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プリわんのお馬な日常

「競馬は記憶のゲームである」をベースに、独自の視点からあらゆる競馬のお話を掲載しています

東海ステークス




◎ミラクルレジェンド

○リバティバランス

▲サイレントメロディ

△ワンダーアキュート

△ヒラボクキング

☆グリッターウイング





小回りコースで器用に脚をためられる◎ミラクルレジェンドに期待した。京都コースなら確実に切れ味を使えるし、不完全燃焼だったジャパンカップダートの内容から牡馬相手でも十分通用するだろう。斤量も54キロと有利で、ロスの少ない競馬がつくれるウィリアムズ騎手とのコンビも心強い。



相手筆頭は昇級初戦のリバティバランス。まだ底を見せておらず、素質は重賞でも通用するだけの馬だ。サイレントメロディは内で包まれると苦しいが、前走勝ちが示すように能力は上。人気にならないようなら面白い。実績断然のワンダーアキュートは強行ローテで挑んだ近走の疲れが残っているかどうかの一点。当日の気配次第で。平安ステークスでエスポワールシチーを破る大金星を挙げたヒラボクキングは真価が問われる一戦。中間の調整は順調とは言えないので抑えで様子を見たい。



アンタレスステークスで大外を回しながら差を詰めたグリッターウイングが穴。3歳時のレパードステークスではミラクルレジェンドとハナ差の接戦を演じており、オープンでもやれるだけの力はある。











土曜日の注目馬




東京6R  3歳500万下  ダ1400m



⑪ゴールドゼウス


前走は久々の一戦ながら内からしぶとく脚を伸ばして2着。さすがに勝ち馬は強かったが、能力の一端は見せた。素質はこのクラスでは抜けているし、まだまだ良くなる馬。馬体重がこれ以上減っていなければ間違いなく勝ち負け。







今週も比較的小粒なメンバー構成なような気がします。東海ステークスはゴルトブリッツの回避で混戦模様になったように思います。




阪神ジュベナイルフィリーズからGⅠに挑戦し続けること6度目にして、ついにホエールキャプチャがGⅠタイトルを手にした。




クィーンズバーンが平均ペースで引っ張る中、3番手のインでじっくり折り合ったホエールキャプチャ。直線に向いてもじっと我慢し、坂を登りきったところで仕掛けられると、外のドナウブルーを封じ込んでゴールに飛び込んだ。なかなか勝ちきれないレースが続いてたが、一頭になると気を抜きがちなこの馬を、横山典騎手は見事に乗りこなして見せた。



去年のクラシックでは外を回せば内をすくわれ、後方で我慢すれば前の馬に残られ・・・となにかと思い通りの競馬ができなかったホエールキャプチャだが、これまでの鬱憤を晴らすかのように、理想的な競馬をすることができた。もともと力はある馬で、自分の競馬ができればこれだけの走りができるのは当然なのだが、今後も何か一つ違うと善戦どまりになってしまうようなキャラクターになると考えたほうがいいかもしれない。



微差の2着に敗れたドナウブルー。2番手を進み、勝負所でも余力十分。坂下でさあ行くぞという時に、外へ外へ膨れて行ってしまった。この春3戦目でのGⅠ挑戦であることと、これまでの戦績を見て考えると、もしかしたら坂が苦手なのかもしれない。脚が十分残っていた割に坂を登り始めると手応えはエーシンハーバーに劣っていたし、おそらく馬自身今回で力を出し切ってしまっているだろう。しっかり休んで充電して、マイルチャンピオンシップを楽しみに待ちたい。



ウィリアムズ騎手はレース後「馬体が合っていたら勝っていた」との談話を残したが、馬体が合っていたらホエールキャプチャがもっと力を出していたように思う。ウィリアムズ騎手にとって誤算だったのは、前の9Rで自身が騎乗したイイデステップが内から何頭分かを開けて走って勝利したことだろう。まさか内からすくわれるとは思わなかったはずだ。ドナウブルー自身が外によれた分もあるが、彼自身もまた外ならもっと伸びると感じていたかもしれない。




