6月19日19時 NHKホール
指揮:尾高忠明
ヴァイオリン:HIMARI
シベリウス/アンダンテ・フェスティーヴォ
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
アンコール
リスト(ナタン・ミルシテイン編)/メフィスト・ワルツ 第1番 から
ラフマニノフ/交響曲 第3番 イ短調 作品44
N響定期のラストは正指揮者尾高さんが締める、人気のHIMARIも登場
HIMARIは以前に一回だけ、去年のノット、スイスロマンドの来日公演で聴いた
そのときもシベリウスVn協だったんだよな、今日は出来れば別のやつが聴きたかったな
HIMARIということで客入りはすこぶる良い
最初のアンダンテ・フェスティーヴォは初めて聴く、カルテットの原曲を弦楽合奏とティンパニ用に編曲した作品だそうで、シベリウス自身も愛し、自身の指揮するコンサートでのアンコールピースだったという
如何にもシベリウスという澄み切った音楽で、後期交響曲に良く聴かれる弦に合わせて小さく叩かれるティンパニが効果的
N響の弦楽アンサンブルの精度の高さが光る、コンマスは長原さん、ティンパニは久保さん
そしてVn響、HIMARIは何となく少し大人になった気がした、白いドレスは前回のコンサートと同じ
感想は前回聴いた時と同様だ、音が美しいのは天賦の才か、もう少し音のダイナミックレンジが広がれば言うことは無いのだが
アンコールでは驚異的なテクニックが披露された
後半のラフマニノフは16型で、
前半に続きN響の弦楽アンサンブルが良く、今度は甘い旋律を歌い上げる、Vn、Vcのソロも素晴らしかった
ただし、先日のオケコンの時に比べ管楽器の出来がFl、Obを除き今一つに感じられた
尾高さんの指揮は安定感があっていい、私はラフマニノフには刺激は求めません
昨年は一時体調を崩された時期もあったが、小さくお尻を振ったチャーミングな指揮ぶり、お元気そうでよかった

6月15日19時 サントリー
【演奏曲目】
サティ:グノシェンヌ第1番
D.スカルラッティ:ソナタ へ短調 K.466 L.118
グラス:エチュード第6番
ショパン:エチュード へ短調 op.25-2
ノクターン ハ短調 op.48-1
グバイドゥーリナ:シャコンヌ
ラフマニノフ:前奏曲集 op.23から 第5番 ト短調
12のロマンスから なんという苦しみ op.21-12
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):劇付随音楽「夏の夜の夢」 op.61より スケルツォ
アデス:オペラ《パウダー・ハー・フェイス》による演奏会用パラフレーズ
ラヴェル:ラ・ヴァルス
【アンコール】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」から 第1楽章
サンカン:トッカータ
レクオーナ:スペイン組曲「アンダルシア」から 第6曲「マラゲーニャ」
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)
メラルティン:バルカローレ op.59-1
シベリウス:13の小品 op.76から 第2番「エチュード」
マルケス:ダンソン 第2番
ブルーベック:トルコ風ブルー・ロンド
コズマ(ガーナ―編):枯葉
アロム:ディスプレイスド・エチュード
ブラームス:インテルメッツォ 嬰ハ短調 op.117-3
チャイコフスキー(S.フェインベルク編):交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」から 第3楽章スケルツォ
ショスタコーヴィチ(ユジャ・ワン編):弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110 から 第2楽章 アレグロ・モルト
シューベルト=リスト:糸を紡ぐグレートヒェン S.558-8
モーツァルト(ヴォロドス、サイ、ユジャ・ワン編):トルコ行進曲
ユジャが来日オケと演奏するコンチェルトは何回か聴いたことはあるがリサイタルは聴いたことがなかった
そんな彼女の来日リサイタルに行ってきた
何と日本でのリサイタルは2011以来だという、
また今回のコンサートの演奏曲目は当日まで分からないという
