『紅に染まった夢』 | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

二枚目の佇まいを持ちながら

唯一無二の独自の個性で紅ならではの道を切り開いてきた

そんな紅にしかできないでろう数々の舞台を客席はこよなく愛してきた

そして持ち前の明るさとサービス精神は

お客様だけでなく周囲に笑顔の華を咲かせ紅のいるところは常に笑いが絶えなかった”

番組始めバックに流れるのは、紅5DS作詞曲の「♪destiny」

 

とうとう放送されてしまった紅さんのサヨナラ特別番組。

これまで幾人の人のサヨナラ番組を観てきましたが、、、もう何度となく言ってきましたが、

好きな人と“ご贔屓”は違うというのを改めて実感。

寂しくて、泣きたくなって、でも愛に溢れた番組。すべてに感謝と言いたくなる。

 

そもそも何に泣いたかって、楽の組子全力のオタ芸(最初からか~いw)

千秋楽の映像でも流れてましたが、全力オタ芸する組子とそれを見守る

紅さんの表情が同時に映し出されてて、、、あれは紅さんじゃなくても泣くしょぼん

 

楽の事やこれまでの舞台について真摯に真面目に語る紅さん。

この方って本当に根は真面目で、深く物事を考える方なんだと。

クールに淡々と語られる紅さんも本当に好きでした(もう何でも好きなんですけれど)

 

紅さんの一つ一つの言葉について全部語っていきたいですが、

もうどんだけ書いても書ききれなくなると思いますので、特に印象に残った言葉だけ。

 

あの楽挨拶での名シーン。あの言葉は前もって言おうと思っていたんですね!

「大劇場を通して言うことに意義がある」「証拠として残る」

就任時に「彼女を守れるのは自分だけ」とテレビの前でも言葉を残していた紅さん。

その言葉をずっと貫き通してきた紅さんのカッコ良さに改めて惚れる。

 

なっちゃんもDSで言っていましたが、本当に娘役冥利に尽きるでしょう。

(この話に個人的に続きがあると思っていて、そこまた泣けてしまいました)

あーちゃんだけでなく、その紅さんの大きな愛があるからこそ

組子がこんなにも生き生きし、組子も紅さんの事を愛してやまないんでしょうね!

 

パネル芸に定評がある紅5(笑)その時にしーらんの名前が出たのが嬉しくてアップ

『アンカレ』話の時は美弥ちゃんの名前も出してくれてましたね)

特番と逸れますが、しーらんのあのパネルはつい最近撮影されたそうですね!

今でもバリバリ男役が現役で行けそうです得意げ

 

『さくら』の時のお話。今までも何度かちらっとはされていましたが、

ここまではっきりと当時の心境をお話されてたのは初めてじゃないでしょうか。

でもそのずっと役が付かなかった時期が自分にとって大切な時期で必要だったもの。

谷先生からの愛も感じたと。役付きが悪かったことに腐らず

それを愛ととらえて活力に変えてきたからこその今の紅さんにつながるんでしょうね!

 

その後にも語られていましたが、何気に谷先生もターニングポイントな作品が

多かったですね。『風共』しかり『アナワ』しかり。『風共』では怒られまくった紅さん。

察してはいましたが「心まで弱くなっていた」と口に出してネガティブ発言をしたのも

今回初めてかもしれません。そんな紅さんに喝を入れてくださった谷先生に感謝をと。

 

『アナワ』の時は、谷先生から紅でこの作品をやりたいと言われたときに

さんざん怒られてきた紅さん。なんで私?と思っていたそう。

結果として、紅さんの財産とも言える作品になりましたねアップ

 

あーちゃんについて。期待していたからこそ、ずっと怒り続けてきた紅さん。

(それはあーちゃんだけじゃないとは思いますが。。紅さん自身怒られ続けてきましたしね)

でも相手役に向かえた時は、戦友となった。学ぶことがたくさんあったし、

リスペクトし合いながら舞台を作ってきた。本当に信頼できる相手役さんだったと。

 

その紅さんの気持ちや想いに全力投球で答えてきたあーちゃん。

技量的には足りない部分があった二人かもしれませんが、不完全さを補ってきた

良いトップコンビだったと思います。何より絆が愛が深かった!

