④の続き
第六天魔王と蝮の娘とその子供(麻央侑希・音波みのり・ 紫藤りゅう)
まお君が相変わらずまお君なんですが、今まで演じてきた役の中で、ていうかこの第六天まお自体が
好きかもしれない(笑)謎のカリスマ性、長身なのでメンバーの中でも一際映え、無駄にドヤってくる所
(しかも割といつも自分の座ってる目の前でドヤって来るから、中央の芝居が観ていたいのに
まお君から目が離せないという事態)ラストもバサーっとマントを翻すとこなんて大変ツボりました
いわゆるステレオタイプな信長で、どちらかというと苛烈さの方がピックアップされてましたね。
同時代にしては身長が高く、声もかん高かったとか。もう、まお君ピッタリなんじゃないかと(笑)
髭姿がこんなに似合うようになると思わなかったし、ふとした瞬間色気すら感じる。と思えば、濃姫に
上手く手綱握られてるんじゃないか疑惑wまお君にこんなにもキュンなるとは思いもよらなかった(おい)
『OSO』のポコ君もよかったし、中堅といってもいい彼らの新体制での活躍に期待しております!
ここ最近ずっとですが今回特に思ったこと。はるこちゃんいい女になったな~と(おっさんか!)
宙のせーこちゃん然り、最初の印象が『逆裁』の妹だったり『愛旅』で壁を登ってたりなので、成長の過程を見ているにも関わらずふとした時に「いい女優さんになったな」と感慨深くなる。
蝮の娘らしい強さもあり、母らしい柔らかさもあり、世の理を見渡せる賢しさもあり。学年を経て尚美しく、
男役に寄り添う娘役力はピカイチ。気品も損なわず、学年を重ねたからこその指先まで神経の
行き届いた集中力と包容力。本当にこれにあと歌唱力が下級生に是非とも見習ってもらいたいです。
娘との再会も半兵衛に対するところも勿論よかったのですが、信長を上手く転がしてる感がね(笑)
あのどんな臣下の言も突っぱねそうな信長が濃姫に対しては心許している感が良かったです
今回信忠でさぞかしおいしいのでは?と思っていたしどりゅー。勿論本人の演技もあるのですが、
正直設定の咬ませ犬的になってしまったのは残念それならそれで、養子としての葛藤やら
いねとの接点を持たせた方がよかったか。あまりに個性を出すには難しい脚本でしたので、
(本人はそのつもりはないんでしょうが、親の威光を笠に着たちっちゃい男としか見えなかった)
別に無理に信忠を出す必要はなかったんじゃないかとも。同期のいーちゃんの方がおいしかった気が。
その他
・オレキザキ君が柴田勝家そのもの、というか柴田勝家がオレキザキ君。むさ苦しさが素晴らしい!
・所かまわず色気を振りまくマイケル長秀。でも、こちらも観た目に反して熱かった。
・官兵衛は思いがけず赤い炎、半兵衛も割と中は熱い青い炎、他の家臣陣は紅蓮の炎
織田軍って大火事やないかい!って思うぐらい皆暑苦しかった(笑)
・その中でも割かし涼やかな明智いーちゃんが、口跡も爽やかで歌も相変わらず上手い。
新公も卒業し、渋くこれからも舞台を締めてもらいたい(と思ってたら靴屋のおかみさん)
・どこに居ても目が行くオペラ泥棒朝水先輩。渋い道三も無駄にカッコいい中川もよかったですが、
一番目を奪われたのは戦火のおかっぱ姿でした(違う意味でですがw)
いや~戦国ものいいですね兎角戦国武将が目の前で動いているだけでテンションが上がります
またいつかこの時代のものを見てみたいです。(コアなところで長曾我部元親とかどうでしょうw)