☆(*´∇`*)里村のにちぢょー(*´∇`*)☆ -3ページ目

☆(*´∇`*)里村のにちぢょー(*´∇`*)☆

オッサン(ToT)に差し掛かったオニーサンの、ごくごく平凡な日常…☆(^_^;)☆






様々な紆余曲折を経て、いよいよ本格的に結婚の準備に入るA子さん&Bちゃんとオイラ達一家…☆ドキドキ
ある日、おっ母さんから改まって呼び出されたオイラ…☆汗




おっ母さん「…実はね。いつか訪れるアンタの結婚式のためにと思って、
アンタがまだ小さい頃から、コツコツ貯めてきたお金があるの☆(^_^;)☆




…でもね、この前言った通り、私はそのお金をBちゃんの進学費用にするべきだと思う。
だから、残念だけど結婚式の費用はうちからは出せないけど…いいわね?☆汗☆」




オイラ「そんなお金があったなんて…☆汗
いや、もちろんだよ☆(^_^;)☆
オイラは別に結婚式なんかできなくたっていい。
Bちゃんの進学費用にしてくれよ☆溿☆
きっとA子さんも、その方が喜ぶと思うよ。」




という話をした☆☆
次は肝心の入籍日を、A子さんと話し合って決める☆(^0^)☆
『ある理由』と話し合いの結果、

「翌年(2007年)の4月1日か、子供が生まれた日に…」

という事になった☆桜溿☆




その後、C男さんの御両親にも結婚のご挨拶。
オイラとA子さんとBちゃんと、何故かまたうちのおっ母さんも一緒に6人で会食をすることに…m(__)m笑




「またボロクソに言われたら…どうしよう??★澈★」
と、前日から不安でいっぱいのオイラだったが、C男さんの御両親は快く出迎えてくれた☆(^o^)☆




C男父「はじめまして、君が里村くんか…☆(^_^;)☆
A子ちゃんとBから、話は伺ってます。本当に若いなぁ~☆☆」




という感じで、御両親ともオドオドするオイラに気さくに接していただいた☆)^o^(☆




C男さんのお父様から

「これからA子ちゃんとBをよろしく頼みます。
責任重大だよ?m(__)m笑」

と言われたりする中、非常に良好な雰囲気…☆桜




そのあと、C男さんの御両親が、オイラと三人でお話がしたいとおっしゃられたので、
その他の面々はおっ母さんの車でひと足先に帰宅する事に…☆汗
オイラは、C男さんのお父様が車で家まで送ってくださった☆(^_^;)☆




なんだか改まった空気になり、急に緊張しだすオイラ…☆澈☆




やがて、C男さんのお父様が少しオイラをジロジロ見たあと

「へえ(^_^;)A子ちゃんが言ってた通り、ホントにイマドキな感じの男前だなぁ。
…こりゃあA子ちゃんが、さえない男だったC男の事なんか忘れて
キミに夢中になるのも無理はないなぁ…アッハッハッハッハッハ」




オイラ「いえ、そんな……。
オイラなんて、C男さんに比べたらイシコロみたいなものですよ…。
A子さんと一緒に過ごした時間の長さも…A子さんから受けた愛情も…。」




C男父「いやぁ、決してそんな事はないさぁ。
…A子ちゃんがはじめて君のことを
私と母(C男母)に打ち明けた時、何て言ってたと思う?




『私は、あろうことか天国のC男さんを裏切り、
他に惹かれる男性ができてしまいました…。
ふしだらな嫁で、お詫びの言葉もございません。
…許していただこうなんて思っておりません。
でも…それでも私は、その人の事を愛しています。』




…って…言ってたよ。」




オイラ「A子さん…☆桜☆」




C男父「まあ私達は元々、A子ちゃんには再婚を勧めていたんだけどね。
A子ちゃんも、まだまだ人生これからだったし…。
ただBは多感な年頃だから、Bさえ納得する人なら…って思っててね。




あ、そうだ。Bから聞いたよ…。
A子ちゃんの両親に挨拶に行ったとき、随分ひどい仕打ちを受けたそうだね…。




全く…(苦笑)あのお父さんの頑固さには敵わないなぁ。」




オイラ「…いえ、お父様(A子父)がお怒りになられるのは当然です。
突然、息子でもおかしくない年齢の男を『結婚する』と言って連れてきたんですから…」




C男父「へえ…若いのに、謙虚な人だねぇ」




というような会話をやりとりした後、やがてオイラ達も解散し帰路へ☆★☆




その後のオイラは、新しい仕事が決まり数ヶ月間がせわしなくアッという間に過ぎる…☆桜




A子さん「あっ!…今お腹の子供が動いた!ドキドキ

なんて事も起こるようになったある日…




大学時代の友人から、自宅へ招待されたというA子さん…☆溿☆

「行ってきなよ☆(^0^)☆ただし、あんまり飲み過ぎちゃダメだよハートブレイク笑」

と、快く背中を押してあげるオイラ☆☆




そして…当日、今でも鮮明に記憶している2006年の…
めっきり気温が低くなり、師走の足音がはっきりと聞こえてきた頃の、あの長い長い秋の一日…。




その日のオイラはA子さんのマンションから出勤☆☆
普段はフツーにオイラを玄関まで送り出すだけのA子さんだったが、この日は機嫌が良かったらしく
「行ってらっしゃい☆☆頑張ってね、あ・な・たドキドキ
と言って、キスをしてきた…w(゚o゚)w




オイラ「も~なんだよぉm(__)m笑
朝っぱらから恥ずかしいよぉ…☆ドキドキ濵☆
ちょっとは歳考えなよ~ハートブレイク笑」




と、無邪気に照れるオイラ…ドキドキ




A子さん「ちぇっm(__)mせっかくサービスしてあげたのにィ…☆ハートブレイク☆」

と、ちょっと不満そうなA子さん…☆ハートブレイク☆笑




オイラ「じゃ、行ってくるね☆☆」

A子さん「うんドキドキ気を付けてね☆(^0^)☆」




普段となんら変わらない、時間に追われている朝の出勤時間…☆汗
その日マンションを出たあと、なぜかふとA子さんの部屋に視線がいったオイラ…☆汗




でも、別に特になんとも思わず、
「いかんいかん、電車に乗り遅れちゃう☆澈☆」
と頭を切り替え、駅へと急ぐ☆汗




この後に起こる事態を…この時のオイラはまだ、知る由もなかった。




仕事が終わり、今度は自分の実家へ帰宅するオイラ☆家溿☆
「そういえばA子さん、今日は帰るの夜遅くなるって言ってたなぁ」
などと考えながらお風呂に入り、ドライヤーで髪を乾かしていると…自宅の電話が鳴った☆(゚_゚)☆




