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まず最初に
仕事の都合により更新がここ数日滞りました。
(yxtuykさん、心配かけてすみませんでした~)
疲労も抜け、回復したので復帰いたします。

(自分自身が)「大きな流れで景気を理解する」ために始めた「国家経済論」も二桁に入りました。
ここで1つ、この連載の先に何を見据えているのかを書き起こします。

天気の話をします。
空で空気が冷やされると雲になり、もっと冷やされると雨になります。
梅雨に入ると長雨になります。
長雨が降るのは梅雨前線に発生した雨雲によります。
その梅雨前線は気団と気団がぶつかり合う気圧の谷間にできます。
そして気団も時間と共に変わっていき、季節の変化の一因となります。
さらにその変化をもたらすものは地球の傾きや太陽との位置関係です。

このように、中学では天気について、何故雨が降るのか、雨を降らせる雲はどうやって発生するのか、雲を発生させる気圧や空気の動きはどうやって起きるのか、どんどん上の大きな視点まで習います。
どこまで役に立つかは人それぞれですが、習えばちゃんと知識の一部になります。
理由も無く、天気が変わる事は無いと知ります。

では、経済はどうでしょうか?
身近であり生きていくのに必要な経済について、実際はほとんど習いません。
大きなところではオイルショック、高度経済成長、円高不況、失われた○○年、細かいところなら節約術、資産運用など、ぶつ切りの単語としては知っています。
しかし、それらがどう繋がっているのか、どう関わり合っているのか、知りません。

もし、経済について
「何故」を理解できたなら
「大きな流れ」を理解できたなら
しかもそれが「人の手で何とかできる」事を理解できたなら。

日本は、自分達は繁栄できる。

そのために、そこへ至る過程を理解するために「国家経済論」を書いています。

「マイナスからプラスへ」
経済に奇跡や不思議は存在せず、理由はちゃんとそこにあります。
残業+早出なので今日の更新はお休みします。
1つだけ
菅財務相、外貨準備金を「国内に向けて」使おうとすると何が起きるか理解して発言しているのか?
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学校で習ったと思いますが、「円安は輸出産業に有利、円高は輸入産業に有利」と良く聞きます。

為替市場で1ドル=100円で取引されている時、何かを1万ドルで売れば100万円手に入り、1万ドルで買えば100万円必要です。

では、円安になり1ドル=120円になったとします。
「輸出産業に有利」とは、同じ1万ドルで売ったとしても120万円手に入るからです。
(同じ100万円を手に入れるにしても約8300ドルで売れば充分です)

逆に、円高で1ドル=80円になったとします。
輸入業者は1万ドルの商品を80万円で買えます。
(100万円で12500ドル分買う事ができます)
このように、円安・円高どちらにも何らかの利点があります。

さて、前回「~お金は商品~」で物を売れば(外国からお金を手に入れれば)通貨高になると書きました。
分かりやすくするなら「(日本の取引が)黒字だと円高」になります。
(先に「~日本の稼ぎ~」を読んでおいて下さい)
日本が頑張って貿易収支や所得収支で黒字を出しました。
すると、黒字の分だけ円高になり、円高の分だけ輸出業者の利益が減ります。
(1ドル=100円が80円になったとすると、今まで1万ドル分売れば100万円手に入ったのが80万円に減ってしまう)
そう、収支が黒字だと輸出利益(≒貿易収支の黒字分)は縮む方向に、輸入代金(≒貿易収支の赤字分)は拡大しやすくなります。
経常収支だけで考えれば「ずっと黒字」「ずっと赤字」にならないよう、バランスを取る力が働くのです。

このバランスを取る力、これは輸出と輸入どちらも揃わないと働きません。
とある国が貿易収支で赤字を出して通貨安になりました。
しかしその国は輸出できるものがさっぱり無いため、通貨安の恩恵を受けられず、輸入品の価格上昇というデメリットだけが残りました。
逆に、通貨高になっても輸入するものが無いと、輸出産業の利益減少だけが目立ちます。
まぁ日本の事ですね。

今回は貿易収支、経常収支の黒字赤字だけを考えて為替の変動について書きました。
次回は資本収支、国際収支も交えて考えていきます。