Talk With Me Xmas Night ~シンデレラタイム~ 2023/12/25(月) | 接触が苦手だけどアイドルは好き

接触が苦手だけどアイドルは好き

接触が苦手な人のアイドルライブレポでしたが、もうほぼももクロしか行ってないです。

ライブに1人で参戦する時は、仲間を引き連れて来ている人がたくさん目に入り「結構複数人数で来る人多いんだな」と少し羨ましく思っていた。

 

それは1人で参戦してるからこそ余計に仲間同士の人たちが多く見えるもの…かと思っていたが、夏菜子ちゃんソロコンに1人で参加していたこの日は、やけに1人の人たちが目に入った。ソロコンってこんな感じなんだろうか。

 

2021年のソロコン時はあまり意識しなかったが、前日のももクリに1人で参加したばかりだったので比較がしやすい。

 

やることが無さすぎてFC抽選をやったが、周りから次々と当選者が出ており自分も夏菜子ちゃんのカードホルダーを当てることができた。実は前日のももクリでも同じくFC抽選で当たってしまいコースターをゲットしていたので、今まで抽選が始まってから奇跡的に一度も当てたことのないこの抽選の急激な当選率アップ調整を感じた。

 

ももクリでは2日間スタンドだったが、今回はありがたいことに高額S席が確定しているので、そのままアリーナへと続くWゲートへ。Wゲートは業者用車両の入り口のような広く寒々しい場所だ。入場待機列が何故かなかなか進まないなと思っていたら、最終調整とやらで入場が遅れているらしい。

 

待ち時間の間に入場についての案内を受けたが

「顔認証をしたら、チケットと、夏菜子ちゃんからのメッセージカードと、冊子を受け取ってください。チケットに特典のTシャツのサイズが記載されているので、そのチケットをTシャツを受け取る際見せてください。Tシャツはアリーナに入ってから受け取ります。サイズごとにレーンが違うので自分のサイズと同じレーンに並んでください。」

と、時間があるせいかすごい情報量を口頭でおろしてくる。

 

30分ほど入場時間が遅れて列が動き出したが、実際は何も考えなくともチケットもメッセージカードも自動的に手渡せてもらい、冊子をもらい、自然とTシャツを受け取るレーンに来れた。あの案内は少しでも、何もできない間を埋めたい気持ちから発せられたものだったのかもしれない。

 

寒い中待たされると、ももクリ2011の時にも開場が遅れに遅れて寒さを堪えてたことを自動的に思い出すが、調べるとその時は1時間以上入場できなかったらしい。30分なんてだいぶ素早くて良かった。

 

無事入場し、自分の席についてからは緊張で開演までの間に何回もトイレに行ったお陰で、ペンラをつけないよう流れたらしいアナウンスを聞き逃した。開演直前になってもうすぐ始まりそうなのに「なんでみんなペンラつけないんだろう?」と思いながらペンラをつけていたが、そんなお知らせがあったなんてトイレに行ってて知りませんでしたすいませんでした。

 

自分は席がステージに近ければ近いほど「近いのに楽しめなかったらどうしよう」というプレッシャーで元気がなくなってしまう方だが、そんな私でも精神が全く揺るがない、手放しで一番好きと言える「通路側席」だったので、もうこの時点の安心感で元は取れた。

 

通路側だからトロッコが来るかも知れないとかそういうことではなく、自分が自由にできる空間が広いのがいいのだ。トロッコは来なかったが。

 

ももクリ2日目の最後の挨拶で詩織ちゃんが「私もさいたまスーパーアリーナで3日間」だと言っていたので、確実にいるのだろうし、知り合いの黄推しから「いたら教えて」と連絡が来ていたので、どこにいるんだろうとソワソワしていたが、年始に配信された「川上アキラのひとりふんどしGirl」でも言及されていた通り、序盤に夏菜子ちゃんを乗せたトロッコが会場のステージから離れた下手側奥に差し掛かった時、スタンドの高いところから大きな動きをして目立とうとしているペンライトが見えた。この配信で答え合わせができてよかった。夏菜子ちゃんが言う「ちょっと馴染めてない」感じがまさにその通りの動きだった。

 

 

 

セトリは以下の通り

 

M1:クリスマスしよ♡(新曲)
M2:ニュームーンに恋して
M3:ゲッダーン!
M4:それぞれのミライ
M5:Doubt(新曲)
M6:一味同心
M7:サイレント・イブ [辛島美登里]
M8:わかってるのに
M9:空のカーテン
M10:ukiukihuman!(新曲)
M11:ヘンな期待しちゃ駄目だよ…?♡
M12:Kanako’s プライド
M13:今日の君へ(新曲)
M14:太陽とえくぼ
M15:ひかり
<ENCORE>
EN1:サンタさん
EN2:渚のラララ

 

引用元:公式レポこと、EVIL A MAGのLIVE REPORT『ももクロ、百田夏菜子がクリスマス当日にソロコンサート完遂! 「ももいろクリスマス2023」含む3日間のクリスマスライブをリーダー・百田が締める。』

 

 

前日のももクリと同じく、最初の3曲で心を掴もうという意志を感じる。最初に新曲の「クリスマスしよ♡」をやってしまう驚き、今まで全く披露されていない「ニュームーンに恋して」をここで?という驚き、ももクリでやったのにさらにソロコンでも!?という「ゲッダーン!」の驚き。

 

