5月11日14時 オペラシティ
指揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
ピアノ:福間 洸太朗
曲目
ディーリアス:夜明け前の歌
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
アンコール
フォーレ;3つの無言歌第3番
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第2番「ロンドン交響曲」
前回のシティ定期のシーズン開幕は、N響定期のエッシェンバッハのブル7と被り、散々迷ったがシティの方はパスしたので、私にとって、今日が今シーズンのシティの開幕公演となる
御話上手の藤岡さんなのでプレトークに間に合うように早めに家を出て今日は何とか間に合う、
今回は福間さんとは2回目の共演とか、ディーリアスは実はフランスかぶれだったとか、大ネタは無かったのだが、前にも言ったように、プレトークの動画公開は是非とも検討して欲しい
最初は藤岡得意のディーリアス、
この作曲家の作品集は以前よりビーチャム盤2枚を聴いているが、カッコーが無く作品以外、どうも個別認識ができない
今日の、夜明け前の歌も、聴けばこの曲もあったなという程度の認識となる、いい曲なんだけどなあ
リストの2番は珍しい、というかリストのPn協はどちらも好きではないんだなあ
福間君の演奏自体は良かったと思うんだけど、聴けば演奏されないのも納得としか言いようがない
集客を見込んで福間君を呼んだのだろうが、この曲ではな、客入りはそれほどでもなかった
前半2曲は12型、コンマスは戸澤さん
休憩後はコロナで一回流れたRVWのロンドン交響曲、
その後すぐリベンジの機会が有ったが藤岡さんは何故か2番でなく3番の田園を選択、しかし予定されていたソプラノが急病で急遽代役がたてられたという事件もあり、RVWは一筋縄では行かないが、今回は無事に演奏される
ハイドンのロンドン交響曲はしょっちゅう演奏されるのに、RVWの実演を聴くのは今日が初めてだ
マエストロ藤岡の気合が入った実に素晴らしい演奏だった、特にビオラのソロが本当に効果的、木管楽器のソロも好演
全体に賑やかな曲なのだけど、2、3、4楽章が何れも弱奏で消え入る様終わるのに気づかされる
BS番組で収録もあったようなので、久々に藤岡さんの番組を見てみようかな
あまりに演奏が良かったので藤岡さんの新刊のサイン会に並ぼうかなとも思ったが、長蛇の列、藤岡人気恐るべし、私は恐れをなして退散いたしました

日フィルサントリー定期
5月10日19時 サントリーホール
指揮:カーチュン・ウォン[首席指揮者]
マーラー:交響曲第9番 ニ長調
カーチュン・ウォンのマーラーチクルス気が付けば中盤戦に入ってきた、
最初の5番辺りは、何と無しに物足りなかったが、回を追い、ウォンと日フィルの関係が深まるに従い演奏の充実度も増していったと思う
その意味で今日の9番には大変期待が高かったのだが、
ウォンは当然のように暗譜で完全にオケを統率しており、演奏自体は大変水準の高いものだったと思う
特に感心したのは金管群の充実で、今日のMVPはホルンだろう
しかし、端的に言えば9番の持つ暗さが感じられなかったのが、今一つ心が動かされなかった原因のように思う
難しいものだ
5月5日18時 東京国際フォーラム
出演者
ナタナエル・グーアン (ピアノ)
広瀬悦子 (ピアノ)
曲目
ボロディン:オペラ《イーゴリ公》から だったん人の踊り(2台ピアノ版)
ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」(2台ピアノ版)
アンコール
チャイコフスキー:くるみ割り人形より金平糖の踊り
昨日のグーアンのパガ狂が余りに自由だったので、思わず当日券を買ってしまった
ごめなさい、広瀬さんのことは存じ上げない
そもそも、2台のピアノのコンサート自体滅多に行かないし、2曲ともピアノ版の演奏がポピュラーなことは存じ上げているが実演を聴くのは初めてだったりする
しかし実際に聴いてみれば、まあ当たり前のことだが、2人の息がぴったりと合った、躍動感ある演奏を堪能することができた
2台のピアノに分けることで楽曲の分解能がクリアになるため、曲の新しい一面を発見することもできる興味深い演奏であった
また、アンコールでグーアンがあそこまでチェレスタ感を出してくるとは思わなかった、
主催者に1つだけ言いたいことがある、春祭の4手には1913年と1968年版があるので、どちらを演奏するかくらい表示して欲しい、
ともあれ今年のLFJはこれにて聴き納め、グーアンも広瀬さんも今度はソロで聴いてみたいと思った