おっ母さん「仁!Bちゃんから電話ァ!
…なんだかBちゃん、ちょっと様子がおかしいの☆澈☆」




オイラ「???…☆汗




…もしもし?Bちゃん?どうしたの??☆汗☆」




Bちゃん「マ…ママが!…ママが!!」




オイラ「え!?ママが何??」




Bちゃん「ママが…交通事故に遭ったって…」




オイラ「…。嘘でしょ??…ねえ??嘘だよね!??」




…よくドラマや小説に出てきますよね、頭の中が真っ白になるって…。
こういう事なんだと、身を持って体験しました…




Bちゃん「今…〇〇病院っていう病院に運ばれたって…
かなりの重傷だって…どうしよう?私……」




泣き出したBちゃん




オイラ「…。Bちゃん!!家から一歩も出ないで!!すぐ行くから待ってて!!
それから、お爺ちゃんとお婆ちゃんのところにも今すぐ電話!!いいね!??」




怒鳴るようにそう告げて電話を切り、

オイラ「おっ母さん!!すぐ準備して!!」

おっ母さん「え??でもワタシ今からお風呂…」

オイラ「いいから早く!!!むかっクルマ乗って!!」




…大急ぎで車を出すオイラとおっ母さん(お父っつぁん&弟は不在)
部屋に置いてあったケータイを見ると、自宅への電話の直前にBちゃんからの着信履歴が3件…。




出発してすぐ、運転するおっ母さんに事情を話すオイラ…。
すると…




おっ母さん「…仁。言いにくいけど言っておくわ。お腹の子は…」

オイラ「むかっわかってんだよ!!そんなことは!!!むかっ

おっ母さん「…ゴメン。」




…車内での一切の会話が途絶える…




大急ぎでA子さんのマンションに到着すると、Bちゃんは支度を済ませ、
マンションの入り口でオイラを待っていた。




興奮状態でパニックになりながら、少しずついきさつを話すBちゃん。
どうやらBちゃんの元へ電話してきた警察官の話では、
A子さんは例の友人夫妻と3人で車に乗って移動中、交通事故に遭ったらしい…。




事故や病院の場所は、同じ愛知県内ながら結構遠い場所…。
夜の高速道路をひたすら飛ばすおっ母さん…。
しかし小型車なのであまりスピードは出ない。




後部座席で泣き震えるBちゃんを抱きしめながら、
お父っつぁんと弟に事態を知らせるメールや電話をして、
そのあとただずっと唇を噛みしめて険しい表情を続けるオイラ…




途中で少々道に迷いつつも、なんとか病院に到着したオイラ達。




すでに友人方の親族が二組ほど先着しており、病院に到着するないなや、
現在手術中でお腹の子はおろか、A子さん自身も
かなり危険な状態にある事を容赦なく告げられたオイラ達…。




オイラは待合室で、泣き続けるBちゃんをなだめながら、
警察官に事情を話されオイラも当日の事情を聞かれる…。
どうやら事故は、片側何車線もある大きな国道で、
A子さんと友人夫妻の乗った車が矢印信号に従って右折を試みたところ、
赤信号を無視して猛スピードで直進してきた相手の車と衝突したらしい…。
(※後続車両の運転手と同乗者が証言
さらに事故の直前、同じ国道で事故相手の車が
不自然な蛇行運転をしていた事も証言。)




この段階では、相手も重傷を負って病院に搬送されていたので
詳しいことは分からないし、まだはっきりとは言えないが、
相手は飲酒運転だった可能性もあるとのこと…。
(※後に飲酒運転と判明。
翌朝、テレビのローカルニュースや地元の新聞でもこの事故が報じられた。)




おっ母さんは弟とお父っつぁんに状況を連絡したあと、必死に祈っている…。




ほどなくして、先述とは別の友人方親族が到着。
さらにそれからしばらくして、A子父とA子母も到着。タクシーを飛ばしてきたようだ。
立ち上がり、お父様(A子父)に無言で頭を下げるオイラ…。
しかし、無視されてしまった…。




お母様(A子母)に、今の段階でわかっている詳しい状況を話すオイラ…。




…それから少し経った時、オイラ達が到着してから一時間ぐらいだっただろうか…
オイラ達&他の親族達の元へ、二人の先生がやってきた…




手は尽くしたそうだが、A子さんは………




ダメでした。




大声でママァーと、叫ぶように泣くBちゃん…。
下を向き、ティッシュで涙を拭くうちのおっ母さん…。




A子さんの名前を呼びながら泣く、A子さんのお母様……。
深くため息をつき、無言で天を仰ぐお父様……。




そして…頭の中が真っ白になり愕然とするが、まだ悲しいという実感が全然湧いてこないオイラ。
きっと、まだ頭の中が事態を飲み込めていなかったのだろう…。




もう一人の友人の方は、相変わらず危険な状態で油断はできないものの、
今のところ一命は取り留めているとのこと……。
運転していた友人の御主人と事故の相手は、別の病院へ搬送されていた。




歓喜の声が上がる友人方の親族側。




天国と地獄とは、まさにこのことか…。




しかし…これに怒りのやり場がないA子さんのお父様が激怒☆澈☆




A子父「あんたらねぇ…不謹慎だとは思わんのかね!??え!??
元はと言えば、友人の方がウチの娘を遊びに誘ったそうじゃないか!
友人がウチの娘を誘ったりしなければ、うちの娘は!!……」




「お父さん!!やめてください!!」
……泣きながら訴えるお母様(A子母)。




涙で顔を歪め、その場を立ち去るお父様。
…シーンと静まり返る友人側親族たち…。




Bちゃんは「…ママ…ママ…」と、まるで悪い夢を見てうなされているかのよう。
声は枯れ、目は真っ赤っ赤に腫れ上がっている…。




…ずっとBちゃんの横について、少しでもBちゃんをなだめるオイラ☆m(__)m☆
やがて泣き疲れて寝てしまったBちゃん…。




オイラ達が到着して約2時間後、C男さんのご両親が到着。
到着と同時に、すぐさま無念の知らせが届く。
目を閉じて、大きなため息をつくC男父と、涙を流すC男母…。




しばらくしてC男父がオイラに

「お久し振りです。こんな形の再会になっちゃって…残念だね」

と話し掛けてきた…。




オイラ「…。本当に何と申し上げてよいのか…。」




ほどなくして、連絡を受けて飛んできたうちのお父っつぁんと弟が病院に到着。
こちらも到着と同時に無念の知らせ…




オイラはおっ母さんから

「辛いだろうけど…明日から色々忙しくなるだろうから、アンタも少し休みなさい」

と言われたが、無言で首を横に振ったオイラ…




そのすぐ後、看護婦さんから、遺体のお清めが完了したので
今からA子さんと対面可能という知らせが…。




先にA子父とA子母、C男父とC男母とうちの両親が向かい、
それに続いて、オイラの膝の上でスヤスヤと眠るBちゃんを起こし
Bちゃんを連れてA子さんに会いに行くオイラ…。




