② の続き続いてショーの全体感想
涙涙のお芝居でひたすら重い空気の客席。それが、あの緞帳が出てきた瞬間一気に笑いの空間に(笑)
緞帳が出てきて笑いが起きるって、これまでの観劇歴の中でも初なんですけどお芝居との切り替えに
狙ってやったとしたらサイトー先生GJすぎる!おかげさまで、幕開き前からショーモードになれました
構成について。ヨーロッパラテンと銘打っていますが、“ラテンのように熱い、エスメラルダを各場まき散らし、
少し昭和の雰囲気も残る、いつものサイトーショー←ココ大事w”でした。解説ではスパニッシュラテンの
陰と陽といいますか。割とそれっぽいこと書いているんですが、蓋を開けたら「燃えろ!エスメラルダ!!」
ですからね(笑)それでも帰りに「燃えろ~エスメラ~ルダ~♪」と口づさんでしまうサイトーマジックw
一言で言うならばノンストップショー。ダーって始まって、気が付いたら終わてる息つく暇もなく、終演後は
心身ともに(心は星逢でやられ)どっと疲れが。観る側もハードですが、演じる側はもっとハードでしょうね。
振りもずっと激しく、気のせいかもしれませんが初日開けて間もないのに気合で乗り切ってる感も。
置いてけぼり食らうとポカンとした間に終わってしまいますが、「同じ阿保なら~」じゃないですが
あの狂騒に自分も乗っかっていけば、それはそれは楽しいショーですだからこそ、今回客席降りが
ないのが残念やはり1回ぐらいあるのとないのでは(1階席は)盛り上がり方が全然違いますしね。
自分の趣味に走りがちなサイトー先生ですが(笑)退団者への配慮があるのは嬉しいところ。
「絆!絆!」な退団者のシーンもですが、エトのさらさちゃん始め違うシーンでも各々見どころがあり。
まぁ、今回はそれ以外にも幅広く組子に出番があり、雪組ファンの方には見所満載ではないでしょうか?
そんな中、今回も大活躍だったのはだいもん。「お、ちぎさん出てきた!」と思ってオペラ(を使わないと
顔が認識できない席だったので)上げるとだいもんだったという事が多々。特に今回路線付近が
歌に苦戦していた中で歌!歌!歌!ですよ。特に後半部分はちぎさんが出ずっぱりでしたので、
2番手が頼もしいと組も安定してきますね。(ただ、ちぎさんとゆうみちゃん今回もあまり組んでいない気が)
衣装・セットについて。初っ端から雪組戦隊エスメラルダ、仮面ライダーTORO、中詰戦隊トリデンテと
まぁいつものサイトーな衣装です(笑)一番度肝を抜かれたのは、エマさん演じるファラオ(違う)ですがw
そんな衣装にばかり目を奪われていたのでセットはあまり見てませんが、割とシンプルだった気が。
(中詰めあたりでやけに燃え上ってた気もしますが、きっと気のせいだろう)
音楽について。主題歌は一応「♪愛のエスメラルダ」なのでしょうが、「♪燃えろ!エスメラルダ!!」の方が
頭に残ります。(ていうか、改めて歌詞見るとヒドっww←褒めてます)オリジナルナンバー以外は
エスメラルダ(エメラルド・緑)にちなんだ曲をチョイスですが、結構歌謡曲が多めでしたね
ひとつ気になったのが歌が、、今回歌ウマさんにも多く出番が回っていますが、それ以外といいますか。
路線付近がほぼ壊滅的だった気が。普段は割と歌える方の咲君やきんぐ、がおり、ひとこ辺りも
苦戦していたように思います。思うにですが、これはキーの問題だった気がしますが。高低差が激しく、
しかも低音がものすごく低い!これは歌ウマさんでも歌いづらいわ~と少し喉も心配です。
佳作なのかどうなのか判断つきかねる作品ですが(笑)お芝居の沈んだ気持ちを吹っ飛ばしてくれ、
雪組ファンは見どころたくさんで先生からの愛も感じられ。何より夏の熱さに負けないパワーを貰える
この時期に、お芝居との取り合わせに(全ツのお芝居も暗めですし)何より今の雪組にぴったりのショーです!
個人の感想、シーンごとの感想は続きで