個人的には初めから曲目が分かっているスタイルの方が良いのだが、ユジャはここ数年その形式だというので仕方ない
チケット購入後、休憩なしで弾くので曲間の拍手などは控えるようにとのメールがあった
そしてリサイタルの1,2日前に、リサイタル中に入場は難しいので遅れないで来るようにのメールが来た
というわけで、私も30分前にはカラヤン広場には着いたのだが、入場は18時半からだったので、広場は人がごった返していた
と云う訳でわたしもとっとと入場、階段下で電子チケットの認証の後に紙を1枚渡される
今日の演目ではなく、秋に行われるユジャとマーラー管の公演チラシだった
東京公演に先立つ、大阪公演、横浜公演の曲目は8割同じだったので、骨子となる曲は同じだろうが残りはユジャの気分次第ということなのだろうか、
スタインウェイにタブレットが置かれ、後はユジャの登場を待つばかり
ステージに現れたユジャは、珍しく緑の衣装、前回見たときはお辞儀の角度が浅かったが、今日は深いお辞儀だった
その後の2時間余りのパフォーマンスは凄まじいものだった
最早事件であり、その事件の目撃者となりえた僥倖に感謝する
途中で1回拍手をした輩がいたが、直ぐに止めたので許してやる
大阪、横浜からアンコールが充実していることは予測されたが、想定以上だった
最初の月光の後には直ぐ拍手が起こり、ユジャも一旦退場したが、
以降は、2-3曲続けて演奏してから、拍手が起こり席を立つというパタンが続いたが、
演奏によっては、聴衆が我慢できずに拍手し、ユジャは起立して拍手を受けた後に、再びピアノに向かうこともあった
ユジャが最後のトルコ行進曲を弾き始めたときには、会場には軽い笑い声すら起きていた
記憶に残る一夜となった

6月14日14時 NHKホール
指揮 : ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
ピアノ : コンラッド・タオ
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 前奏曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K. 453
アンコール
ラヴェル(コンラッド・タオ編)/組曲「マ・メール・ロワ」 ― 「妖精の園」
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
今日は振り替え、ズヴェーデンはN響と初共演だそう、私も聴くのは初めてだ
私は行かなかったが、先日フランス放送フィルとの来日公演を終えたばかり、
7月にはアーティスト・イン・レジデンス[を務める台湾のエバーグリーン交響楽団との来日公演も予定されている
最初はマイスタージンガー前奏曲、ズヴェーデンはN響を良く鳴らしていた、
オケは16型、コンマスは長原さん、
2曲目は12型くらいに縮小したオケで、コンラッド・タオは名前を聞くのも初めて
94年生まれだで今年32歳になる中国系米国人で、プロフィールでは、コンポーザー・ピアニストと紹介されている
ステージに登場したタオは、立派な顎髭を蓄え貫禄十分だ
17番はモーツァルトのPf協の中では演奏されることはあるが、その機会が少ない曲
そんなことを書いておいて、ネットで調べたら、モーツァルトPf協レコーディング数ランキングで17番は何と7位
ちなみに1位から順に、20, 23, 21. 27, 24, 9, 17, 25, 12, 22 だそうだ、
モーツァルトPf協の長い序奏が始まる、流石ズヴェーデンだ音色はすっかりモーツァルトだ、
そして、続くタオのピアノも全く淀みのない演奏だった、
アンコールに現れたタウは日本語での挨拶の後に自身の編曲によるラベルを演奏した
先日のミュンヘンフィルでシャニが連弾した曲だ
モーツァルトとは打って変った、力強い打鍵に吃驚、
演奏後には聴衆からは更に多くの拍手がおくられた
今日は後半前の男子トイレ行列が酷かった、本当に何とかならないものだろうか
後半のオケコンは16型で、
金管は万全でなかったが、ズヴェーデンの指揮に応えた引き締まった演奏が展開された、
終演後は、万雷の各種だった、
韓国のソウル市立響の首席指揮者も務めているので、日本には呼びやす環境にある
再演が望まれる指揮者が増えた
