宙組『Le Grand Escalier』観劇感想 | ★F**kin' Perfect★

★F**kin' Perfect★

徒然なるままに、つらつらと。。。

昨日のマチネを観に行ってきました。

 

ショーは1時間20分(普通に60分と思ってたのでびっくり)でも、体感はあっという間。

新しいものは主題歌のみで、あとは既存のものをつなぎ合わせたもの。

ダンスシーンも少なく、楽曲も各組の名作から集めてきてなので

タカスペのような趣。というか、色々楽曲集めすぎだろうと(笑)

ある意味110周年記念公演って趣がしますね。

 

構成はプロローグ→パリ→BMB→ラテン→スパニッシュ→フィナーレかな。

幕開きはサイトー先生お得意の映像駆使したもの。

からの大階段始まりなのですが、ここの男役の登場の仕方にビックリ。

あのこんもりしてるのはもしや?と思いましたが、あれ板付き大変そう。

 

みんな大好きBMB。私も映像では何度も観ましたが、生では見てなかったので

あのBMBが生で観られるだけで嬉しいアップ楽曲も劇場の爆音で聞くと

テンションマックスになりますね!そして宙のウサギちゃんず

(ウサギの格好はしてなかったですが)が歌うま!

あの時の月組は勢いが凄かったけれど、お歌がちょっと・・・でしたしね汗

 

中詰めは黄色いお衣装でラテンコーナー。普通のショーより中詰めが長め。

途中で「サイトーww」となったのが、全体の構成が宙に思い出深い曲だったり

ここ20年ほどの宝塚作品の主題歌だったりなのですが、

いきなりラテンコーナーに挟まれた「♪黒きバラ」に!?!?と情緒が。

思わずまさおさんの歌声が頭に蘇ってきましたにやり

 

スパニッシュコーナー。ここも往年の名曲ばかりですね。

「♪コルドバの光と影」なんて、95期で歌うの4人目じゃないでしょうか。

その前に闘牛シーンがありますが、歌っている間刺されて倒れた牛が

ずっと舞台上倒れたままで「牛www」となったり(笑)

 

宙組といえば「♪明日へのエナジー」となる人も多いかと思いますが、

「♪明日エナ」は他の組やタカスペとかでも歌いすぎてて、宝塚の曲ってイメージが強い。

私的には宙組といえばは「♪未来へ」あの時のずんこさんの表情が本当に素敵だった。

それを白いお衣装で皆が歌い上げる。何とも胸に来るものがありました。

 

お衣装はほとんど使いまわしで、あの時のお衣装だというのがいっぱい。

新調はどのお衣装なんだろう・・・最後のキキ君やデュエダンとかかな?

セットも割と簡易で、その分映像は多かった気がする。

映像といえば、トップ5人が白抜きで出てくるシーンがあるんですが、

なぜか目がね。。。あるんですよ。白抜きに。普通に怖いわ叫び

 

セットといえば、大きな不死鳥のセットは豪華でしたね。

最初なんだあれ、背後にうごめいているのはアセアセと、上半身が出てくるまで

謎にうねうねして、それもちょっとフフッとなりました。

まぁ、、、この不死鳥にかける思いを思うと、何とも複雑な気持ちにもなりましたが。

 

やはり、客席と舞台がなんとなく、いつもとは違う緊張感に包まれているんですよね。

所々、ちょっと異様な感じになるときも、空気として感じられたり。

私自身、舞台に前のめりに観るというより、そんな空気を感じながら見てました。

 

あと、、、本当に個々の歌のレベルとかめっちゃ上達していたのですが、

ずっと公演出てなかった影響からか、後半息切れを感じたり。

それと、群舞。群舞って宙組はそろっている方だと思ってたのですが、

結構バラバラだったんですよね、、、ロケットとか頑張れ~!と思うくらい。

それも、ずっと長い間一緒に合わせるということをしなかったからか、

それとも厳しいお稽古ができなかったからか。

(まぁそれでも星よりはそろってるんですけどねw)

 

ものすごい窶れてしまっているように見える方とかもいて。

私自身複雑な思いを抱えながらなので、色々ハラハラしながら見てました。

それでも、元気そうな姿で舞台に立ってくれている。

そのことだけで、涙が出てて来てしまいそうです。

 

宝塚はあと1週間弱で千秋楽。どうか、、、やり切ってほしいです。