食い込みすぎたコミュニケーション -3ページ目

前線 中盤 最終ライン




仕事内容や社風、スタッフ、絡んでくるものは色々あるが、前線で仕事をしている有り難みをもっと感じるべきだと思うのである。



最近の自分はどうであろうか。



今年25歳のハゲかけた私でも、会社の位置としてはベテランの域なのではないだろうか。だがしかし、いささか仕事に責任感を感じないのがなんか駄目である。ミスしたとしても、舌出してウインクしながら「ごめぇ~ん」で許されてしまいがち。



かといって無い訳でもなく、自分で課せている、と自信を持って言える。が他人からは絶対分からないんだろうと思うし、全面的に出してても、それはどうだろう、嫌なタイプであろうし、それは私も嫌である。見て感じて慮ばっていただきたい。どうでもいいけど。



手応えというか、ひとつひとつに重みがないのが分かっていてイライラしている割に、ユルさがまぁ春風並みの心地よさのせいでイライラが一度リセットされてしまう、気がしないでもない。



いい加減はっきりさせなくてはならない。



でもなー、
前線で出来てるんやもんなー。
とりあえず、今は頑張ろうと思い、床につくけど、寝付けない。



ひろい



デフレスパイラル




広いデコを隠す為、前に前に毛をなんかこう上手いことできたと思うと、後頭部の薄さが初日の出。



洗面器に目をやれば、軽く散髪したくらいの量の毛が抜け落ちている。



これを

ハゲ散らかす

と言う。



無論、整髪料などで整える訳で、納得がいかなければシャンプーで何事もなかったかのように整髪料と毛も水に流し、結局帽子をかぶる。
蒸れる。



これを


デフレスパイラル


と言う。



この螺旋階段を登ろうとも思わないし、私の代々からのご先祖様から受け継いだ強い遺伝子が生き残りをかけた何かなんだと受け止めて、近々坊主にする予定です。
私の統計の結果、ハゲ散らかすのを体感した人々は、だいたい坊主にしているから、坊主にするのです。



まだ25歳、やってみたい髪型はたくさんあったけど、美容室に行くことも、チャラチャラした美容師共とのしょうもない営業トークも、もうないと思うと少し感慨深いものがある。



話が変わりますが、金曜日7年間使った14型ブラウン管テレビデオが昇天し、何かほんまに負の連鎖。



抜け毛一本につき100円の貯金
という名目で貯蓄し、その戒めで形成された現金で薄いテレビを買おうと思う。



時代は薄型を求めている。



ひろい



時間の概念




ちょっと前、風呂上がりに髪が伸びたなーと思う。



手鏡を駆使し、もみあげなどを軽く整えると、敏感肌の顔は真っ赤っか。何故か昔から鼻のあたまは常に赤い。赤面のトナカイという曲を作ってみようとギターを握ったけれど、季節じゃないなと思い、今年の冬、山下達郎あたりに少しの期待を寄せつつギターをスタンドに置く。顔の赤さがだんだんひいてきた。



先程の手鏡を駆使し、頭のてっぺんに目をやると、頭皮がまぁまぁ、というか結構見えてきている。こいつぁもう諦める。足掻こうが、浸食 ~ Lose Control~ してくる。



収入もあまり芳しくない割に、欲しいものが増えきっているので仕事を増やす事は自分の中で決定しているものの、面接がこわい。



ハゲが社風を乱し、取り乱し、髪も乱し、採用されず、社会への不満や大人への反抗心も膨らみ、私は社会の乱れ者、暴走族へと生まれ変わり、道路交通法を乱したおす。毎夜ヘルメットを着用するあまりに頭皮は蒸れ、結局この文章も何もかも乱れっぱなし。多分、盗んだバイクで取り乱す。



チャンプロードを買うにも、バイクを改造するにも、育毛するにしても、お金は必要なんだなと実感した。



こうやって時間を無駄に使っている。



風呂上がりという一瞬から、薄毛の現実を突き付けられ、莫大な時間の経過を感じるなんて思いもしなかった。と思う。



顔の赤さは完全にひいた。



ひろい