8月30日に、中銀から7月のタイ経済情勢が発表された。引き続き、輸出・観光セクターが牽引役となり、好調を継続中。8月21日にはNESDBが4-6月のGDPが3.7%増だったことを発表し、今年のGDP成長率を3.3%~3.8%から、3.5%~4.0%に上方修正。今後の下振れ要因は、世界経済の減速だが、各種報道を見ても、今のところ、景気減速の予兆はなさそうで、今年のタイ経済は順調でしょう。

 

タイ経済2017年6月

タイ経済 2017年5月

タイ経済2017年4月

 

いつも通り、主要3項目について確認していくと、まず輸出については、前年同月比8.0%増と好調継続。農産物が前年同月比53.9%増と何かの間違いではという伸びを記録。また、IoT関係の需要増により電子機器関係が依然として好調。さらに、特殊要因としてオイルドリル機械関係の輸出増により、自動車・機械関係セクターが前年同月比20%超増と大きく伸びたている。基本的に世界経済が好調のため、全セクターの輸出が好調という状況だ。

 

観光セクターでは、前年同月比4.8%増の3,088千人。欧州、ロシアの観光客は横這いだが、中国からの観光客が依然として伸びており、好調を維持。1月~7月迄で2千万人を突破していることから、単純に月平均で計算すると、昨年の3千2百万人を突破して、3千5百万人に近い数字になるのではないでしょうか。この勢いはどこまで継続するのだろうか。

 

公共投資については、第2四半期はずっと前年同月比マイナスが継続していたが、7月は資本支出も経常支出も前年同月比約6.0%増。世界経済好調による輸出増により恩恵を受けているタイ経済であるが、公共投資も拡大していくようであれば、もう少し底上げが期待できるかもしれない。

 

タイの株式市場は、前王様ご逝去の昨年10月以降は上り調子で、1,600ポイントに届かないレベルで横這いを続けていたが、8月29日に2年半振りに1,600ポイントを突破。本日まで1,600ポイント超えを継続中。ここまで1,600ポイントを中々超えない状況が継続し、1ヶ月前は大きなイベントが無い限り1,600ポイントは超えないと予測したが、あっさり超えてしまいました。インラックさんが判決前に逃げ出し、大きな混乱が起きてないことが好感されたのでしょうか。