星組梅芸『ロックオペラ・モーツァルト』感想② | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

の続き右矢印

 

演出、セットについて。盆を使った展開や立体的に使った演出がいい。

特にあのヴォルフとコンスの連弾シーンは原作にないところですが

二人の初々しさも相まってとてもかわいらしかったですね!

(シーンごとの使い方が言い分、余計に暗転が残念)

 

他にも音楽をモチーフにしているセットも多く。(音符や鍵盤)

後ろの吊り物が五線譜だと気づいたのは結構後の方でした汗

(普通に流れ星かな~なんて思ったり)

 

ある意味目玉的セットな当時の自転車に乗るヴォルフ&コンスのかわいさアップ

サイドカーといいベスパといい、舞台に出てくる乗り物ってなんでこう

ファン心をくすぐられるんでしょうにひひ(メイちゃんの自転車もか)

 

真面目で笑わないサリエリを笑わせるシーンは『スカピン』思い出し。

でも感想見る限りゲラなかちゃさん半分も耐えきれてないのでは?(そういう演出か)

ちなみに観た時は「ミュージックレボリューション」(振り付き)でした(笑)

勿論かちゃさん耐えきれずにやりカテコで二人で振り付け講座をやってました。

 

 

ナンバー、衣装について。最早宝塚でお馴染みアチア氏の楽曲なので

割と耳馴染みやすいのではないでしょうか?一つ言うとするなら“ロック”なこと。

今までのアチア氏の楽曲よりも張り上げる系が多くて(特にヴォルフ)

歌う側は本当にハードだったと思います。(ハードロックなだけに)

 

更にヴォルフが繰り返し歌ったり本来なら他の人が歌うところもヴォルフが歌ったりと、

プレお披露目にしてかなり課すなとあせるそれプラス踊りまくり。

公演期間が短いとはいえ、体力的にかなり大変だったと思います。

(それをやり切れてしまうと思われ、キチンとやり切ってしまう所が礼真琴たる所以ですが)

 

特に1幕ラストは圧巻!圧倒されて幕が降りるといえば、タイプやタイミングが違いますが

『かもめ』のラストを思い出しました。あれから5年もたったのですね、、、懐かしい。

 

2曲ほど同じナンバーを3回ぐらい繰り返すことがあって。2回目はともかく

3回目はちょっと口説く感じる。(特に楽曲が多いミュージカルなので3回も繰り返されると

目立つというか)そこんところさっきも言った通り何とかならなかったかなと。

 

娘役ナンバーが多いのもこのミュージカルの見どころ。なこちゃん始め、

ほのかちゃん、まめちゃん、なっちゃん、あんるちゃんと大活躍!

ほのかちゃんはこれまでにないお役で、ソロから一気に掴まれましたアップ

(本当に全体的に歌が素晴らしいんですよ!ダンスも凄い!!本が。。。)

 

ナンバーはありませんでしたが、はるこちゃんがこれまでにない

ちょっとレミゼのテナルディエ夫人ぽいといいますか。

アクの強いお役を品良く演じられてて。本当になくてはならない存在ですね!

 

サリエリのナンバーが原版でも人気なのですが、宝塚版もかっこいい!

かちゃのもつ硬質さや品がサリエリを卑屈な男にしなかったのが良かった。

サリエリと言えば、弟子の極美君(どっちの弟子なんだかって感じですが)

歌も大分声が出るようになりましたね!ダンスは、、、もう少しレバンガ汗

 

ダンスといえば、レイラ君、ヒーロー、夕渚君、りっひー、きさちん、さりお君と

星組きってのダンサーが終結!これでもかと体を利かせて爆踊してくれてます。

 

衣装はヴォルフがあんなんですが、割と周りの人は普通?太陽王やカサノヴァで

見たような衣装がグッド!なにより4姉妹のお衣装がとてもかわいらしかったですアップ

 

 

フィナーレについて。オリジナルも短いためか、普通より長めのフィナーレ。

モーツァルトの楽曲に合わせて踊っています。ここでも爆踊りな星組子。

あれほど『エクレア』でビシッとそろってたのにもうバラバラなのが星組らしい(笑)

 

男役群舞かしどー君&極美君中心の部分だったか。トルコ行進曲に

本場のトルコ行進曲混ぜるの禁止(笑)あれ絶対ずん君の『壮麗王』でも流れると思うわ。

ある世代には刺さる曲。一度聞くと頭の中ヘビロテするので危険注意

ロックオペラならぬ、ロックトルコ行進曲(笑)

ただ、95期のロケットもトルコ行進曲だったのを思うと只ならぬ縁が。

 

デュエットのモーツァルトの方の楽曲は忘れてしまったのですが

(アイネ・クライネ・ナハト・ムジークかきらきら星か?)結婚式で姉が歌った

「♪Les solos sous les draps」をマッシュアップさせ。本編の楽曲をを

唯一使ったのがデュエダンというのもお披露目を迎える二人への愛を感じます。

 

前公演でも息の合った踊りを披露してくれてましたが、ここでもダンサーコンビならではの

デュエットを魅せてくれました。トップコンビのリフトも久々に見ましたね(笑)

(息遣いや空気も感じる前コンビのデュエダンももちろんながら大好きでしたよ)

 

小劇場の1本ものにエトワールがあるのはビックリ。しかもその後はそのままかーいと汗

フィナーレが長いのも含め、初めて持ってくる池袋を意識しての事か。

 

 

歌に踊りに大いに魅せまくるという点ではこのプレお披露目は大成功だったと思います!

なにより礼君、なこちゃん二人の魅力が大いに引き出された公演じゃないでしょうか。

この二人が、そして新しい星組が次の大劇場でどんな姿を見せてくれるのか。

楽しみ半分、、、少し寂しさ半分で見守りたいと思います!

 

まずはその前に竜宮城に行かねばカメ