遺体にすがりついて大声で泣くA子母…。
その横で、必死に涙をこらえながら立ちすくむC男父&母…。




霊安室に、Bちゃんが恐る恐る入っていく…。
「…ママ…ねえママ…起きてよ。ママ…」
と言って「ママぁー」と大声で叫びながら泣き崩れるBちゃん……。




続いてオイラも霊安室の中へ…
今朝まですごく綺麗だったのが嘘のような、傷だらけの顔をしたA子さん……。
「A子…さん?」
とだけ言葉を発すると、今朝のA子さんの元気な姿や、A子さんとの思い出が
走馬灯のように頭をよぎり、涙がボロボロ出てきた。




……たまらず顔を抑えて退室するオイラ……。




…ひと気のない病院の階段に座り込んで、泣き続けるオイラ…。




…階段に座ったまま、どのくらい時間が過ぎただろう…。
トイレに行きたくなり、重い腰を上げる…。
トイレで用を足したあと、屋外の喫煙所へ…。




喫煙所へ行くと、タバコを吸っていたC男さんのお父様と鉢合わせした☆(^_^;)☆
会釈し、タバコに火を付けるオイラ。




しばし無言の、悲しみに支配された空気…。




C男父「…大変なことになっちゃったね。C男もきっとビックリしてるだろうなぁ。可哀相に…。」

オイラ「…全くです。」




…やがて屋内へ戻ると、おっ母さんがオイラを探して歩いていた…。

「あ、いたいた。…仁、出来るだけA子さんの傍に居てあげなさい…。」




霊安室へ戻ると、いつの間にか親族が増加していた。
推定40歳前後の知らないお兄さんから

「ああ、君がアネキの…話は聞いていたよ。しかしほんとに若いなぁ(苦笑)。
A子の弟です、はじめまして。
…もっと違った場で挨拶したかったね。」




と声を掛けられ、会釈するオイラ。
Bちゃんは廊下のベンチで寝てしまっている…。




霊安室の隅で座り込むオイラ…。
やがて看護婦さんから葬儀の話がはじまり、
翌日の午前中には遺体を葬儀場へ移動してほしい旨の話をされる…。
おそらく翌日夜が通夜、翌々日に葬儀になるだろう…と。




相変わらず下を向いて座り込んでいたオイラだが、
しばらくしておっ母さんに呼び出された。
退室すると、医者の先生が居て…




オイラに、A子さんのお腹の赤ちゃんの死亡届を提出してほしい…と…。




おっ母さんが、横で泣いている中
「…わかりました。」
と答えるオイラ…。




おっ母さんが「仁、ちょっと来なさい」

オイラ「…。」




おっ母さん「まだ入籍の前だから、通例なら通夜&葬儀の喪主は
C男さんのお父様になります。
もう入籍していれば、アンタで決まりだったんだけど…。




…でもね、C男さんのお父様(C男父)は、喪主をアンタに譲りたいって…」




オイラ「喪主??オイラが??」




おっ母さん「ええ。『入籍前とはいえ現状の実質的な亭主はアンタだったんだから、
里村くん(オイラ)に譲るのが道理だろう』って…☆汗




…でもね、あのガンコジジイ(A子父)が、それを猛反対してるわ。
『もしあの小僧(オイラ)が喪主で通夜と葬儀を執り行うなら、ワシは欠席する』
って言い張ってるの…。




いま、C男さんの御両親(C男父&C男母)と、A子さんの弟さんとお母様(A子母)の、
四人で説得してるんだけど、
今のところあのガンコジジイ(A子父)は全く聞く耳持たずで…。




本当はまたブチ切れてやりたいけど、ここは病院だしさすがにそんな空気じゃ…」




オイラ「…いや、もういいよ。
あんな人でも、A子さんの父親なんだ…。
オイラが喪主を辞退すればそれで済む話なんだから、オイラは喪主を辞退するよ…。」




おっ母さん「…。」




しかし…C男父がオイラの方へ歩いてきたので、喪主の辞退を申し出たオイラだったが




C男父「いや、これは譲り受けてもらわないと困るよ。
費用はこちらで持つから、安心してくれ。
本当にあのお父さん(A子父)には困ったもんだよ。まるで子供だ…。




あのお父さん(A子父)の事は気にせずにやるといい。いいね?」




オイラ「はあ…C男さんのお父様が、そこまでおっしゃるのなら…。」




やがて夜が明け、外が明るくなってきた…。




Bちゃんが目を覚ましたようで、オイラの横に腰掛けてきた…。




「…ママ…」とつぶやいて、オイラに抱きついて泣くBちゃん…。




Bちゃんを抱きしめ、一緒に泣くオイラ…。




…やがて…泣き止んだBちゃんが
「…パパだけじゃなく…ママも…。
なんでいつも私だけ??…。」
と、真っ赤な目と枯れ果てた悲痛な声でオイラに訴える…。




…なんて声を掛けたら良いのか、全くわからないオイラ…。
無言でBちゃんを再び強く抱きしめる…。




しばらくして、お父っつぁんとおっ母さんの指導のもとでオイラが手配した葬儀屋が到着し、
病院の玄関で葬儀屋と色々話し込むお父っつぁんとおっ母さん…




ちなみにA子さんの妹は遠く離れた地に嫁いでいるため
この日、午後到着の飛行機で到着予定とのことだった。




静まり返った誰も居ない霊安室でA子さんの冷たい手を握るオイラ…
この3年近くの間の、A子さんとの思い出が次々と頭の中をよぎり、涙が止まらない…。




最後に、A子さんの顔を見つめながら
「A子さん…。愛してます…。」
と話しかけ、霊安室を出たオイラ…。




霊安室を出ると、おっ母さんとお父っつぁんが歩いてきて、




おっ母さん「…仁。葬儀屋さんがいらっしゃったわよ。
アンタにも色々話があるそうだから、行きなさい…」




そう言われ、病院の玄関へ向かうオイラ。




第七章へ続く




~あとがき~

オイラもBちゃんも、この日のことは丸3年以上経過した今でもはっきりと覚えています。
Bちゃんの日記帳にも、事細かに書いてありました。





次に職場へ出向き、さっそく職場の責任者に一連のA子さんとの出来事をお話し、
オイラの方が退職させていただきたい旨を報告したオイラとA子さん☆(^_^;)☆




…最初は驚きを通り越してア然とする責任者☆★☆笑
でも、やがて落ち着いてくれて
「まあ何はともあれ、おめでとうドキドキ頑張れよ里村くん☆桜☆」
と祝福してくれた☆(^o^)☆




