◆ 声にメリハリをつける
朝礼や会議、ミーティングなど、スピーチの機会は数多くあります。
そこで聞き手を惹きつけ、あなた主張に共感してもらうためには、内容が良いだけでは不足です。
スピーチをひとつのパフォーマンスととらえ、説得力を高めなければなりません。
自己表現としてのスピーチでまず大切なのは姿勢です。
良い立ち姿で、堂々と話してください。
人の前に出るときには、そこまで歩くときの動作も大事です。
にこやかに笑いながら歩き(※ニヤニヤしないように!)聞き手との友好的な雰囲気を高めます。
次に声が大切です。
普段の自分の声よりも少し低めの声で、メリハリをつけて話します。
声のトーンが単調になると聞き手は離れてしまいます。
内容に応じて、強弱をつけます。
3番目が、アイコンタクトを十分にすることです。
聞き手が多くても全員に均等に目線を配分し、相手の目をとらえることです。
最後が表情です。
嬉しさ、悲しみなど、表情豊かに話してください。
これらの点に注意すると、インパクトのある相手の心に届くスピーチが出来ます。
◆ 自分の話だけに始終しない
実際にスピーチするときには、話し方として次の点に注意してください。
① 話すスピードは400字を90秒で。
これが日本人の平均的なスピードで、聞きやすい。
② 時間オーバーは厳禁。
前置きは短くし、時間配分に気をつける。
③ 最初の論旨を紹介し、それを説明した後、
最後に論旨の総括をする。
④ ポイントは繰り返す。
聞き手がピンときていなければ、別の言い方で繰り返す。
最後に、スピーチの心構えとして、重要なポイントがあります。
それは「自分の主人公欲求を抑える」ということです。
結婚式の披露宴などでゲストが新郎新婦とは無縁の自慢話をする光景を良く見かけます。
あれが主人公欲求をコントロール出来ない姿です。
スピーチするときに、自分の話だけに始終しないことです。
例えあなたの業績であっても、同僚の協力に感謝するなど、
自分以外の人を立てるのが、好感の持てるスピーチです。
※ ワンポイント ※
「人前で話すのが苦手・・・」という人も多いのではないですか?
実はアッキーも最初はとても苦手でした・笑
赤面症って言うのですかね? すぐに顔が赤くなってしまったものです。
今は大分克服しましたが、どうやって克服したかというと
とにかく場数を踏むことです。
社会人ならば多かれ少なかれ、人前で話す機会が増えるので
そんなときは率先して話す練習をしてみましょう!
さて、「自己表現」に関しては今回で終わりです。
次回からは、新シリーズになりますのでお楽しみに!