(児童合唱指揮:掛江みどり)*
レスピーギ/リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲
オルフ/世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』*
リュートのための古風な舞曲とアリア第2組曲は、実演を聴くのは初めて、というかCDでも第3組曲しか聴いたことがない、
特に予習もしないで臨んだのだが、予想通りいい曲、というか、あのバッティがこんなに端正な演奏をするのかと、少しびっくり
今年は、特にアニヴァーサリーでもないのだが、ローマ三部作の演奏予定も複数あるし。ちょっとしたレスピーギブームか
後半は、みんな大好きカルミナ・ブラーナ、前回聴いたのは何とコバケン・日フィル、その際は少年合唱団のパートは男声合唱団のうちの何名かが担当していた
その前聴いたウルバンスキーのコンサートでも合唱部分はずいぶん苦労していたが、最近ではコロナも落ち着き合唱曲も以前に近い形で演奏されるようになってきた、
しかし、今日の世田谷ジュニア合唱団は全員少女だったようだが、元々は少年合唱だったような、まあ良く分からないんだけど
バッティは暗譜で熱演だった、だがソロ歌手が迫力、というか声量不足、合唱ももう少し人数を増やせなかったか、
また、男声合唱陣は随所で体を揺らしたり、手を突き上げたりしていたのだが、その辺はバッティの演技指導なのか
まあ、何だかんだ盛り上がって、最後は、冒頭、最後の「おお、運命の女神よ」を再演して大いに盛り上がった
前回の春祭もそうだったけど、アンコール的な演奏が続いたのは事務局の方針なのかしら、良い試みとは思います

