猟奇的な彼女
【猟奇的な彼女に学ぶ】
韓国の恋愛映画というと思いっきりベタですが、この『猟奇的な彼女』はとてもいいです。
主人公の男の子キョヌは、電車の中で酔っ払って倒れた彼女を放っておけず、助けます。
昨夜の記憶がない彼女は、キョヌを電話で呼び出し、そして、酒を飲みだすと、「私、昨日、好きな人と別れたの」と言って、再び気を失ってしまいます。
キョヌは、彼女をホテルに連れて行くが、子供のような寝顔の彼女にひかれ、その心の傷をいやそうと決意するのです。
散々、彼女に振り回され、あいまいな態度しかみせてくれなくても、一生懸命に彼女の期待に答えようとします。
ある日、二人は丘の木の下で2年後に会う約束をします。
その丘の木は彼女の思い出が詰まっている木でした。
2年後に彼女は、丘の木の下に現れますが、キョヌは現れませんでした。
丘の木のそばで佇んでいる老人が彼女に語りかけます。
「その木は、実は落雷で一度朽ちてしまったんじゃが、ある男が、この木がないと悲しむ人がいると言って、似たような木を探して代わりに埋めたんじゃよ。」
彼女は失ったもの(キョヌ)の大切さを初めて痛感したのです。
キョヌのいいところは決して見返りを求めないことです。
彼女を悲しませることはしない。何があっても彼女の味方であり続けるのです。
もちろん、口説きません(笑)。
彼が女の子のように穏やかで優しい性格だからもしれませんが、それが彼のやり方なのです。
同じ監督の作品で『ラブストーリー』という作品があります。
こちらは力いっぱいベタベタですが、キャバクラですさんでしまった心をいっぺん洗われてみるのもいいかもしれません(笑)。
ストーカー
【ストーカー】
キャバクラで働いている子にはストーカー被害にあっている子も多い。
R嬢もそうだった。
ほとんど毎日、店に来る客がいた。
R嬢「ほとんど毎日来るお客さんいるんだよね。」
私「毎日?どこの金持ちよ?」
R嬢「あんまりお金持ってる感じにはみえないんだけどね。ちょっと気持ち悪くて、電話もメールも教えてないんだけど、何となくやばそうなんだ。」
ある日、その客は店にぱったりと来なくなった。
いや、正確には毎日閉店後に店の外で彼女を待つようになった。
つきあってくれないと死ぬと彼女を脅した。
そのうち、黒服にこっぴどくどやされて、店の前には現れなくなった。
さて、これで一安心と思いきや、1ヶ月もしないうちに、今度は彼女のマンション前に姿を現した。
当時、ストーカー規制法はまだなかった。
彼女は、友達のダンナさんに父親役になってもらい(水商売勤務は親には秘密にしていた)、告訴するぞと電話で脅した。婚約者がいると嘘もついた。相手は私ということになっていた(おい!)。
いったんはおさまったが、ストーカー行為はやまなかった。
R嬢「もう警察に相談しようかな?」
結局、私は興信所を雇って、ストーカーの実家を調べて、彼の親宛に、弁護士が書く内容証明書のような手紙を書かせることにした。
それ以来、彼は姿を現さなくなった。
R嬢とは、店を辞めてからもいまだにメールのやりとりをしている。
「なんか、いきつけのマッサージ屋さんにストーカーっぽいことされてるんだよね。凄い電話かかってくる。」
もう、かんべんしてください。
ススキノに出陣する前に
【店に行く前に】
私は、ススキノに出陣する前に、必ずすることがあります。
それは何でしょう?
実は、風呂に入るんです。
・髭を剃るため
結構、髭が濃いので夕方になると目立つんです。もう若くないので無精髭は老けて見えますからね。電気カミソリはどうもしっくりこない。
・疲れた顔をみせない為
さっぱり、すっきりすることでONOFFを切り替えます。
・清潔であることを心がける
不潔な男は絶対モテません。爪も伸びていないかチェックします。
ちなみにホストの人も、出勤前には必ず風呂に入ります。
疲れ眼を治す為、目薬をさす人もいます。
潤んだ瞳を作るため、接客前にわざわざトイレで目薬をさす人もいます。
背伸びをする必要はなくても、最低限いい印象を与える努力はしたいものです。
