ワインじゃないお前は酢 -18ページ目

雷のスジ

湿気に満ちた夜空を眼にて望遠せしめば、雷が轟き、外にいる身としては、恐ろしくてかなわない。

雷が何ボルトの代物なのか、理解の範疇を超えたものだろうと察しが付くものを、わざわざそこいらへランダムで光って落ちるのは驚異的な景色であり、安全地帯から眺めたら「まあ色といい、形といい美しい」と思えるが、クジはあたらずとも厄介ごとの当選率は高くて、家までの帰宅路がうっとうしい。

外は賑やかになっているが、部屋の中では静かに過ごそうと思う。雷空の日の着替えに置いたシャツは大概肌に引っ掛かり着心地悪く、一層のだるさに拍車が掛かる。

電車のクーラーが涼しくて、これからの愚痴がよくこぼれる。

地獄

子供のころ、何度も読み返した絵本のタイトル教えて ブログネタ:子供のころ、何度も読み返した絵本のタイトル教えて 参加中

小学生の頃、円形脱毛症になるほど繊細な子供だった。今は、ずぼらが板に付いているのだが。
見事、頭頂部に出来たハゲを治す為に皮膚科へ行き、毛生え薬を塗ってもらう。
待合室で待っていると、本棚に置かれているカラフルな背表紙に手を伸ばす。
それこそが「地獄」で有り、地獄絵図がこと細かに紹介されている本だ。

もちろん地獄なので、悪い人が罪滅ぼしに落とされる場所ではあるのだが、処刑人の処刑方法が死刑反対のEU諸国に見せたなら卒倒しそうな残酷さだ。
初めに読んだ衝撃は、体を仰け反らせつつも本を閉じてしまうほど恐ろしい反応をしたものだが、怖いもの見たさとはよく言ったもので、なんとなくまた本を開けて見入ってしまう。

特にこいつは処刑人の諸君らはキトルなというものが、なます地獄であり、地獄送りにされた人たちが処刑人に体をバラバラに切り刻まれると言うもの。ビジュアルはスプラッターであるし、生き物を粗末にしたものがなます地獄に送られるわけで、ありんこやだんご虫を数限りなく葬っている前科を思い出して、絶対に自分は地獄に送られて、のこぎりで体をバラバラにされてしまうと心配で死ぬことが死ぬほど怖くなった。

そうやって繊細だった時期はあっと言う間に終わり、地獄が有ったらフルコースだろうなと、ビールジョッキを片手にまったく学ばない人になってしまった。

絵本は主人公がイケメンやら美人などのビジュアルにこだわらず、おじさんやおばさんまたはさえない貧乏人は可愛いほどで怠け者などが主人公に抜擢されてとても面白い。
そんな主人公を登場させた、日本昔ばなしがまたテレビで放送されないかと思う。

この時期限定

やってみたいお店 ブログネタ:やってみたいお店 参加中

晴天にもなると、この時期の太陽は容赦なく地面へ照りつける。アスファルトに照射された太陽光は照り返して上から、下より体へと照りつける。
暑い。
信号の赤で止まり、ペダルから靴をはずすことが面倒なため、道路の際にある柵へ手を掛ける。
熱い。
しかし、ここであわてて手を離すと、車に乗っている人から夏にそんな棒を掴んだら熱いのくらいわかるだろうという目線を受けやしないかと、勝手な被害妄想が一瞬で育ち、ゆっくりと手の平を広げていく。

この時期に外へ出ることはあまり賢いとは言えないのだが、仕事をする為や趣味を通すためには出なくてはならない時がある。
外に出ている人を見て、にやけているのものは大して無く、熱々のカップルでも夏の熱々の方が勝るようで、具合の悪い顔をしている。

夏を限定してやるならば、外で活動する人たち相手にカキ氷もとい、アイスキャンデーをつんだクーラーボックスを台車に乗せて歩き回ったら喜ばれると思う。
ちょうど、ランニングやサイクリングブームであり、そういったものにうまく乗りあやかってみたいもの。

どうせ店をやるならお互いをありがたがる商売をしたいものだ。

冬になったら焼き芋か、おしるこを振舞う。