昨日に引き続き、牡羊座の世界を見ていきましょう。

昨日は、1~5度までの世界と「環境選び」のお話でした。

 

 

 

今日は、牡羊座15度という、前半のピークで「生命力の炎」を獲得するに至る流れのお話です。

「人(ホモ・サピエンス)として生きるに至る成長」のプロセスが詰まっている、という印象を受けました。

 

 

6度から10度までは「動物的本能の直感」を鍛え、

11度から15度までは「生命力」を築いていきまして、

ここを紐解くと、

それぞれを構成する要素が何なのかが、みえてきます。

 

というわけで、

6度の流れの前の、5度の「冒険のスタート、新環境での活動スイッチON」から

まずは、10度まで、一気に、流れを見ていきましょう。

 

 

・動物的本能の「直感」(野性の勘)を鍛えて使う

 

5度 「3」つの要素を統合し、冒険スタート

6度 この世に存在する「4」つの元素を感じ、惹かれた一つを、知的好奇心でもって観察する(ここで「自分の直感に合う道を選んで進む」ともいう)

7度 この世の事象の「2」極を感じる。陰陽要素、そこから生まれる極の要素を捉える。

地球の磁場(引力)を捉える、という説も。

 

※私見:占星術では、「四」元素ですし、

東西南北の軸や、朝と夜といった「二極」もありますので、

ここで、4、2、という数字でもって、世の中を捉える中で、直感を鍛えていく、という流れになっているものと解釈しています。

 

8度 地球の流れ、地球の空をとりまく天体の流れをとらえ、

地球のエネルギーと同調する。

太陽が昇って沈む、朝夜に合わせた生活をする、など。

 

9度 地球を含めた自然界の流れ、外の環境の動きを察知する直感力が醸成される

 

10度 9度で作った直感力、いわば「野性の勘」の本能を使って、判断して行動する。

例)今何時だっけ?と、時計を見ずに予測して動く(今までの経験で、時のリズムが体に刻まれた感覚があるはずなので、それを活用)

 

 

「直感」といっても、色々なニュアンスで、色々な場面で使われる言葉なのでしょうが、牡羊座の世界の「直感」というのは、

牡牛座のような「体の感性」からくる直感ではなく、

もっと原始的な、自然の流れを察知する勘、野性の勘です。

 

「なんとなく、ここは危ない、離れよう」

 

「ここは安全そうだ。ここをキャンプ地とする

 

「そろそろ雨が降りそうな気がする。」

 

あたりでしょうか。

 

(牡牛座の「体の感性」なら、「気持ち悪い」「幸せだ」とかの、「快不快」の感情の形で反応が出るのですが、

牡羊座の「直感」は、動物が自然の中で何かを察するような形で反応します。

人でいうなら原始時代の人たちが「ここら辺に食べ物がありそう」と察する、とか。)

 

牡羊座6~10度までの世界は、

新生児が、朝と夜の概念を体で理解し、体内時計を刻み始める時期のようなもので、

いわば「(生きることや、実践の)経験値がないからこそ、

経験値に基づくごちゃごちゃした思考や、感覚がないからこそ、

環境を体で知った上で、今の状況を察知する「野性の勘の直感」に、純粋に、素直に従える」

というお話なのですね。

 
 

実は、私自身、

昨年10月から配属になった部署での仕事をするときは、

まるで、この牡羊座の流れのように、

仕事のやり方、細かい論理の立て方は、経験値が全然なく、

「経験値の蓄積から生まれる感性」はさほどでもないが、

その仕事の技術の流れや、どのようにして新たな技術が生まれ、世に出るか、という「技術の環境、開発リズム」は、今までの他の仕事の経験からよく知っている、

という、

まさに、牡羊座6~8度のように、外の環境を知り、リズムに沿って情報を察知することができる状態になっていました。

 

私が、ここの部署の仕事を、細かな調整の相談なしに、比較的スムーズにできているのは、まさに、牡羊座9~10度の「野性の勘」で、

この案件のネタは、競争相手が多く危険、

この案件のネタは、たぶん、珍しく、安全、

というのを見極めるための情報集めから入り、

その見極めをもとに、合理的手抜きでサクッと片付ける仕事(安全)と、己の論理的思考力・戦略力の全てを懸けて対処する仕事(危険)とに分け、メリハリをつけて回しているからです。

そして、仕事をするときには、
今までの、他の仕事での、考え方や経験値は捨て、
他の仕事から得た「技術情報」という、環境の情報だけをうまく活かせていた、
という状態だったのも、スムーズにできている理由なのだと思います。
※実際、見極めからの手抜きで時間を稼いだ分、危険なものに対処するときの作業の積み重ねに、かなり時間を費やしています。作業経験値が多くないから、そこで感性や慣れに頼れず、時間がかかるのですね。。
 
子供や、その環境での経験値が浅いうちは、
牡羊座の世界のように、自ずと、野性の勘に頼るようになるのでしょうが、
ある程度年齢を重ねてしまうとか、経験を積んでしまうとか、になったら、
老子でいう「余計な智恵や教えを捨てて」初めて、野性の勘を自在に使いこなせるのかもしれませんね。
 
