若手版の「あした会議」で決議された新しい「新聞読み会」の取り組みがじわじわと広がっています。視野を広げるためにも新聞を「読もう(YoMo)」ということと、サイバーエージェントの頭文字(CA)をとってYoMoCA(ヨモカ)というとても良い名前をつけてくれました。

これは大体5人から10人程度でグループをつくり、毎日1記事、自分のコメントを添えて投稿するというもの。

・SlackやWorkPlaceなどのツールでグループをつくる
・ひとりにつき1日1記事、自分の考えを添えて投稿する
・他の人に質問したり、コメントするのも歓迎

というもの。

 

 

秋くらいにはじまった当時の、若手のヨモカグループ

 


先日はYoMoCAの舵取りをしてくれている若手の幹部何人かと話しましたが、今もばらつきはあるものの投稿が盛り上がっているチームが多く、習慣になってとても勉強になると言ってました。

このYoMoCA、人事でも実施していますが私もとても勉強になっています。

・米中関係、中東やロシアなど国際関係の話
・日本の政治、税制の話や経済の話

・企業の決算や戦略についての話

・M&Aや敵対的TOBの話

・新しいサービスや技術トレンドについての話

など様々な視点からの意見を交わしています。

YoMoCAを始めてから、明らかにみんなの視野の広がりを感じます。雑談のレベルも明らかにあがりました。「あれ読んだ?」などの会話もとても増えています。やってみるとわかるのですが、毎日やることで筋トレのように、少しづつ物事全体が俯瞰して見えるようになります。

基本的に投稿する記事は、専門外の知識というのを推奨しています。間違えてもいいので専門外の分野について自分なりの意見を発言しようという方針にしていますが、それぞれの意見がとても参考になります。

人事では、いくつかの改善を経てだいぶ活発になりました。

・5人一組とする(少人数の方がいいやすい)
・毎月チームをシャッフルする(新鮮味がある)
・1投稿と1コメントを日課とする(なるべく軽めに)

以前は15人くらいで一つのグループやっていたのですが、5人一組くらいに分けたほうが投稿のハードルが下がりそうだなと思って実験したところ、明らかに発言のレベルも上がりました。やはり議論も会議も、少人数のほうが発言しやすいですね。

 

このYoMoCAという仕組み、本当にすばらしい提案でした。こうして視野を広げておくと、物事を考える時に俯瞰して考える癖も持てるようになります。

 

記事をみて自分なりの意見を持つ。こういう「小さい習慣」こそ継続は力なりで武器になります。こういうライトな良い習慣は、どんどん増やしていこうと思います。