噂はその日のうちに職場全体に広がった☆m(__)m☆笑
ほとんどの人が動揺を隠せなかったものの、
「おめでとうドキドキ」「お幸せにドキドキ」などと祝福してくれた☆ドキドキ溿☆




…その中でただ一人、非常に気まずそうな雰囲気の、例のセクハラ中年☆澈☆笑
そのセクハラ中年に、敢えてニコニコしながら親身に接する、ちょっぴり意地悪なオイラ…☆ドキドキ☆笑




A子さんの実家にも、ご挨拶へ伺うことになった☆(^_^;)☆
しかし…自分の実家のはずなのに、何故かあまり乗り気ではないA子さん…☆汗
この時には、すでに嫌な予兆や予感があったようだ…☆(T_T)(T_T)☆




しかし、そうは言っても結婚の挨拶をしない訳にはいかず、
決まった日にA子さんとBちゃんと…
なぜか、うちのおっ母さんまで付いてきた☆m(__)m☆笑
当日、おっ母さんに成人式以来となるスーツを無理矢理着せられるオイラ…☆炅☆笑




もちろん、来なくていいと散々言ったが聞く耳を持たず、
前日に美容院まで行く気合いの入れよう…☆澈☆笑
本当はお父っつぁんも連れて行く予定だったらしいが、仕事でやむを得ず断念…☆汗☆笑
しかし、まさかおっ母さんを連れて行った事が幸いするとは、
まだこの時は全く予想していなかった…☆汗




やがて、A子さんの実家に到着☆家
ごくごく普通の一軒家だ☆(^_^;)☆
A子さんがピンポンを押すと、中から少しバタバタと音がして
「…入りなさい。」と、ドスの効いた低い声が響いた☆汗




A子さんが家に入り、オイラ達も後ろから続く☆(*_*)☆
険しい表情のA子さんのお父様が玄関で仁王立ちしている…☆澈☆

さすがにこの時にはオイラも
「う…☆澈☆これはヤバイ…★炅★」
と、直感的に察知した☆(>_<)☆




A子さんが「お父さん、あのね…」と言った瞬間、
お父様はパシーン!とA子さんに強烈な平手打ちw(゚o゚)w




直後にお父様はA子さんの胸ぐらを掴み
「一体何を考えとるんだお前は!!C男くんが亡くなってまだ二年だというのに…!!
ハタチやそこらの小僧と色恋沙汰…しかもその歳で妊娠までしただと!??
今やワシらは親戚中の笑い者じゃ!このバカ娘がぁ!」




と大声で怒鳴り散らした☆澈☆
慌ててお父様を止めに入るオイラとBちゃん★(>_<)★




Bちゃん「お爺ちゃん!やめて!」

オイラ「お願いですお父様!暴力はやめて下さい!
責任は全て僕にありますから!」




A子父「貴様が例の小僧か…よくもうちの娘を…。
やっぱり目当ては金か!??…言っておくが金なら、うちにもC男くんの実家にも無いぞ!」




オイラ「お父様!僕はそんなつもりじゃ!…」

A子父「黙れ!ワシは貴様のようなチャラチャラした小僧の父親になった覚えはないわ!」




A子母「A子…あんた自分のした事がわかってるの??
…聞けばアンタ、C男さんが亡くなって半年そこらで、
その坊やとお付き合いを始めたんだってね…。

母さんはあんたを、そんなはしたない娘に育てた覚えはないよ!」





A子さん「お母さん…そんな…」

…A子さんの瞳から涙が溢れる。




A子母「どうしてもその坊やと一緒になるって言うなら、
二度とうちの敷居を跨ぐことは無いと思いなさい。
…アタシャあんたなんか、産まなかった事にするからね!」




…その言葉を聞いて、声を出して泣き崩れ、
玄関にへたれ込むA子さん…☆炅☆




…A子さんに寄り添うオイラとBちゃん★炅★




…いきなりとんでもない事になってしまった★澈澈★




話は、C男さんのご両親の話へ…☆(>_<)☆

A子父「うちは他に、長男と次女の一家がいるから良い。
けどな、C男くんは一人っ子だったんだぞ?
高齢のC男くんのご両親の面倒を、A子が見ないで誰が見るというんじゃ…。
元々ワシは、そのつもりでお前を嫁に出したんだぞ?
…だからワシはC男くんが亡くなってすぐ、今のマンションを引き払って
C男くんの実家に移住しろと、あれほど強く言ったのに…」




Bちゃん「もうやめてよ!☆炅☆ママは介護マシーンじゃないんだよ!??
パパの介護で散々苦労したのに、この上お爺ちゃんやお婆ちゃんの面倒まで見ろだなんて…
(Bちゃんも泣き出しちゃった…☆炅☆)
…ママは…幸せになっちゃいけないの?…」




A子父「B!お前には関係の無い話だ。黙ってなさい!
とにかく!お腹の子供はすぐに堕ろしなさい!
そんな子供が、産まれてきて幸せになれるはずがなかろう!むかっ




…A子さんもBちゃんも泣いてしまってるし、ここまでボロクソにコキおろされると、
もう何を言っていいのか全くわからないオイラ…☆炅☆




と、ここで突如、ずっと後ろの方で様子を伺っていたおっ母さんが登場☆汗




おっ母さん「…。ちょっと待ってくださいよむかっ

A子父「ん!??なんだアンタは?」




おっ母さん「…このチャラチャラした小僧の母ですがなにか?☆(^o^)☆(ニコニコ)
…大人しく黙って聞いてれば、他人ん家の息子を小僧だの、チャラチャラしてるだの、
挙句の果ては遺産目当て?




…冗談じゃありませんわ。仁はうちの大事な長男ですよ?
確かに昔からこの子は勉強はあまり得意じゃなかったですけど、
あんたが言ってるような不逞な人間に育てたつもりはありませんわ!むかっ




A子父「何ぃ~?なんだとぉ?むかっ
元はと言えば、あんたの所のバカ息子がetc…」




オイラ(小声で)「ちょっとちょっとおっ母さん!☆澈☆まずいって!★澈澈澈★」




おっ母さん「うるさい!むかっ…A子さん、Bちゃん、帰りましょ。
いくら実の父親でも、こんな暴力主義のローガイと話をするのは時間のムダだわむかっ




A子父「なんだとむかっ…ハッ、この親にしてこの子ありだな!(苦笑)」




おっ母さん「なんですってー!!むかっ




…おっ母さんという名の火山が大噴火…☆澈☆笑




もの凄い口調でお父様&お母様と言い合う、うちのおっ母さん…☆むかっ☆笑
オイラとA子さん&Bちゃんは完全に置いてけぼりだ…m(__)m笑




とりあえずオイラはA子さんとBちゃん連れて、
いったん車へと退散する…☆汗
特に、実の母から勘当宣告を受けたA子さんは相当ショックを受けているようで、
しばらく涙と痙攣が止まらない☆(ToT)(ToT)☆
お腹の子に影響しないか、心配で堪らなくなるオイラ…☆ハートブレイク澈☆