紅さんじゃないですが、私も「あーちゃんが相手役で本当によかった」と思っています。

 

あーちゃんといえば、彼女のサヨナラ番組で紅さんに対する思いを吐露する場面。

「さゆみさんの一番の理解者、一番の味方でありたい。どんな時も一番近い存在でありたい」

お披露目時の紅さんの言葉に対して、一方通行でなく自身もそうありたいと。

なかなかトップ娘役がそうやって言い切るのは珍しいことですし、戦友らしい男前な言葉。

 

舞空ちゃんとの対談のときにも「元気に楽しく毎日舞台に立ってもらいたい。それが大前提」

「相手を想う心一つで何でも行動が出来る」そう思ってくれるのが本当に嬉しく思います。

(ブリドリの時も思いましたが、基本あーちゃんは姉御肌ですよね!)

 

(組子のメンタルを図るためにも)香盤をよく見る紅さん。でも役付き以上に

一番大切なことは与えられた場面でどれだけ自分を魅せることが出来るか。

頑張ったことは必ず将来に繋がっていくから。ただし、それは直ぐには結果が出ずに

何年後かに先生方に言われたりする。それでも必ず見てくれる人はいる。

なので、宝塚を出会った時や受験した時、初舞台に立った時の原点を

鮮明に覚えていくことが宝塚ではすごく大切な事だと。

 

常々、そして退団会見でもおっしゃっていたこと。宝塚が好きという気持ちだけで入って、

役が付かなかった時の気持ちも役が付いてからの苦しみも知っているからこその言葉。

色々な事情や理由があるのは重々承知ではありますが、入ったからには

後悔せずに宝塚人生を全うして欲しいと現役生には願うばかりです。

(まぁ、自分がもっと観ていたいという気持ちの方が勝ってますけれどね)

 

 

組子全員からのメッセージ。最下に至るまで濃い濃い!そしてそれぞれの愛が重い!

上級生になればなるほど強火になっていきますが(柚長ママと兄貴に泣けるしょぼん

そして、皆「本当に」が多すぎる(笑)これも紅さんの影響でしょうかにひひ

 

そんな中で宴会芸を若干滑りながらw披露してくれたハルト君とさきっぽ、

幸せを願うあまりにジャグリング芸を披露したあまじぃが面白い(全員99期)

二人が披露したオーディションってのはエマージェンシーでしょうかね(笑)

 

紅5の二人はと言うと、蓮君は相変わらず寒いし(笑)(なんのモノマネかわからんw)

天寿さんに至ってはテンションバリ高!からのイケコwww

公式の場でモノマネをぶっこむ二人(研15と研16)が可愛すぎるし、

天寿君の気持ちを思うと切なさでいっぱいになりますね。。。

 

「さゆみさんを知らない星組を知りません。これからどうなるのか不安でたまりません」

と不安顔な礼君。「小さくして小さくして小さくしてココ(心の中)に入れて生きていきたい」

との言葉が、もうまんまファンの気持ちを代弁していますね!

 

就任前では「まずは、、ご飯食べに行くところから始めていけたら、、」なんて

遠慮がちにしていた礼君が「またお肉食べに行きましょうドキドキ」とまで

言えるようになった二人の関係性。兄弟のような二人を見ているのも本当に好きでした。

 

 

稽古場最終日。退団仕様に着飾り、大きな紅シャンシャン(裏には組子の写真)を

ぱたぱたと見せる紅さんが素敵アップサヨナラショーのお稽古では紅子にやはり大笑い(笑)

「♪Goodbye」では先生方に薔薇をほぼ投げつけてましたね(笑)カメラドアップも頂きました

ずっと泣きそうな顔をしている柚長さんが、最後のチーンでクシャっと笑われたのが印象的。

大劇でも思いましたが、あのチーンがあるかないかで気持ち的にも大きく違いますね!

 

今の自分と環境と舞台と役と、すべてを楽しんでお客様にも楽しんでいただいて

これからも頑張りたいと締め。宝塚とは「奇跡の場所」とズバッと言い切り、

周りの皆のお蔭、ファンの方のお蔭、そして自分も頑張った。

(頑張ったと言えるところが紅さんらしい)その全てが巡って奇跡を呼んだと。

“紅さんの奇跡”を9年間という紅さんの宝塚人生の半分ではありますけれど

見守ることが出来た事の奇跡、そして紅さんには本当に感謝しかありません。

 

“紅ゆずるは愛の人”まさしく言い当て妙。宝塚をこれでもかと愛し、

男役を愛し、ファンを愛し、仲間たちにも最下に至るまで常に愛を持って接してきた。

そんな紅さんだからこそ、私もずっと愛し続けてきました。

 

「ハッピーじゃなければエンドじゃない」これほどまでに多幸感に包まれ、

いよいよエンドが近づいているのだなと感じます。もう1か月も切りましたか・・・

「最後のナンバー」を歌うその日まで、笑顔で男役紅ゆずるを見守っていきたいと思います!