桜花賞馬マルセリーナが接戦を制して3着。最内枠ということもあり、ある程度の位置をとりにいかなければならなかったのは仕方ないが、本来はじっくり脚をためて乗りたい馬だけに、いろいろ合わない条件が重なってしまった感。しかし桜花賞やオークスで見せたような弾けるようなフットワークがどうも最近は影を潜めてしまっているような気がする。末脚を生かす競馬でどれだけの走りができるかが今後のカギになるが、中距離くらいのほうがかえって競馬はしやすいような気がするがどうだろう。




昨年の覇者アパパネは5着に敗れた。外枠だった昨年と違う、ゴチャゴチャした馬群の中でプレッシャーをかけられ続ける競馬は嬉しくなかった。直線もじりじりと伸びてはいるが、馬群を割って突き抜けるほどの手応えではなかった。ゴール前は3着争いの接戦に加わってはいたが、なんとか抜いてやろうという根性も見られなかった。



パドックで見たときは、これまでのどこか硬い脚さばきが今回は妙にゆったりしていて、のんびりしているように見えた。落ち着きがありいいと思ったが、普段は意地を張って一度は立ち止まるゲート入りも、府中牝馬Sの時ほどではないが、自然と入っていた。気持ち的にどこか前向き差が欠けているのかもしれない。これが休み明けのレースなら許容範囲なのだが、一度叩かれてもなお気合乗りが足りないというのは少し不思議である。年齢を重ねて落ち着きが出てきたこともあるだろうし、昨年同様安田記念に出走してきたら、意外と今回以上に走れるのではないだろうか。




期待したスプリングサンダーは出遅れてシンガリからの競馬を余儀なくされてしまった。馬群も密集しており大外を回らざるを得なかったのももったいなかった。この馬らしい伸び脚は見せたが、先行勢に好きなように競馬をされたら仕方がない。再度期待したいところ。



2番人気に推されながらまったくらしさが見られなかったオールザットジャズ。ギリギリまで仕上げたとの陣営のコメントがあったが、パドックではずっとうるさいところを見せていたし、少々仕上げすぎたのかもしれない。また、この馬自身切れ味はトップクラスのものがあるが、広いコースでの瞬発力勝負より、小回りコースで、コーナーごとに息を入れながらの競馬のほうが合うのかもしれない。タニノギムレット産駒にしてはかなり異色の存在になりそうな雰囲気。



アプリコットフィズは昨年の今頃のスランプ時と同様に、勝負どころで舌を出して集中力を切らしてしまっている。少しでも気に入らないことがあるとすぐにレースをやめてしまうような繊細な気持ちの持ち主なのかもしれない。潜在能力は間違いなく上位だが、こういった大舞台でこの馬らしいパフォーマンスが見られないのは残念。




フミノイマージンは外のオールザットジャズに終始フタをされ続け、エンジンがかかったのが残り100mを切ってから。これでは当然競馬になるはずもなく、参考外の一戦と言える。東京新聞杯と同じような競馬ができれば間違いなく好勝負できるはずだったのだが・・・



ちなみにこの際なので言わせていただきたいが、一体なぜ乗り慣れた鞍上をGⅠの大舞台で変えたのだろう。もちろん大きなレースほど、巧いジョッキーに乗ってもらいたい気持ちもわかるが、なんでもかんでもジョッキーを変えれば結果が良くなるわけではない。何より馬自身が、これまで自分に乗っていたパートナーが晴れ舞台で突然変わっていたら確実に戸惑う。騎手たちも個性があり騎乗スタイルは騎手によって違うので、そのスタイルが馬に合うかどうかもわからない。牝馬限定のGⅠなど年に2回しかないのだから、こういったタイミングでの鞍上変更には大きな疑問を感じた。





