昨日の話の続きです。

昨日は、蟹座サビアンシンボルの1~20度までを取り上げました。

 

蟹座の「集団(共同体)への帰属意識」について、

・21度~30度のお話

・2024年になぜ「蟹座の帰属意識」が強調されているのか

を、今回、書いていきます。

 

 

・21~25度「新たなる共同体を創る」

20度までで、

「既にある共同体」の一員としてそこに属し、

その中で、共感力、思いやり、愛情を磨き、

自身の居場所を得ることと、自分自身の内にある資質(知性と体力など)をもって、自分の心の土台である「安心感」「帰る場所」を形成してきました。

 

21度から25度までは、次なる実践フェーズとして、

自分が中心にいる共同体・集団を、新たに創る

という段階に入ります。

 

20度までは、既にある集団が主役であり、

自分はその一員として、「自分たる個」よりも、集団への献身を優先してきたのですが。

そんな集団に属する安心感をもとに、

その集団とは別に、

外の世界において、新しい共同体・集団を作り、

その「中心の一人」として生きていくのです。

 

※あくまで「中心の一人」です。

「自分たる個」を消失させ、集団のために、というマインドは、継続です。

自我を打ち出して集団をコントロールするのとは全然違いますよ、というお話。

 

わかりやすい例が、

蟹座20度までで、育ってきた家庭を帰る場所として大人になり(奇しくも、かつての成人も「20歳」)、

21度からは、独り立ちして、自分の家庭を築いていったり、

仕事をする場所という新たな集団の中でも生きていったりする、

という、人の「人生あるある」そのものです。

 

・愛情と優しさベースで、外の世界の人たちと新たな信頼関係を築いていく。

人を引き付ける。(21度)

・既にある、外の集団の中で、自分に合うものがあれば、仲間の輪に入っていく。自分に合う集団があると信じて、それを探して待つ(22度)

 

※わかりやすい例でいうと、21度が「起業して会社をつくる」、22度が「既にある勤め先に入るための就職活動」。

もちろん、仕事の集団に限らず、趣味活動の集団でもOKです。

 

・愛と協調性でもって、共感できる仲間を探し、共感しあうことで「仲間づくり」をする。(23度)

 

・社会の中で、帰属する集団という居場所を作り、「社会的欲求(帰属欲求)」を満たす。(24度)

 

・社会の中に居場所を得ることで、自身の感性(右脳)が全開になり、

「社会への思いやり」という、蟹座の結晶が取り出される(25度)

 

 

・蟹座世界に学ぶ「天職」「ライフワーク」の見つけ方

私「なるほど、

いわゆるライフワークに出会いたい、見つけたい、という人は、

まずは、自身という「様々な人格のキャラがいる集団」に属して、自分を大切にすることで安心感を得て、

次に、自身が所属したい集団を、現実世界の中で見出し(作り出し)、そこへの帰属欲求を満たしなさい、と。

そうすれば、自ずと、思いやりのエッセンスが出てきて、

現実世界のためにこれをやりたい、というネタも出てくる、

それが、ライフワーク「仕事」になるのだ

というお話なのですな」

 

私が、ライフワークといわれてもピンとこず、

FIREして投資家生活を送り、「仕事」はせず遊んでても貢献だ、

とか思っていたのは、

現実世界で、所属したい集団との縁がなかった時期だったから、だったのですね。

「私を居候させてくれる人がいれば、楽しむ自分を見せて幸せになろう」

だなんて、まさに、所属する世界を欲するやつ。

 

 

正直、今までの私は、そもそも「育った家庭環境」が自分に合わなかったことがあり、帰属意識が薄いまま大人になりました。

そりゃ、回避型愛着スタイルになるわ、というのが、

蟹座1~25度までの世界を紐解いて、よくわかりました。

回避型ゆえに、1~25度の話は、17度あたりの「己を基盤とする」以外、正直ピンとくるものがなく、頭で「へえそうなんだ」という程度でした。

 

そりゃ、ライフワークが見つからないし、

貢献欲が低かったわけです。

貢献欲が低いから「じゃあ、私の頭が喜ぶ仕事をするね」と、

今まで心の土台としてきた「自分というチーム、共同体」への貢献行為として

自分が喜ぶ仕事を選んで、やってきた、というお話でした。

 

 

ちまたでいう「天職」話では、

やりたいこと、好きなことを見出そう

という話が主ですが、

 

それは、必ずしも、真理ではないのだな、というのが、よくわかりました。

 