 
・11~15度「生命力の青い炎を燃やせ」
牡羊座のカリスマ度数の13度や、牡羊座の世界のピークの15度の世界です。
 
まずは、大まかな流れをみましょう。
 
11度 自律神経、脳幹を育て、生理的欲求に忠実になる
例:赤ちゃんが、おなかすいた、眠い、とかで、泣いて親に助けを求める
 
このサビアンシンボルには「王様」という言葉がありますが、
まさに、赤ちゃんの無力さゆえに、欲を満たすために周りを動かす様が「王様」なのです。
 
12度 ホメオスタシス(体内の恒常性維持機能)、免疫力を育てる、体に調整を任せる
・腸活、ファスティングは、体の消化活動への負担を減らし、その分、ホメオスタシス、代謝を動かす力を取り戻す、という、まさにこの度数の世界でしょうかね。
12度の力は、「体に備わっている調整機能に身を任せ、健康欲求を満たす」話です。
 
 
13度 思い立ったら即行動、ワクワクを可能な限り、余計なことを考えずに即行動に移す。いわば「交感神経スイッチON」
即行動、がキーワードですが、その本質は、対の14度と合わせてみると「交感神経活性化」「アドレナリン出す」という話です。
 
14度 脳幹・自律神経系を整え「生命維持装置」の働きを整える。
いわば「副交感神経スイッチON」
 
 
11~14度をざっと見ると、
体の生理学的要素を育て、機能させることにフォーカスされているとわかります。
体が健康に育ち、
どの機能も、正常に、バランスよく機能することで、
言葉通り「健康に生きる」という生命力が生まれるのだ、
というお話ですね。
 
その結果の15度は、といいますと。
 
15度 健康で活性化された体に身を任せ、持続的に何かに取り組む。
特に、夢中になれることに集中し、それを精魂込めてやる。
 
はい、まさに、「持続的な情熱の青い炎」です。

 
 
何かに夢中になり、それ一筋か、他の要素(家庭とかの「普通の人生」の要素すらも)の優先順位を大幅に下げる生き方をするのを「●●バカ」(褒め言葉)と称することがあります。
例)野球バカ、麻雀バカ、音楽バカ、(特定のゲーム)のバカ
 
この「●●バカ」というのが、まさに、
牡羊座15度の「青い炎」を燃やして「●●」をやって生きる、ということなのですね。
 
「バカ」は、純粋さ、ひたむきさが漏れ出て、そこが魅力になるのですが、
まさに、牡羊座的な生命力という魅力、なのでしょう。
 
 
もちろん、「何かに夢中」という話に限りません。
「持続的に取り組む」と聞いて、私が真っ先に思い浮かんだのが
人生は長い。
「自分の人生を生きる」ことに、持続的に取り組む、
それが、自己責任で生きるということだ、
 
だからこそ、
自己責任で生き続ける人は、皆、
青い炎のオーラを秘めており、そこが魅力である・・・
と。
 
だって、11~14度って、体の生理機能を育てるお話ですよ?
その先に15度があるなら、
そんな15度が意味することなんて「人生」そのものじゃないですか、と思いました。
 
体の生理機能、恒常性維持機能は、
あなたを守り、
あなたが、青き炎を燃やして自分の人生を生き続けるために
いつも、頑張ってくれているのだ。
 
というのが、
私が感じた、牡羊座15度までの世界のメッセージです。
 
 
・牡羊座の流れからみる、「反射の統合」の重要性
反射、というのは、
胎児がおなかの中にいるときに、外界の危険に反応してする動きのことです。
まさに、牡羊座10度の、野性の勘の直感反応+行動ですね。
牡羊座10度では、
直感反応が、合っていても、そうでなくてもいいから、とにかく直感を使っていこう、
その中で、環境と合わせてみて、直感を調整していこう、
ということをやります。
 
反射の統合、というのは、
動きを使って発達させることで、
周りの環境に過剰に反応し、反射的に固まる(身を守る)ことが減っていくことだそうな。
 
おお、上に書いた、調整そのものではありませんか・・・!
 
で、そんな、反射の統合が、10度であり、
その後の11~14度に、生理機能の育成が入っている、
と、いうことは・・・
 
反射の統合をしっかり進め、
直感を適切に発動するように成長させることは
生理機能の正常化(過敏反応抑制とか)のために
とても重要である。
というお話になりますね・・・。
 
そして、
反射の統合を進めれば、
あなたの生命力の青い炎が、
もっと輝きますよ!
ともいえる。(15度のお話)
 
 
 
いやー、これは衝撃です。
今まで軽く流していた「反射の統合」情報ですが、
「足ぷろ」を受けて感じたことでもありますが、
これはぜひとも、もっと深く広く、体感しにいかないと。
 
私の場合、魚座の世界の、良心と信念、自分の内なる世界への愛と、
牡牛座の世界の、才能や感性の成長、は、かなり精魂込めてやり込んでいますが、
間の牡羊座の「反射の統合」が、たぶん不十分です(モロー反射だけ、やたらチェックリストに印が、、)
牡牛座の成長をやるときに、
牡羊座の「生命力育成」をすっとばしていたので、
不自然に無理して、かなり体に負担かかっていたのかもしれぬ・・・
もしかして、私が「体力ない」っていう認識だったのは、
牡羊座の育成が足りなかったからかもしれない・・・!?
 
牡羊座のサビアンの勉強が、予定より遅くなり、
先に、反射の統合の効果を実感し始めてからで、よかったです。
すごいことに気づけました・・・