9月29日に、中銀から8月のタイ経済情勢が発表された。中銀発表文の冒頭は、「引き続き、輸出・観光セクターが牽引役となり、経済は拡大中」という、ここ半年の定番フレーズで始まっている。10月にラマ9世のお葬式があり、自粛ムードで少々経済の停滞可能性はあるかもしれないが、今年のGDP成長率は、NESDBの予測通り3.5%~4.0%の範囲内は確実で、4.0%越えもあるかも。

 

タイ経済2017年7月

タイ経済2017年6月

タイ経済 2017年5月

タイ経済2017年4月

 

いつも通り、主要3項目について確認していくと、まず輸出については、前年同月比15.8%増と好調継続。農産物は7月の輸出が前年同月比53.9%増と何かの間違いではという伸びを記録していたが、8月も27.5%増と絶好調。その他のセクターも総じて好調を継続。これまで世界経済が好調だからと説明してきたが、輸出の地域別を見ると、中国の伸びが突出している。中国の輸出が伸びている分野が何なのか、ちょっと興味深い。

 

観光セクターでは、前年同月比8.7%増の3,133千人。輸出セクターと同じで、中国人観光客に支えられた好調を維持している。

 

公共投資については、第2四半期はずっと前年同月比マイナスが継続していたが、7月は資本支出も経常支出も前年同月比約6.0%増。ただし、8月は経常支出は前年同月比13.4%とプラスを維持するものの、資本支出は▲9.7%に落ち込んでいる。PPP等の公共工事が順調に進んでいない証左かもしれない。

 

タイの株式市場は、前王様ご逝去の昨年10月以降は上り調子で、1,600ポイントに届かないレベルで横這いを続けていたが、8月29日に2年半振りに1,600ポイントを突破。その後、急激に値を上げて1,670ポイントまで上昇中。うーん、こんなに上がるのであれば、買いであったかもしれないが、そもそもバブル感がいっぱいのタイ株式市場という気がするので、いつか破裂する気がするんですよね。