応急的に二人をなだめた後、またA子さんの実家の玄関へ戻ると
まだ顔を真っ赤にして言い争っているおっ母さんと御両親★むかっ濵★笑
再びオイラが駆けつけた時にはちょうど…




A子父「絶対に堕胎させる!!むかっ

おっ母さん「いいえ!!堕胎なんて私は絶対に許しません!☆むかっ煆☆
そもそも実の娘に堕胎しろだなんて、あなたそれでも父親ですか!??むかっ

とかなんとか言って、モメている最中だった…☆ハートブレイク澈☆




あまりの剣幕に、近所の人達が様子を見にくる☆m(__)m☆
嗚呼、ものすごく恥ずかしい…★濵濵★




…もう、全くオイラの手に負える状況ではなかった☆澈☆
なんと、最終的にはうちのおっ母さんがA子さんの御両親を打ち負かした…w(゚o゚)w笑




まあ、相手が二人とも高齢者だった事もあるかと思うが…☆(T_T)☆
最後は怒りに任せて玄関のドアをガラガラガッシャーン!!と閉め
「ふぅ~スッキリした!」
とつぶやき、清々しい表情で退散するおっ母さん…☆汗☆笑




う~ん…m(__)m我が母ながら、母は強し…★澈★笑




帰り道…気を取り直しファミレスで4人でお食事☆ナイフとフォーク




ファミレスに入っても落胆したままのA子さんとBちゃんに、おっ母さんは…☆汗




「二人とも元気出しなさいって!☆(^0^)☆
A子さんも、もうあんな家に帰らなくても、
今日から私の家を本当の実家だと思いなさい☆☆




Bちゃんも、私と仁のパパの事を、もうひとつの本当の両親だと思ってくれていいのよ(^0^)(^0^)
ほら!うちって男ばっかりじゃない?m(__)m
昔から、女の子欲しかったのよー☆ドキドキ☆」




オイラ「…いやでもおっ母さんそれは…」




おっ母さん「いいのよ!むかっ
あんな頭にカビの生えたような糞ジジババどもの思い通りにさせるもんですか!☆むかっ
仁!アンタはこの二人と、お腹の子を幸せにする事だけ考えてればいいの!むかっ
せっかくこうして、家族になれたんですもの…ドキドキ一緒になるべきに決まってるじゃない☆ドキドキ




…アンタ、万が一浮気なんかしたら、もしA子さんは許したとしても
お母さんは絶対に許さないからね!むかっ




オイラ(心の中)「いや、糞ジジババって…☆汗☆笑
自分だって糞バ(以下略)笑
しかも、この間まで結構戸惑い気味だったくせに、
なんなんだよこの変わり様は…★m(__)m★笑」




おっ母さん「あとBちゃん、高校卒業後の進路は、
遠慮なく自分の好きな方へ進学しなさい☆(^0^)☆
学費は、おばさんが何とかしてあげるドキドキ




A子さん&Bちゃん&オイラ「エエッ!??☆汗☆」




A子さん「いやでも、それはいくら何でも申し訳なさすぎます!★澈★
里村さんからすればBは他人の子ですし、そこまでしていただいては…(>_<)」




Bちゃん「そうですよおばさん!
私バイトしてるし、自分で何とかするつもりでいますから…☆涬☆」




おっ母さん「だからぁ!☆☆いいって言ってるでしょ?
私達は家族なんだから(^o^)遠慮する必要なんかないのドキドキ




A子さん「…里村さん…」




おっ母さん「もう!『お母さん』で良いって、さっき言ったでしょ??☆桜溿☆
って、A子さんより私の方が年下だけど…( ̄ω ̄)笑」




感激し、また泣き出してしまったA子さんとBちゃん☆桜炅☆




おっ母さん「あーあー、もう…泣いちゃダメよぉ☆桜溿☆お腹の子に障るでしょ?ハートブレイク
そのお腹の子は、私の可愛い孫でもあるのよ☆ドキドキ☆」




…泣きながらうなずくA子さん☆桜




一見すると散々なようにも思えるこの日…☆炅☆
奇しくもオイラは、今までの人生の中で一番おっ母さんを尊敬した日になった…☆桜溿☆




いったんオイラの自宅へ向かいおっ母さんを降ろしたが、おっ母さんから
「今日はA子さんとBちゃんのところに泊まって、傍にいてあげなさい」
と言われたオイラ☆汗




着替えとお泊りセットを持って、A子さんとBちゃんとともにマンションへ向かうオイラ…☆汗




マンションに到着し、オイラは二人に話す…☆涬☆




「A子さん、Bちゃん…☆汗
オイラは何を言われても平気のつもりだったけどさ…
でもまさか、あそこまで言われるとは…★炅★




いや、オイラが言われる分には、ほんとに全然構わないんだけどね…(>_<)(>_<)
うちのおっ母さんはああ言ってたけど、
A子さんにとっては実の両親だし、Bちゃんにとっても実の祖父母なわけじゃん★涬★




…あの様子じゃオイラ達のこと簡単には認めてくれそうにないし、
オイラのせいでA子さんの御両親とA子さん&Bちゃんが険悪になるのは、
やっぱりオイラも申し訳ない気持ちになるよ…オイラが原因なんだしね☆炅☆」




と、今の自分の心境を率直に伝えた☆(>_<)☆




しかし、
A子さん「…そんな事言わないでよ☆炅☆
いま仁くんに見限られたら、私とBは一体何を支えに生きていけばいいの?…★炅★」




Bちゃん「そうよ!…お兄ちゃん、弱気になんてならないでよ!」




オイラ「A子さんを見限るなんて、そんなつもりは…★澈★
でもさ、オイラだって人間だもん…(T_T)(苦笑)
あそこまで好き放題言われちゃったら、そりゃ少しはヘコむよ…☆炅☆
オイラ自身は、結局何も言い返せなかったし…☆(ToT)☆」




そう伝えると、A子さんは目の前にBちゃんがいるにも関わらず、
オイラをそっと…抱きしめてくれた☆(^_^;)☆




オイラ「A子さん…」




A子さん「…私はね、本気であなたの子供が欲しいと思った半年前から、
今日起こった事と言われた事…そして、この事態は覚悟の上でした☆桜
…だって、それでもあなたの子供を残したいって思えたから…☆ドキドキ☆」




オイラ「A子さん…☆ドキドキ☆」

Bちゃん「ママ…☆桜☆」




A子さん「うちの両親は本当は悪い人間じゃないんだけど、
ちょっと考えの古いところがあってね…☆涬☆
昔から『デキ婚』とか毛嫌いしてたから…☆炅☆




昔から長女の私には厳しかったの…(>_<)(>_<)
私が女子大生の頃にも、ボーイフレンドを連れていったら
門前払いされたことがあったわ☆桜
あの時は結局そのことが引き金になって、そのボーイフレンドとは別れちゃった…☆ハートブレイク炅☆




