どら。 | どらにっき

どらにっき

2016年11月23日
勤労感謝の日に保護された
茶白ネコどら(2017.3〜2022.9)

どらの妹たち
白黒ネコぺこ(2022.5月生)
とび三毛すみ(2023.4月生)
ネコと夫婦の日常。

どらを可愛がってくださったみなさま。

どらは私たち夫婦が見守る中

旅立ちました。





どらや私たちのためにいただいた

メッセージもコメントも全て

読ませていただいていました。





復活を祈ってくださっているときには

もうお別れの準備に追われていて

お返事もできませんでした。

ご心配をおかけしてごめんなさい。





復活する奇跡は起こせなかったし

最後はそんなに長くはなかったけれど

痙攣が起きてしまって、

苦しまずに眠るように

旅立たせてやることはできなかったけれど、






息を引き取るまでの7時間

どらは小さな奇跡をたくさん起こし、

私たち家族はずっといっしょに

穏やかで幸せで愛おしい時間を共に過ごすことができました。






きっと全てはこの日に旅立とうと

どらが決めていたのだと

あとになってそうおもえるくらい

小さな奇跡の連続でした。






1度目の口呼吸が始まり、

オットの帰りを待てないかもしれない

とおもった15時半。






どらに、あと2時間したらオットに会えるよ。

でも無理はしなくていいからね。

そう伝えたら、フラフラになりながら

キッチンを這うように歩き、冷たい場所を求めるように休み休み少しずつ前進していきました。





いつもはごっちんごっちんする

テーブルや壁に一度もぶつかることなく

目が見えているかとおもってしまうくらい

たしかに確実に向かった先は

オットが帰ってくる玄関の扉の前でした。





私が仕事を辞めてからの2年間

一度もオットをお出迎えすることが

なくなったのに、

2時間ちかく冷たい玄関の扉の前でじっとし、

オットにおかえりをすることができました。






帰宅したオットの声を聞くと余程嬉しかったのか、ビックリするくらい大きな声で何度も鳴いて、もう立つことも難しい状態だったのに、





最後の力を振り絞り一生懸命立ち上がって

オットのお膝に頭をゴツンゴツンするどら。





嬉しそうに涙目でただいまにゃー

待っててくれてありがとにゃー

とどらをなでなでする二人の姿をみて

涙がとまりませんでした。





それから歩くことができなくなり大好きなヨガマットの上に寝かせてやりました。


 



歩けなくなってからの方が

呼吸も落ち着き、

今まで苦しそうにトイレでおしっこを

していたどらが

穏やかな表情で最後のおしっこを

ヨガマットにしました。

上手におしっこできたね

とたくさん褒めて体をキレイに拭いてあげました。



  



その時のどらの様子です。

くりくりおめめでかわいいですよね?





おしっこをすることが苦しそうな

どらをみて、お昼の時点でもう点滴をするのは辞めようと決心しました。





時々舌を出したので

お水を含ませたコットンを

しめらせてあげました。





この数時間前には

なんと最後にとろリッチ水を

シリンジで美味しそうに

飲むことができたのです。

諦めないで最後まで

どらのためにしてあげたことを

どらは全て受け入れてくれました。





夜はどらをまんなかに

ヨガマットの上で雑魚寝をしなから

家族3人で最後の時を過ごしました。





オットも私も

このままもっても

あと数時間の命だと感じてはいたけれど





2ヶ月後の11月23日の

お誕生日プレゼントは何にしようか?

元気になったら何が食べたい?

と最後まで希望は捨てず

どらが不安にならないよういつも通り

笑顔でたくさんのお話をしてあげました。







旅立ちの朝は見事な晴天!


※この後、息をひきとったあとの

どらの写真が写ります。








大好きなお日様の光を

サンサンと浴びながら、

出発までの時間を

ひなたぼっこしながら過ごすどらの表情は、

きちんと閉じられなかった

口がすこし開いていて

それがニッコリ微笑んでいるようでした泣き笑い

とても幸せそうでした。





そしてずっと晴天だったのに

どらの体に火がついたあとから

急に空が曇りだしたのです。





体のお別れをするための1時間半の間、

私たち夫婦は近所の神社で過ごしました。





もしかしたら待っている間、

私たちが暑くならないように

涼しくしてくれたのかな、

なんておもってしまうような

タイミングの良さに、

笑いながら涙が止まりませんでした。






うちの子になって5年半。

決して長くはないし、

その半分以上を

病気とお付き合いしなくてはならない

猫生だったけど、

私たちはかけがえのない時間を

どらと過ごすことができました。

本当に可愛くて良い子で

ふたりにとって自慢の息子でした。





病気をきっかけに、どらがブログの中で

たくさんの方々と巡り合わせてくれました。

ブログの中で

仲良くしてくださったみなさま。

どらのことを

可愛がってくださったみなさま。

私たち家族にエールをおくってくださったみなさまに、心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。





もうこのブログで生きているどらが

登場することはないですが

かわいいどらのことを

忘れないていてくださったら嬉しいです。

大好きでいてくださったら嬉しいです。





私たちもどらといっしょに

これからもずっと

みなさんとみなさんの愛おしいご家族の

幸せを心から祈っています。

本当にありがとうございました!





おで子&オット









みなさんおはようごさます




いままでありがとござました




みんなだーいすき♡





どらより