まず、自分を満たし、

可能ならば、自分が属したい共同体と出会って、そこで愛ベースの関係を築き、

「自分」や「共同体に属する」ことを、心の基盤とする。

これが、ライフワーク、天職に気づくための大前提なのです。

 

心の基盤、

特に、属したい共同体がない状態で、

好きなこと、やりたいことを探しても、

それは「仕事」に繋がりにくいのではないか(私がそうだったように)

と、改めて思いました。

 

おそらく、「天職」「自分ビジネス」「自分らしく働く」の発信の多くは、

この大前提が抜け落ちていたのでは、

と、今までみてきた情報を振り返って、思いました。

 

だからこそ、私の場合は、

梅田幸子さんの記事(リンク元が探せないので、引用できずすみません)にあった、

まずは、共同体に属せば、自ずと貢献意識が芽生える。

(そして、その貢献意識の先に、天職がある)

のような言葉が、ブレイクスルーになったところがありまして。

今、蟹座の世界を紐解いて、なぜブレイクスルーになったか、が、よくわかりました。

 

 

 ・26-30度「自分の居場所という、心の土台があるからこそ、自分らしく楽しめる」

 

26度以降は、次の獅子座の世界へ向かう世界。

 

自分の居場所があるということでの自己肯定感、

自分が満たされて、愛、思いやりベースであるからこその

自己表現へと、自ずと向かっていけるのである、というお話そのものです。

 

 

おもしろいことに、ちょうど、蟹座26度以降って、現実生活でも、夏休みシーズンの一歩前から始まりのタイミング。

 

まさに、日頃属している、学校とかの集団活動から離れて、自由に過ごすタイミングなのです。

 

蟹座は、所属する集団を大切にする一方で、

集団には合わない、異質なものから離れる、排除する、ということもやってきました。

でも、蟹座28度では、

双子座の好奇心をもって、

自分の集団とは違う要素をもつ存在にも接する

ということも始めます。

 

違う要素にも触れることで、

日頃属している集団とは違う、

個の自分の一面に気づき、

両者を比較して、

集団から巣立って、新たな自己表現の旅に向かうためのお祝いパーティーをして、

蟹座の世界を終えるのです。

 

 

・2024年のホロスコープで、なぜ1ハウス蟹座なのか

 

今まで書いてきたように、

蟹座は、共同体に属することで、愛着関係を築き、

そして、己の内にある資質をも大事にし、

これらを己の基盤、土台とする世界です。

 

春分図のアセンダントは、蟹座後半の度数であり、

1ハウスに、獅子座の月がぽつんと鎮座します。

春分図はこちら↓

 

それゆえ、

蟹座→獅子座の

土台づくりからの自己表現を

やりなさい

という強烈なメッセージを感じます。

 

では、ホロスコープがいう、

「土台づくりのために、

時には個よりも優先させる、

私たちが属する共同体」

とは、何だと思いますか。

 

 

私は、

 

大いなる宇宙、

特に、トランスサタニアンなどの

天の共同体

であると思っています。

 

自分の意志、価値観よりも

大いなる宇宙、星々の導きに従い、

自分をバージョンアップしなさい

 

これが、2024年度の、私たちへのメッセージなのです。

 

なんとなくですが、

大いなる宇宙に従うこと

=

自分の魂に従い

自我を魂と調和させ、

調和した自分で、

自分の人生を、自己責任で生きること

だという気がします。

 

これができている人と、

そうでない人とで、

縁、現実に生活する環境が、

2025年から、どんどん分離していく予感がします。

だって、「天の共同体」に所属するか否かが、変わるのだもの。

所属する共同体が変わるので、

そりゃ、どんどん分離していくのが自然ですよ。

 

どっちがいい、悪いではありません。

どちらを選ぶかは、人それぞれ、今世の魂それぞれです。

それぞれの選択に従い、棲み分けが進む予感がします。

 

現に、

大いなる宇宙に従う道を選ぶ派の私は、

おそらくそうでない、愛ベースでない今の職場の人たちと、

どんどん気質が合わなくなり、話が心地よくできなくなってきている感覚がありますので。

このズレが、どんどん大きくなりそうで、

異なる集団、共同体に分かれていくのかな、と。

 

大いなる宇宙に従う人たちの、愛ベース、自己責任の共同体と、

 

そうでない人たちの共同体、

 

あなたは、

どちらの共同体に属したいですか。

 

あなたが、自分以上に優先したくなり、

いて居心地がいいのは

どちらの共同体ですか。