最近は高齢になって、以前より輪を掛けて頑固さが増してきたの★(>_<)★



だから今日のことは、ずっと前から覚悟してた…。
今日挨拶に行くからって母(A子母)に電話した時も、
母は怒りを通り越して呆れてたし、そのときに母からも
『きっとお父さん(A子父)は、怒り狂うわよ』
って言われてたの…★ハートブレイク澈★




謝って許してもらえる問題じゃないと思うけど、
私の両親のせいで仁君やお母様(おっ母さん)を傷つけてしまって、本当にゴメンなさい…☆桜炅☆




でもお母様(オイラのおっ母さん)から、あんな風に言ってもらえるなんて、思ってもみなかった…☆桜溿☆
だから、私は不幸だなんて全然思ってないわ…☆桜
それどころか、こんなにも幸せで本当にいいのかな?とすら思ってるの…☆ドキドキ☆」




Bちゃん「…私も同じ。ママにあんなひどい事言ったお爺ちゃんとお婆ちゃんなんか、もう会えなくたっていい!☆炅☆
お兄ちゃんやお兄ちゃんのお母さんに、私達の傍に居てほしいよ…☆炅☆」




オイラ「二人とも…☆桜☆」




その日の夜、A子さんとBちゃんと、3人で寄り添って寝るオイラ達…☆(^_^;)☆
なんだかこの日、オイラ達は本当の『家族』になれた気がした…☆桜




この日以降、オイラは実家とA子さんのマンションで
週のうち半分ずつを過ごす生活を送り、おっ母さんやA子さんも
お互いの住居を頻繁に行き来するようになった☆桜溿☆




A子さんのマンションのキッチンで、二人並んで談笑しながら
お料理に励むA子さんとうちのおっ母さん…☆ナイフとフォーク




ハタから見ると年齢の近い友人同士にしか見えないが、
これでも立派な嫁姑だ☆( ̄▽ ̄;)☆笑
御挨拶の日の数日後に、A子さんはお詫びとお礼を兼ねて、
オイラの家族全員に手料理を振る舞ったのだが、おっ母さんは一口食べただけで
自分よりA子さんの方が料理が上手な事を認めていた☆ナイフとフォーク☆笑




おっ母さん「仁!☆☆こんなにお料理の上手なA子さんは、絶対アンタには勿体ないわ!m(__)m
せいぜい捨てられないように頑張りなさいよ!ハートブレイク笑」




A子さん「いえそんな…☆桜溿☆私に勿体ないのは仁くんの方ですわ…☆ドキドキ
今でも『本当に私なんかで良いのかな?』と…」




おっ母さん「何言ってるの?(^_^;)あなたは、うちの大事なお嫁さんよ☆桜
改めまして、こんなバカ息子ですが、息子をどうぞよろしくお願いしますドキドキ溿」




A子さん「お母様…☆桜☆」




お父っつぁん「うんドキドキおいしいですね☆ナイフとフォーク
…どうです?仁みたいなお子ちゃまじゃなく、今からでも僕と…ドキドキ

おっ母さん「むかっ(バシッ!!)むかっ

お父っつぁん「痛ッ!!☆澈☆冗談だって!冗談!」




…これが、あながち冗談でも無かったらしい☆汗☆笑
あとからおっ母さんに聞いた話だが、お父っつぁんもA子さんの事を相当気に入っており、
オイラがA子さんを自宅へ連れてきて以降、普段は口数の少ないお父っつぁんがことあるごとに
「本当に綺麗な人だドキドキ」「俺が口説きたいぐらいだドキドキ
と言ってたらしい…☆ハートブレイク汗☆笑
ある意味、オイラよりもA子さんを気に掛けていたとか…☆m(__)m☆笑




おっ母さんは、そんなお父っつぁんを見て
「やっぱり親子だな…」
と思うと、笑いが止まらなかったそうだ☆桜☆笑




でも…まさかここまで来て、この頃がオイラ達家族とA子さん&Bちゃんにとって
最も幸せな時間になるとは…一体誰が予想しただろうか?…




第六章へ続く









晴れて正式にカップルとなった、オイラとA子さん☆ドキドキ溿☆
実の母親よりも年上の彼女という、日本では珍しいカップルだ☆ドキドキ濵☆笑




二人で話した結果、職場やお互いの両親&親戚・友人知人などには、
相応の時期が来るまでは交際の事実は内密にした方が良いという事で一致した☆汗




職場ではとくに『職場内恋愛禁止』という明確な決まりはなかったが、
万が一カミングアウトして人間関係がこじれたりすると面倒なので、
とりあえずは秘密という事にした☆★☆




例のセクハラ中年のA子さんへの尻タッチや胸タッチなどにも、
「ちょっとちょっと、やり過ぎです。訴えられますヨ★m(__)m★」
などと、以前と変わらぬ冷静さを装いつつも
内心ではめちゃくちゃムカつきながら耐えていたオイラ…☆むかっハートブレイク☆笑




そのバカ中年のセクハラを目撃して次にA子さんに会った時は、
オイラはバカ中年に嫉妬してスネたりしていた…☆ドキドキ濵☆笑




でも、A子さんはそんなオイラを可愛いがってくれ、抱きしめたりしてくれた☆ドキドキ溿☆




付き合ってすぐの頃の日曜日の昼下がり…Bちゃんは友人達と遊びに出かけていた☆桜
なんとなくいい雰囲気になるオイラとA子さん☆ドキドキラブラブ!




その時にA子さんの方から、前回の職場での出来事が、
実に約10年振りの情事であったと聞かされた☆汗
片やオイラも4年振りで、しかも前回は一回きりの上内容もほとんど相手任せ…☆涬☆
お恥ずかしながら、経験値としてはほぼゼロに等しかった★m(__)m★




ソッチの方ドキドキ(笑)では、経験の少ないオイラは手さぐりながらもA子さんのブランクや年齢に配慮して
何よりも優しくする事を第一に心掛け、決して無理はしなかった☆汗
途中までで止めたこともかなりあった☆m(__)m☆




この時、様々な理由と要因から、避妊は絶対という話もされた☆汗
確かに、万が一間違いが起きてしまったら…m(__)m
A子さんの年齢で出産となると、不可能ではないにしても
母体にも子供にも相当な負担がかかる。
また、出産後の育児の問題などもある…★ハートブレイク涬★




これはオイラも納得した☆汗
でもA子さんは、オイラの想像よりも遥かに気にしていたようで、ある時




「決して仁くんを愛していないとか、信用していないとか、
そういうわけじゃないからね☆(>_<)☆
それだけは信じて…お願い。
…私だって、『あと10歳若かったら…』って…☆(>_<)☆」




