ワインじゃないお前は酢 -108ページ目

ちがうよアタシャ

花火大会が終わった場所を自転車で通る。

人の密度は暑苦しいの一言。

さすがに自転車を降りる。

気の利いた一言。
「自転車ジャマなんだよ」
事情を知らないことは時に暴力。

交通整理のおじちゃんら。
「自転車降りてね」と洪水の前にて、ありがた不要の一言。

何だか一にも二にも間が抜けて、音の無い盆踊りを踊る。

まあちゃん

天上天下唯我独尊のまあちゃんの女が子供を孕ませた。

よかったね、よかったねとみんなに祝福された結婚式のあとに困ったことは、女の両親や稼ぎの少なさでは無くて、これから産まれてくる子供のことだった。

それで産まれてきた元気な女の子。

今までてめえが一番好きだったまあちゃんは混乱した。
「てめえよりもえらい奴が現れた」

自分に暇が出来ると。
泣けば抱えてあやし、腹が減れば飲ませ食わせ、くそを漏らせばおむつを変えた。

普段に仕事も適当なまあちゃんの行動は、周りを驚かせたが、戸惑って戸惑って戸惑いまくるのは自分自身だった。
てめえの分身と気付かずに子育て。


そのくせ、バカヤロウだから今年に二人目。
どんどん幸せを実感している。

最近

頬骨が強く出て、そうか煎餅も粉々になりそうながっちりとした顎つきになる。

最近、腹が減る。
容赦なく食べるのサイクル。
昼間はラーメンに大盛りご飯と餃子6個。

腹が減る。
鏡を見ればよく食いそうな面の皮が映る。