夏菜子ちゃんは2022年にAEイベやバースデーブックなど、至る所で「ニュームーンちょい出し」をしてきていた。何度も「好きな曲」とちらつかせつつ、なかなかライブのセトリには登場せず、ソロコンで満を持して登場したことが本当に嬉しい。ソロコンが始まる前から夏菜子ちゃんは「Talk With Me」してくれていて、その結果のセトリだった。

 

だけどももクロでもやって欲しい。まだニュームーン待機は終わらない。

 

そしてDoubt。

夏菜子ちゃん作詞の歌詞なんて、絶対に家に帰っても復習したいのだが、次々に繰り出される攻撃的でこの世の全てに怒り散らしているような歌詞があまりに知らない夏菜子ちゃんすぎて、誰?という状態で、目の前で歌う人と今までの夏菜子ちゃんを結びつけることにまず脳が動いてしまい、歌詞を記憶するということがうまくできなくなる。それでも歌詞を少しでも覚えたいという欲求は止まらないので脳がオーバーヒートして、歌詞も覚えられないし、Doubt後に見たものもうまく記憶に定着しにくくなってしまった。

 

見たことも無い怒ったような夏菜子ちゃんと、何もかも覚えられなかったこと両方にショックを受けていると、MCで「この曲を今のところ世に出す予定はない」と追い打ちのようなことを言っていたが、その時はやや放心状態であまり何を言ってるのか理解できていなかった。「ソロコン限定の曲」とは言わないようにしてたことにまだ希望が持てるのでタイミングを待ちたい。

 

その後は本当に頭がボーっとしていたのでダイジェストのような記憶だが、同じく夏菜子ちゃん作詞の「ukiukihuman」という、タイトルから明るさしか感じない皆で踊れる曲で「Doubt」で受けた傷を挽回してくれたこと。

クリスマスにソロコンで「クリスマスしよ♡」なんて曲出すから、あーりんのソロコンみたいな雰囲気になるのかな?と前日まで考えてたら、そうだよ。というような「ヘンな期待しちゃ駄目だよ…?♡」が来て、夏菜子ちゃんと精神世界「Talk With Me」で繋がれた気がしたこと。

が、印象に残っている。

 

今日の君へは、ちょっとDoubtショックで脳が動かない自分には受け止めきれない許容量だった。この曲も大きなモニターに歌詞が表示される度に、Doubtのように言葉が刺さってくる感覚はあったがあまり記憶にない。残ってる印象としては、希望の曲というよりも、誰宛なのか判然としないがゆえにあまりに切なる平和への願いがいくらでも重く受け止められて、聞いててつらくなる感じがした。

 

セトリを見ると、本編終わりの「太陽とえくぼ」「ひかり」は少し昔の夏菜子ちゃんに帰っていく感じがするが、どうなんだろう。

 

アンコール後のサンタさんは、せっかくれにちゃんがいないのだから曲中断しなくていいのにちゃんと中断が発生しくじ引きが行われた。夏菜子ちゃんの「ちょっといいとこ見てみたい」は持ち運べるバスケットゴールとバスケットボールが登場して、夏菜子ちゃんがシュートを決めてくれたが、ゴールを持った人が落ちるボールの下に移動してくれる優しい玉入れだった。

 

ライブもラスト、夏菜子ちゃんは間をしっかりとりながらしゃべるタイプだが、最後「じゃあ…またね」と、ゆっくりと、これからまだ話が続くようなテンションで話してるのに、言い終わるか終わらないうちにセンターステージからスッと消えたのであっさりと夢の時間が終わったようでやや恐怖だった。

公式レポを見ると「また会おうね!」だったらしい。記憶と随分違う明るさ)

 

後から知ったが、前回に引き続き本広監督が演出担当だったようで、ガンダム要素が無かったことに夏菜子ちゃん交渉ありがとうと思った。

 

ソロコンのパンフレットを読む限り、またMCで作詞時の苦労エピソードを聞く限り、夏菜子ちゃんが日頃思ってることを歌詞に落とし込んだのではなく、ソロコンの中で必要があって作詞をしたという感じだった。「ももクロという圧倒的な光」ではないものをソロコンでは出す必要があると考えたのだろうか(もしくは本広監督の方針か)。

 

だとしても、これを「世の中に出してOK」と本人が決めた段階があるのは確かなので、やはりDoubtはちょっと恐い(また聞きたい)。

 

夏菜子ちゃんはファンの前だけでなく、TVに出ている時も、なるべく包み隠さず正直に話そうと心がけているように見えるが、だからと言って全てをさらけ出している訳ではなく自分の考えていることや身近なことなどは、本当に断片的に情報を我々に与えてくれる。

 

れにちゃんとあーりんはやり方は違えど「ファンが安心できるところまで情報を与えてくれる」が、夏菜子ちゃんは「正直に話はするが、話さないと決めたらとことん」だ。「正直に話す」という部分には、あまり人を安心させようという意思は感じない。これはもう人間の生き方のクセのようなものだと思う。

 

そしてソロコンで夏菜子ちゃんがまた新しい断片を見せてくれた。それによってより深く夏菜子ちゃんを知れたというより、ソロコンの直後、私は上手く夏菜子ちゃんが認識できなくなってしまい、ももクリの写真を見ても、誰?と思いながら帰路の電車に揺られていた。

 

まだまだいろんな断片を隠し持ってる夏菜子ちゃん、是非何度も「Talk With Me」してもっとそれを見せて欲しい。