と、悲痛な声と表情でオイラに話した☆(ToT)☆
そっとA子さんを強く抱きしめるオイラ…☆桜ドキドキ




オイラ「…そんな事気にしてたの?ハートブレイク(T_T)ハートブレイク
まあ…無理もないか☆溿☆
でもオイラは、それも承知でA子さんを好きになったんだし、付き合ってるんだからね☆ドキドキ
それだけは忘れないで…☆桜☆」




…A子さんも、オイラに抱きついてくれた☆桜溿☆




職場では、以前と変わらぬオイラとA子さん☆(^_^;)☆
プライベートで男女の仲になった事以外は特に以前と変わらなかったので、
お互い、以前の二人を意識して演じたりすることもなく、
ありのままの二人でいられたので、気持ちは楽だった☆桜溿☆




でも何度か、他の人から冗談で
「お前ら本当は付き合ってんじゃねーの?☆ドキドキ☆笑」
と言われた時は、心臓が止まるかと思うぐらいドキッ!!w(゚o゚)wとした☆桜




お互い、何とかやんわりと否定してはぐらかしたが、
あとで「あ~ビックリした…( ̄▽ ̄;)」などと、笑いながら話したりしていた☆濵☆笑




そして3ヶ月、半年、気付いたら一年と、時間はアッという間にどんどん過ぎていった…☆桜溿☆
この頃には第一章の退職の件など、オイラも周囲もすっかり忘れていた☆m(__)m☆笑
Bちゃんも一緒に、3人でお出掛けする事もしばしば…☆桜




そういえば、当時開催されていた愛知万博にも、3人で行ってきたっけ…☆(^0^)☆
ただ念のため、二人っきりのときにしろ三人のときにしろ、職場の近くは極力敬遠していた☆汗




Bちゃんも相変わらずオイラの事を慕ってくれて、
三人で一緒にA子さんのマンションでお昼寝したりする事もあった☆(^_^;)☆
当のオイラは、両サイドから密着されてちょっと暑苦しかったけど…☆(^_^;)☆笑




ただ…やはりどこか亡くなったC男さんに申し訳ないという気持ちが常にあり、
感謝の気持ちと合わせて持ち続けていた☆(>_<)(>_<)☆




以前からC男さんには、実に複雑な思いを抱いていたオイラ…( ̄ω ̄)
申し訳ない思い・感謝の思い・羨望心・嫉妬心・尊敬の念etc…☆汗




写真も見せてもらったし、3人でお墓参りにも行かせてもらった☆(^_^;)☆
見た目は、他人のオイラから見ればどこにでもいそうなフツーのオジサンで、
本当に心の優しい人だったそうだ…☆汗




A子さんとは同い年で、お話した通り晩年はお気の毒だったようだが、
A子さんもBちゃんも、二人とも今でもC男さんの事を愛し、尊敬し、慕っているのが、ものすごく伝わってくる…☆桜溿☆




二人に言わせると、C男さんとオイラは全く別の存在らしい☆(^_^;)☆
ただ色んな意味でそれは当然だと思うし、オイラ自身も同じ存在になりたいとは思わなかった☆(^_^;)☆




ある日、Bちゃんが突然オイラとA子さんに




「ねえママ&お兄ちゃん☆☆
パパが病気だった頃はそれどころじゃなかったし、
パパが死んじゃってからは諦めてたんだけど…
私、ずっと弟か妹が欲しかったの☆ドキドキ
ねえ☆♪今からでも作ってよドキドキきっとまだ遅くないよ!(^o^)」




と言われた…☆ドキドキ
お互い顔を赤くしながら目が合い、恥ずかしくて視線をそらすオイラとA子さん☆ドキドキ濵☆




その日、Bちゃんと二人になったときにオイラはこう返答した☆(^_^;)☆




「ありがとうドキドキBちゃんにそんな事言ってもらえて、すごく嬉しいよ…ドキドキ
…でもね☆汗☆そりゃオイラは全然構わないし、むしろ望むところだけど
ママの事も考えてあげなきゃ…☆(>_<)☆




そりゃ確かに、まだ無理ではないのかも知れない☆汗
でもBちゃんも女の子だから、もし今のママが子供を産むとすれば、
それがどれだけ大変なことで、どれだけママの体やお腹の子の負担になるのか…わかるよね?(>_<)(>_<)




それに、子供って産んでハイ終わりじゃないんだし…☆汗
産んでからの方が、ずっとずっと大変なわけで…☆(>_<)☆
でもオイラも、きっとママも、Bちゃんさえ居てくれればそれで全然構わないからさ☆ドキドキ溿☆」




とBちゃんを説得し、その日は渋々ながらBちゃんを納得させたオイラ☆汗




ところが、それからのA子さんは何だか時々オイラをジーっと見つめたり、
ボーっと考え事をしたりして、どこか様子が変…☆汗




それからしばらく経ったある日…二人でキッチンにいた時、突如A子さんがオイラに
「あんまり自信ないけど…作ってみる?」
と、小声で言った☆汗




最初オイラは何のことかさっぱりわからず、
「え?何を??☆m(__)m☆」と、普通に聞き返した☆汗
A子さんはうつむきながら、「…子供…」と、小さくつぶやいた☆濵☆




オイラ「えっ!??ちょっ…☆ドキドキ濵☆急にどうしちゃったの!??☆濵☆」




A子さん「…この間、Bから言われたでしょ。
私はC男さんが病気になってから、まだ幼いBに辛い思いばかりさせてきた…。
だから、これからはできるだけBの望みを叶えてあげたいの…☆桜




それに私自身も、実はずっとどうしようか悩んでたの☆涬☆
だって、もし本当に作るなら…少しでも急いだ方がいいじゃない?☆汗




確かにものすごく大変だろうし、不安でいっぱいだけど…(T_T)(T_T)
私の歳が歳だし…☆ハートブレイク澈☆」




オイラ「いやいや、そりゃもちろん気持ちは嬉しいけどさ…☆汗
オイラは元々、どうしても自分の子供が欲しいわけじゃないし、
そんな事よりも、A子さんの体の方がよっぽど大事だし…☆(^_^;)☆」




A子さん「…。もし私がそれでも、どうしても仁くんの子供欲しいって言ったら?…」




オイラ「…A子さん…☆ドキドキ桜☆」




…子作り開始ドキドキラブラブ!




