このブログは元々ガイガーカウンターでの測定(のようなこと)と、日々触れている情報で気になったものを載せるといった形のものでした。その後、生活の軸を少しずつ四国に移し、(自分たちとしては)新しい暮らしを模索している暮らし日記的なものを経て、今は四国のお山を下り、お山の日々を胸に新たな暮らしを紡ぎながら、思うにまかせたブログとなっています。今は旅の途中。
なにはともあれできれば毎日。
「風邪の効用」
野口晴哉さん著/ちくま文庫
おかみさんが持っていた本で、
タイトルに惹かれて読みました。
風邪の効用、すごいタイトルです。
風邪に効用がありそうなタイトルで
内容も紛うことなき効用のお話。
病気というものがくしゃみや咳等
体に入った異物を外に出す状態
もしくは過程と同じことと考えると
効用という話はわからなくもない。
この本では、
風邪とは自然の整体法なのでは?
というようなところまで話が進み
風邪をひくと体に弾力が戻る
というようなことも言ってたりする。
なんとなくわからないでもないんです。
子どもの頃、風邪をひくと母親が
ぼくを毛布と布団でぐるぐる巻きにして
汗をかくように促された記憶があり、
大量の汗をかいた翌日はなんというか
すっきり新しい体に交換されたようで
けっこう気持ちがよかったのですよね。
それが同じことなのかどうかは不明ですが
でもまぁあれはある種の効用の体感では?
というようなことも思うわけです。
風邪をひいたりすると心模様的な意味でも
普段の健康体のありがたさみたいなことを
思い知らされるところもあるから、それは
確かに効用だよなと思ったりもして。
この本には風邪時の寝相のことや
お風呂のことなども書かれていて其々
知らない角度からの見地という気がして
ぼくとしてはとても新鮮な本となりました。
ただ、
本の帯に「「整体入門」と併読すれば
より理解が深まる」とも書かれてありますし
野口整体的言葉みたいなものも使われてて
ぼくは知らなかったから意味がわからない
という部分も出てきたので、おそらく、
併読、あるいは意味を知っておくのが
わかりやすいのかとも思いますが、
わからなくてもおもしろくは読めました。
あと思ったのが、
これは1962年に別の出版社から出たものを
再構成し2003年に出版された本のようで、
体の基本は変わらなかったとしても、たぶん
人の体の状態はより複雑になっているような
そういった気がしてるので、本にあるまま
何かをすることで、効用がある体と、
そうでないは体というのは出版当時より
別れるだろうという風にも考えていて、
その点含めて更新されたお話というのも
どこかで聞けないものだろうかと思います。
風邪を効用とは受け入れられない考えと共に
受け入れられない体もあるのかもなのですが
それでも、体と病についての見識を広げたい
みたいな方にはおすすめなのではと思います。
