11月1日16時  オペラシティ

矢崎彦太郎(Cond)
中江早希(Sop)
青山 貴(Bar)
東京アカデミー合唱団
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ブラームス:ネーニエ(悲歌)op.82
ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45

矢崎さんがドイツ・レクイエムを振るというので連日オペラシティに足を運ぶことに
東京アカデミー合唱団は1964年創設のアマチュア合唱団で1967からマエストロ秋山和慶を音楽監督に迎えている
合唱団の過去168回の演奏記録を見ると90回以上が秋山さん指揮であった
今年初めの秋山さんの急逝は合唱団には大変な衝撃だったのだと推察される
上記演奏記録を参照すると、2012年に秋山さんの指揮でネーニエとドイツ・レクイエムが演奏されていた

今回共演するのはシティフィル、コンマスは戸澤さん
ステージ上、オケの後ろに並んだ東京アカデミー合唱団はざっと120ほどの陣容
矢崎さんは以前にシティの首席客演指揮者を務めていた時期もあったようだが、両者の共演を聴くのは初めて

最初のネーニエは、ブラームスが親友の死を悼んでシラーの詩をもとに作曲した合唱曲
初めて聴いたが、女声のハーモニーが印象的な、何とも心洗われるような曲だった

後半のドイツレクイエムは、オーケストラも素晴らしい演奏だったが
中江さん、青山さんの独唱が、気合の入った合唱団に融和した、完成度の高い演奏となった
私ごときが云うことではないが、東京アカデミー合唱団が大変レベルの高い合唱団と思った
終演時には、客席の所々から「今日はいい演奏会だったね」という会話が聞かれた


 

10月31日19時  オペラシティ

シューベルト:高雅なワルツ集 op.77, D969
フォーレ:主題と変奏嬰ハ短調 op.73
フォーレ:ノクターン第6番 変ニ長調 op.63
フォーレ:ワルツ・カプリス第2番 変ニ長調 op.38
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調 op.78, D894「幻想」
アンコール
リスト:ウィーンの夜会
シューベルト:楽興の時第3番


今年の浜松のピアノコンクールで日本人初の優勝を飾った注目のピアニスト
会場も満員と思いkぃや完売とならず当日券も出ていた、
それでも一階席はほぼほぼ埋まっており、空席が目立つといった感じではなかった
なお、今回のリサイタルについては、ぶらあぼに鈴木さんへのインタビューがあります

ステージに登場した鈴木さんは、普通に街で見かける女の子で、ゆるふわな感じ
最初の高雅なワルツ集は最晩年の作品で12の短いワルツから成る
録音や演奏も少なく、私は今日初めて聴いたので単純な感想しか言えないが、
21番のソナタに代表される晩年の作品の雰囲気が感じられる作品
そして、鈴木さんはゆったり目のテンポで自然流
続くフォーレも派手さは無いが滋味深い演奏だった

そして後半は私の好きな幻想、鈴木さんの最近の勝負曲でもあり、ファーストアルバムにも収録している
ステージに現れた彼女は椅子に座ってから暫く間をおいてから意を決したように鍵盤に手を沈めた
そして、そのゆったりとした感じの開始は、私の好きなルプーの演奏を彷彿とさせるものであった
ともあれ、鈴木さんはプログラムの編成も巧みだし、今後は推しです

 

10月25日 横浜みなとみらいホール

指揮:藤岡幸夫
トロンボーン:伊藤雄太[首席奏者]

吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番 op.70b
吉松隆:トロンボーン協奏曲《オリオン・マシーン》 op.55
シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39
アンコール
エルガー:夕べの歌

今日も秋雨だが、会場のみなとみらいは駅から直に行けるので便利、
藤岡さんは、相変わらずプログラムだが、今日は演目はさすがに集客力が弱かったようで客入りは今一つか

最初の曲は、モルゴーア・クァルテットからの委嘱作品をオーケストレーションしたものだそう
依頼の際に吉松へプログレ風にという注文があったそうだ
正直良く分からないというのが感想、

次のトロンボーン協奏曲は、吉松さんのオリオン座へのイメージで作曲されたとの解説
しかし、吉松さんがオリオンをマシーンとして捉え、ベテルギウスやリゲルなどの星に抱いているイメージに全然共感できなかった、残念
オケは両曲とも12型相当の編成で、コンマスは田野倉さん

休憩後のシベリウスは抜群に良かった、オケは14型相当
日フィルの管楽の能力は高い、安心して聴けないオケが多い中、冒頭のクラリネットが沁みる、ホルン、フルートもよかったが、今日印象に残ったのはティンパニだった
あんなに振りながら跳ぶ藤岡さんを見るのは初めてでした