しかし、当然ながらすぐに思い通りの結果が出るはずもなく、
半年ほど経過したある時…A子さんが

「やっぱり…私の歳じゃ無理なのかなぁ?☆ハートブレイク炅☆」

と、悲痛な声と表情でオイラに言いました…☆(T_T)☆




オイラは後ろからそっと抱きしめてあげて

「…あと数ヶ月頑張ってみてもダメなら、一度病院へ行ってみる?☆汗
オイラも一緒に行くからさ…☆ドキドキ
もしかしたら、オイラの方に何か異常があるのかも知れないし…☆涬☆」

と、伝えた☆(^_^;)☆

その日の晩、同じ布団の中で…




オイラ「…A子さん、まだ起きてる?」

A子さん「ん?…なあに??☆(^_^;)☆」




オイラ「前から気になってたんだけど…なんでA子さんは、
そんなにまで子供にこだわるの?☆汗




前にも話した通り、オイラは別に『どうしても』って訳じゃないし、
むしろ、そのためにA子さんが無理をしたり傷ついたりするのは…正直、本望とは言えないかな…☆(T_T)☆」




そう言うと、何も言わずにオイラを強く抱きしめるA子さん…☆桜ドキドキ
少ししてから

「…きっと、仁くんも実際に自分の子供ができたら、その理由がわかるよ…☆溿☆」

と言われた…☆桜




そしてこの時のA子さんの言葉の通り、この理由を悲痛なまでに思い知らされる後の日のオイラ…(>_<)(>_<)




それから一ヶ月ぐらいした頃、あっけない結末が…☆桜




オイラとBちゃんの前で、「…できたみたいドキドキ」と、
オメデタを報告するA子さん☆桜溿☆
どうやら体調に僅かな異変を感じ、オイラに内緒で病院へ行ってみたら…という訳らしい☆(^_^;)☆
キャーキャー言って喜ぶBちゃん☆ドキドキ




ついに、結婚の二文字へ片手が届いたように思われるオイラ☆(^0^)☆
しかし同時に、「本当の苦難はここからだな…☆汗☆」と
腹をくくったオイラだった…☆汗




その日の帰宅後、オイラは両親に彼女が妊娠しているらしい事を報告☆ドキドキ濵☆
元々、「彼女が居る」という事だけは両親に伝えてあったオイラだったが、
A子さんがおっ母さんより年上とは言っておらず、
「オイラより『ちょっと』年上」
とだけ言ってあった☆m(__)m☆笑




オイラにブーブーお説教をするおっ母さんと祖母…☆むかっ
特に何も言わなかったお父っつぁん…☆汗☆笑
この期に及んでも、まだA子さんの年齢を明かさなかったオイラ☆(^_^;)☆笑




一週間後にオイラの家にA子さんを連れてくることに…☆家
A子さんを連れてきた時、両親や祖母が一体どんな顔をするのか
楽しみで仕方がなかったオイラ☆m(__)m☆笑




そして当日、緊張と申し訳ない思いと、罵倒されたらどうしようという
不安でいっぱいで、昨夜一睡もできなかったというA子さん…☆澈☆
まずはオイラがA子さんを迎えに行き、Bちゃんも連れてオイラの家へご挨拶に…☆(^_^;)☆




案の定、最初はてっきりBちゃんの方がオイラの彼女で
Bちゃんの母親のA子さんは、Bちゃんの付き添いで来たと思ったらしい☆m(__)m☆笑




A子さんとBちゃんを紹介すると、最初はよく状況を飲み込めないオイラの両親…☆(・_・)☆笑




A子さんは家に入るなり、なんと玄関でいきなりうちの両親に土下座…w(゚o゚)w




必死に止めるオイラや両親をスルーし、これまでの経緯を説明し、
全ては、年齢差を知りながら年甲斐と身の程を知らず、
オイラに惹かれてしまった自分の責任だと話すA子さん…☆澈☆
「その上で…もしもお許しを戴けるのであれば、息子さんを私に下さい!」とオイラの両親に願うA子さん☆汗




すぐにオイラも両親に、最初にA子さんにアプローチしたのはオイラの方だから
A子さんの話は事実と違うし、責任があるとすればオイラにあると反論☆炅☆




とにかくA子さんに、顔をあげるようにと説得するおっ母さんとお父っつぁん☆汗




その後、家族全員でお食事☆(^_^;)☆
食事の席で自分より年上だと聞き、驚きを通り越しア然とするおっ母さん…★(・_・)★笑




その後、A子さんとBちゃんを家まで送ったオイラ☆三日月
「も~☆m(__)m☆いきなり玄関で土下座なんてするから、ビックリしたじゃんかぁー☆汗☆」
などと話した帰りの車内…☆(^_^;)☆




無事A子さんとBちゃんを送り届け、オイラも帰宅すると
案の定、さっそく両親から「ちょっと来なさい」と呼び出されるオイラ☆汗☆笑




おっ母さん「…まずはお父さんからどうぞ。」




お父っつぁん「ええ!??俺!??
う~ん…綺麗な人だったなぁドキドキ
年齢的にも、仁より俺の方がお似合いだと思うんだが…ドキドキ

おっ母さん「…ちょっとぉ!!むかっ煆(バシッ)」

お父っつぁん「イテッ!☆炅☆」




おっ母さん「…仁。アンタはもう成人して、一応は大人なんだから
お母さんからとやかく言うつもりはありません。
A子さんの娘さんも、アンタによく懐いてるみたいだし(^_^;)
…ただね。再婚で、子供のいる人と一緒になるということが
一体どういう事なのか…ちゃんと理解と覚悟はしているわね?
それだけは確認しておきたい…☆(゚_゚)☆」




オイラ「…もちろんです。」




おっ母さん「ふ~ん。ならいいわ☆桜
あとアンタ、仕事はどうするの?☆m(__)m☆
さすがに結婚してもフリーターじゃ、まずいんじゃない?☆(・_・)☆」




オイラ「ああ。今度職場の責任者に事情を話して、
次のシフトにオイラを入れないようにお願いして、
退職させてもらうように手続きしてくる☆汗
そしたら本格的に、ちゃんとした仕事を探すつもり☆汗☆」




おっ母さん「…そう。ならいいわ☆(^_^;)☆
とりあえず、おめでとう(^o^)
A子さんを幸せにしてあげなさいねドキドキ




…横でずっと頷いてるだけのお父っつぁんm(__)m笑




オイラ「…ばあちゃんは何て言ってる?☆汗☆」

おっ母さん「う~ん…m(__)m
昔の人だから、まだちょっと複雑な心境みたい…(>_<)
でも、なんとか納得してくれるでしょう☆(^_^;☆)」




オイラ「…そっかぁ☆♪じゃあオイラからも説得してみようかなぁ☆(^_^;)☆」




こんな感じで話は終了…☆(^_^;)☆




しかし、この先に修羅場が待ち構えているということ…☆汗
この後事態が急変することなど、オイラも、A子さんもBちゃんも…うちの両親ですら、
誰一人として予想していなかった…☆(^_^;)☆




第五章へ続く