12月18日19時 NHKホール

指揮 : ファビオ・ルイージ
ソプラノ : ヘンリエッテ・ボンデ・ハンセン
メゾ・ソプラノ : 藤村実穂子
テノール : ステュアート・スケルトン
バス・バリトン : トマス・トマソン
合唱 : 新国立劇場合唱団

ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」

年末の第9公演には消極的なのだが、今年のN響は首席のルイージだというので聴くことにした、
しかし、今回の第9は前年に比べ結構値上げしており、山手線にも直前まで広告が出ていた
青の洞窟を抜けて到着した会場はそこそこの客入りだったが、2階の左右は空席が目立った

オケは16型、コンマスは先日3月限りで名誉コンマスの退任が伝えられたマロ、隣に郷古さん
演奏は予想通り、ルイージらしく、きびきびと早めのテンポで進められた
しかし、今日はホルン、トランペットは安定していたが、木管楽器がオケとズレて聴こえる個所が目立った
ルイージは12月の定期を終えたばかりで、第9公演の初日といこともあって、十分合わせる時間がなかったのだろうか
また、マロも久々の登場ということも有り、以前のようなオーラは感じられなかった、
それでも、第4楽章に入ると、合唱陣のクオリティは高く、全体としては十分満足できる演奏だった

12月14日14時 NHKホール

指揮 : ファビオ・ルイージ
テノール : クリストファー・ヴェントリス*
男声合唱 : 東京オペラシンガーズ*

リスト/交響詩「タッソー」
リスト/ファウスト交響曲*


今月の定期の最後はオールリストのプログラム、しかも2曲とも演奏がレアな曲ということで、若干空席が目立つ
前半をピアノ協奏曲にして人気ピアニストに弾かせれば、もう少し集客できたかもしれないが、そうしないのが潔い
そして、個人的には12月の公演中で最も楽しみにしてた

最初のタッソーは実演で聴くのは初めて、このところ忙しく、予習もして行かなかったので、全くピンと来なかった
曲は20分くらいあるのだが、途中で眠くなってしまった

休憩で自販機コーナーに急ぐが、一番手前の焙煎コーヒーの自販機には早くも列が、行列は嫌なので仕方なく缶コーヒーで我慢
C定期が短縮版からノーマルに戻ったのは歓迎するが、昔は普通にアルコールも提供されておりサンドイッチとか売っていたのに

後半は、実演で聴きたかった楽しみにしていたファウスト交響曲、若き頃聴いたショルティ盤での高揚感が忘れられない、
しかし、結論から言うと、今日の演奏今一つの感は否めない、オケの演奏自体は熱演だったが、作品の構成の弱さを感じてしまった、
オケは16型、コンマスは川崎さん

12月13日17時 サントリーホール

指揮=ジョナサン・ノット
演出監修=サー・トーマス・アレン
元帥夫人=ミア・パーション(ソプラノ)
オクタヴィアン=カトリオーナ・モリソン(メゾソプラノ)
ゾフィー=エルザ・ブノワ(ソプラノ)
オックス男爵=アルベルト・ペーゼンドルファー(バス)
ファーニナル=マルクス・アイヒェ(バリトン)
マリアンネ/帽子屋=渡邊仁美(ソプラノ)
ヴァルツァッキ=澤武紀行(テノール)
アンニーナ=中島郁子(メゾソプラノ)
警部/公証人=河野鉄平(バス)
元帥夫人家執事/料理屋の主人=髙梨英次郎(テノール)
テノール歌手=村上公太(テノール)
動物売り/ファーニナル家執事=下村将太(テノール)
合唱=二期会合唱団

やってしまった、開演時間が通常より早いが、万難を排して向かうつもりだったのだが、何だかんだで遅れてしまった
2階のモニタ近辺でぼんやりと元帥夫人のソプラノを聴いていたのだが、30分過ぎにスタッフの誘導で、2階の空席に潜り込むことが出来た
スタッフの皆さんには感謝しかない、有難うございました

さて最初の場面こそ見逃したが、本日の公演、サロメ、エレクトラと続いたノットの R.シュトラウスシリーズの最後を飾るにふさわしい実に素晴らしいものだった
R.シュトラウスシリーズは、最後に登壇したサー・トーマス・アレンが一貫して演出を監修したそうだが、前2作に比べて長大な本作を、演奏会形式として丁度いい具合に纏めた演出だったのではないか
今回は歌手陣が全員良かった、中でもオックス男爵のペーゼンドルファーおよび元帥夫人のミア・パーションの存在感は群を抜いていた
もう一人挙げるとすれば演技も含めファーニナルが印象的だった
もちろん、オクタヴィアンもゾフィーも立派な歌唱で最後の3重唱からの2重唱は涙が出るほど良かった

まあ、内容については多くの評が出るでしょうから、これ以上書きませんが
音楽的には「ばらの騎士」は、やっぱり、それほど刺激ないというのも、今回の感想です