ワインじゃないお前は酢 -133ページ目

23日目 11,500円

目標まで2日とせまり、楽しみったら無い。

茶封筒に厚みを持たせるために、わざわざ千円札ばかりを入れるガキっぽさ。
楽しいから仕方がない。

6月23日になり、何の日かあまり大きな関わりを持たぬ日だが、「23」はマイケル・ジョーダンのナンバーだからして気合いが入る。
脚を広げスタンスの広いディフェンスが格好良い。もちろんダンクまでのモーションと言ったらスポーツの中に野生を感じる迫力で、レブロン・ジェームスがプレイスタイルを真似るのも頷ける。

「バスケットやりたいな」と思いながら自転車君で、朝の天気で嘆き笑う。

今日は60点な天気。何をするか迷う感じ。

20日目。 10,000円

テンションの上がる日曜日の雨。
鬱陶しさで上がる。

霧雨の夜に歩く。
傘を差さなくても気にならない感じだが、こいつを放っておくと顔面が結露する。科学は正直だ。明日は晴れるのだろうか。


貯金額が10,000円に達する。
登山の様に小刻み歩きで貯めたせいか、価値ある1万円。千円が十枚。
少し使うことをためらいそうだ。明日になったらわからないが。

「劔岳」が昨日に公開。富山県の山。名前に負けず攻撃的で、毎年、重大な滑落事故が起きる難関。
友人が登ったので、誘う。
電話越し「行くか」と老けた声。大丈夫なのか。観るのも嫌か。
来月に約束。
「いけちゃんとぼく」も観たい。

6月の後半。
気付くと正月がそこな気配。
毎年、これと闘う。
今年はロードバイクがキーワードでなかなか心強い味方だ。
とりあえず、計画を前にして体が臭いので風呂を目指す。

胸元のシミ

子供の頃、ファミコン大好きの中ぶくれ小僧だったので、たまに外へ出て遊び汗をかいて塩をシャツにふかせて帰ってくると、「よく遊んできた」と褒められる。


成人を迎えてはや幾つもの年を越す。
おつむは変わらないが、インドア好きはアウトドアが滅法好きになる。
今日。
皇居周りを不敬者の如く、速度を出して自転車を漕ぐ。
自動車にも乗るからわかるが邪魔くさく、左端を占拠。
自動車教習所の教官は「キープレフト遵守」と言っていたことを思い出すが、そこに自転車がある限りは幅寄せ行為かつ一時的なサイドバイサイド。
自動車が少しでも小突いてくれるなら、泣ける。

それでも楽しい自転車は、皇居を越えて浅草橋へ向かう。
しばらくの直線路をギアを上げて走らせれば、鬱陶しい湿気が片時忘れられる。

家の前へ。
喉の渇き著しく、発狂した力石の様に水を求める。
よくこんな状態でジョーに勝ったものだ。
近くの自販機でメロンソーダの特大サイズを買って、息継ぎもそこそこに飲み干す。
上から下まで汗で濡れた体が冷え始める。
汗が落ち着いて、渇いた二の腕がざらりと砂の感触。
「どこか壁にぶつけたか」
見ればびっしりと付いた塩。
すぐに体を洗うから今まで気にしていなかった。

感傷に浸り、呆っとしていたが、友人から「新しいドラクエやろうぜ」と誘いの連絡。
「おう、おう」と勢いの良い返事。
染みたものはなかなかに取れないものだ。