こうして今年の結果を過去の同レースと比べると、差して切れ味を生かす馬より、先行力があってなおかつ瞬発力のある馬が毎年上位を占めている。芝の状態もあるのかもしれないが、本当の強さを求められるという点では、7回目となったこのヴィクトリアマイルも女王決定戦として定着していると言えそうだ。




◎スプリングサンダー
○アパパネ
▲フミノイマージン
△オールザットジャズ
△ホエールキャプチャ
△ドナウブルー
△マルセリーナ
☆グランプリエンゼル




女傑ブエナビスタがターフを去り、現役最強牝馬のバトンを受けたのが昨年のヴィクトリアマイルで同馬を負かしたアパパネだ。叩き台のレースで足慣らしをし、本番のGⅠできっちり勝ちきる仕事人ぶりはさすがのものである。


しかし、そのアパパネもそれ以来勝ち星がない。激戦の後で臨んだ安田記念は牡馬との戦いで苦しかったのは事実だが、府中牝馬Sの惨敗は首をかしげるもの。叩き2戦目の本番という得意パターンだったエリザベス女王杯は、距離によるところがあったにしても根性が見られなかったし、香港遠征でも何もできずに終わってしまった。


精神的にやや疲れがあるのかと勘繰ったがゆえに叩き台となった阪神牝馬Sは注目していたのだが、7着に敗れてしまった。もちろんバテたわけではないし、勝ち馬と0.4差なら悲観するほどではないが、強いアパパネなら最低でも掲示板は確保して欲しかった。


能力は間違いなく最上位で、去年よりいくらか楽なメンバー相手ならあっさり勝ってなにも不思議はない。ただ、それでもアパパネの絶対的な強さが見られるかといわれると…限りなく本命に近い対抗として扱わせていただきたい。


昨年のヴィクトリアマイルで大外からブエナビスタに次ぐ上がり34.2の末脚を披露して0.4秒差まで詰め寄った◎スプリングサンダーの末脚に賭ける。当時は完成前で落ち着いて走るのに苦労していたが、キャリアを重ねる毎に軸がぶれずにまっすぐと伸びてこれるようになった。得意条件で一番人気に推された前走の阪神牝馬Sでは、強気な競馬が裏目に出て最後は脚色が一緒になってしまったが、この馬本来の脚をためる競馬ができれば確実に伸びてくる。1ハロンの距離延長が嫌われているのかもしれないが、心身ともに充実している今ならこなせるし、去年と同じ直線勝負の競馬をすれば、十分勝ち負けになるだろう。明らかに以前とは馬が変わっている。


対抗はアパパネ。実力は疑いようがなく、あとは自分の気持ち次第。フミノイマージンは前残りの流れでも末脚を伸ばした東京新聞杯の内容ならここでもしっかり伸びてこれるだろう。ただこの大舞台で鞍上を変えた意図だけは理解し難い。


抑え評価にまわした馬たちも、展開、立ち回り一つで勝ち負けに加われる馬ばかり。充実一途のタニノギムレット産駒オールザットジャズは距離に対応できれば、いつもの切れ味を見せてくれるはず。昨年の牝馬クラシックでは主役の一頭だったホエールキャプチャは、休み明けで55.5キロを背負わされた中山牝馬Sでも5着に踏ん張っている。調教の動きからも叩いた上積みは大きく好勝負が期待できる。

その中山牝馬Sでは見せ場がなかったドナウブルーは瞬発力を生かせるコーナー2つのコースなら巻き返し可能。マルセリーナは府中のマイルで切れ味勝負になれば間違いなく勝ち負けになる。ただこの馬の場合、前走直線でこれまでになくフラフラ走っていたのが妙に気になる。


去年のこのレースで4着に健闘した☆グランプリエンゼル。当時より堅実に走れるようになった今なら昨年以上の結果を期待してもいいかもしれない。